「日本子育て物語-育児の社会史」 上笙一郎 筑摩書房 1991年 ⑫(最終)

「地球レベルで見直さなくては。
利潤追求を第二義に!」


本書のまとめの言葉のように聞こえました。




今回は 3月25日に続いて 上笙一郎さんの
「日本子育て物語-育児の社会史」12回目の紹介 最終です。


この要約を読み直し、本書が大変すばらしい本だと改めて分かりました。



出版社の案内には

「原始時代から現代まで―子どもの歴史と子育ての歩みを、豊かな資料を引きつつ興味深
 く語り、日本人の育児の知恵と子どもへの深い思いを明らかにする。 」

とあります。




今回紹介分「近代」③ 「現代」 から強く印象に残った言葉は…

・「産児調整運動を進めた勇気ある人々」


・「子供から『子ども期』を奪った時代」
- その時代が再びこないようにしなければなりません。


・「黒い影
 1 人間身体的な省力化 生物として致命的
 2 公害
3 核家族 母親と息子の心理的密着の度 → 自立遅れ曖昧
4 地縁共同体の希薄化・弱体化 → 我が家本位 ~ 遊び仲間を奪われた」
- わたしは、「地縁共同体の希薄化・弱体化」が気に掛かります。
  教育特区、教育に関する弾力化が本当に有効に働いているのでしょうか。 





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☆「日本子育て物語-育児の社会史」 上笙一郎 筑摩書房 1991年 ⑫(最終) 

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≪近代≫③
 
◇「赤い鳥」の歌声の中で - 児童表現の個性人へ

○縁ありてたつとき我に使われし


○子供自身の言葉子供自身のレトリックで


○子供を著者とする単行本の出現

 



◇「多産=多死」から「少産=良育」へ - 産児調整運動の山と谷

○与謝野晶子の12人の子供


○加藤シヅエとサンガー夫人
大正10(1921)年1月マーガレット・サンガー夫人との出会い

「バース・コントロール」


○産児調整運動を進めた勇気ある人々

 1922年 日本産児調整研究会 ~ 避妊


○「産めよ殖やせよ」政策へ
  産児調整への干渉 = 弾圧 

   1937年 加藤シヅエ逮捕

 



◇「戦力」とされた子供たち

○昭和10年代の子供たちは


○学徒動員と満蒙開拓青少年義勇軍


○特攻隊に純真無知の少年兵を


○子供から「子ども期」を奪った時代









≪現代≫
 
◇児童憲章から権利条約へ

○「児童憲章」昭和26(1951)年5月5日

子供に人格と人間的権利


○子供のために様々な社会運動

 



◇「母と子共育ち」の行方

○家事育児は楽しい仕事か


○ポストの数ほど保育園を


○主婦層による児童文化普及の運動


○「自分自身のため」よりも「子供のために」


○多様化し始めた女性の生きがい

 




◇子ども期空前の長さとなって

○労働を猶予されている人 = 子供

子ども期は前代未聞に長くなった


○アンバランスになった心身の発達

 「一人前」=自立
身体的自立・知能的自立・経済的自立・精神的自立


○豊かな生活の裏に潜む黒い影

 黒い影
  1 人間身体的な省力化 生物として致命的

2 公害

  3 核家族 母親と息子の心理的密着の度 → 自立遅れ曖昧

4 地縁共同体の希薄化・弱体化
我が家本位 ~ 遊び仲間を奪われた


○地球レベルで見直さなくては

利潤追求を第二義に!

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