「教師のためのセミナー・総合学習と新聞活用」 2000年10月21日 於:中日新聞東海本社 ①(上)

今回は 20年近く前に 中日新聞東海本社で行われたセミナーである
「教師のためのセミナー・総合学習と新聞活用」1回目(上)の紹介です。



NIEが一般的な言葉となって随分経ちます。
新聞を購読している家庭が減少している状況を見ると、
新聞各社がNIEに力を入れる理由も想像できます。
わたしが子どもの頃は、意味が分からなくても新聞で大人の文を読んでいたものでした。
しかし、このごろの子どもが家庭で大人の文章に触れる機会はかなり減っています。
継続的に読む新聞で身に付く文章力は、かなり期待できるのではないでしょうか。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「昔は読むものが何もなかったから新聞を読んだ」
- 「ない」と求めるようになります。豊かさの中の貧しさを思います。


・「大図解」
- 現在はもうなくなっていますが、中日新聞さんは以前、サンデー版に「大図解」とい
 うテーマ別別紙が付いていました。社会科をはじめとして、教材となるよい資料でした。
 まとめたものもありますが、資料として古くなってしまっているのは残念です。
  これがほしいので、中日新聞を購読したのですが…。 
    

・「新聞紙としての利用もある」
- 書写で、図画工作科で、「新聞紙を持ってきてください。」と子どもにお願いすると、
 随分集まったものですが、このごろは前に比べると集まらなくなってしまいました。
もちろん、自宅の新聞紙を持っていくのですが、不便を感じる時もあります。


P1030141.JPG
<昨日の浜松市立北小学校閉校式 イベントの様子>


<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

ものづくりのまち 浜松
 山田卓司さんのすばらしい作品が 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください

浜松ジオラマファクトリー






☆「教師のためのセミナー・総合学習と新聞活用」 2000年10月21日 於:中日新聞東海本社 ①(上)


1.jpeg

◇西川代表(中日新聞東海本社=当時)    

○NIE 総合学習の中で


○東海本社地区は先進地区

 



◇荒屋昌夫(中日新聞東海本社編集局長・平成10年~ =当時) 

○静岡県NIE推進協議会 
 
  事務局は静岡新聞


○今夏(2000年)NIE全国大会が横浜で開催された

話題 
  ①「ルビないと読めないから教材にならない」と言う意見

  ②新聞紙としての利用もある

 ・昔は読むものが何もなかったから新聞を読んだ

→ 漢字を知らず知らずのうちに覚えた

現在 読むものがあると…



 現在  -  固定観念 情報 知識

※それ以外のものも…

○子どもの目は気付いている
 
 ① 一面下のカラードットは何か - 印刷

② 隅の穴は何か - 折りたたみ機械で引っかける


○中日新聞のNIE

①「子供タイムズ」夕刊 → 朝刊へ サンデー版?(現在はサンデー版=ハマコウ註)
 
 ②「大図解」三宅さんへ依頼すれば…
  1992年1月よりスタート

世界地図・日本地図+α

 ③「教育のページ」
水曜日

「生き生き通信」 ~ 保護者・読者へのお知らせ


○新聞社 

 読者の意見(ふれあいトーク)

学校現場の声

何らかの役に 助力
 




◇渡邊晴好教諭(浜北市立大平小学校

○全校24名の複式学級 
 
「情報教育」指定校


○新聞4紙(一般2紙 子供2紙)

 新聞には教材としての利点も問題点もある
→ 留意点3点

 
○全校での取り組み

 ①「新聞記事から考える」週2回

記事紹介 + 感想・意見・考え → 全校給食事に紹介(情報委員会)

ランチルームに掲示<学年別に>


 ②「新聞切り抜き作品づくり」

   4月オリエンテーション 興味関心のあるテーマに

小学生は「どこからどこまで」が記事なのか分からない



環境作りを! 
    ・「テーマ毎に記事を整理する棚」

・友達からも情報を


○教科への活用

 ・複式ゆえのやり方も

・初島小との交流 - テレビ会議

 ・投稿欄の活用 - 意見を集める

 ・国語 新聞から「漢字・地名」集め

  「○○」部首の字をさがそう(ラジオ・テレビ欄で)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック