「本当の学力は作文で伸びる」芦永奈雄 大和出版 2004年 ③(最終)

「書かせる際には怒らない」
「勉強しやすい環境を作る」

子どもの書く意欲をなくさないことが最も大切なことだとよく言われます。




今回は 3月19日に続いて 芦永奈雄さんの
「本当の学力は作文で伸びる」3回目の紹介 最終です。


出版社の案内には

「1日で偏差値が42から70になった高校生が誕生! しかも、短期間で国語はいうに及
 ばず、すべての教科で成績がアップした子が続出! にわかには信じられないかもしれ
 ませんが、正真正銘の事実です。実際、この驚異的な実績の噂を聞きつけ、著者のもと
 には、子どもの学力アップを切に願う親はもちろん、学校や塾の先生からも入塾の希望
 が殺到しています。
 では、短期間で成果を上げるための秘訣は? 『作文』を書くことです。作文を書くだ
 けで、本当に学力がアップするんです。
 でも、ただ書けばいいというわけではありません。本当の学力をつけるためには、それ
 なりのやり方があるんです。
 それが、著者考案の『ストーリー作文』。この本では、そのしくみを余すところなく明
 かしています。全国の親、教師必読の1冊です。」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「怒らない・責めない・押さえつけない」
-「書く」ことだけでなく他にも関連することです。


・「小学生ほど難しいものを教えるべきである」
- 認めながら鍛えることが大切です。


・「考えることに費やした時間が大きな力になる」
- 「ラク」をして力はつきませんね。

・「教育は人生を豊かにするものでなければならない」
- 最も大切なことだとわたしも思います。





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☆「本当の学力は作文で伸びる」芦永奈雄 大和出版 2004年 ③(最終)

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◇ストーリー作文実例集

 ① 「読み手を意識して書く」


 ② 「言いたいことをストレートに書かず読み手に意識させる」







◇我が子に「本当の学力」をつけるために

□あなたがこれからやるべき事

 怒らない・責めない・押さえつけない

 → 「勉強しやすい環境を作る」



 「書かせる際には怒らない」



□親はどこまで関わるべきか



子どもをやる気にさせるとっておきの方法
   
 ①「書くべき事」を引き出す発問 

 ②「定期的に書く」ことで脳を鍛えてもらう

 ③作文を通して親子間のコミュニケーションをとる


「小学生ほど難しいものを教えるべきである」
それでも偽物の勉強をしますか




□考える力・書く力 表現力はこうして身に付く

 無駄な学習はやめさせた。


 考えることに費やした時間が大きな力になる
「書くためにどれだけ考えたか」


「勉強がノルマになってしまうと力が付かない」
  


□我が子に愉しみながら学んでもらう究極の方法 

 ①「ほめること」

 ②具体的な目的を入れないこと 
  「何をするか」よりも「どうするか」

 ③勉強ができる人は勉強をしない
のびる子は将来の目標が決まっている。



□教育は人生を豊かにするものでなければならない



□ノーベル賞をとる条件

 ①子どもの頃大自然の中で遊んでいる

 ②親子に食卓の会話がある

 ③母親の愛に恵まれている








◇芦永奈雄 

 早稲田大卒 三田誠広に4年間師事

 2002年1月より 国語専門塾「小平村塾」

この記事へのコメント

2017年03月31日 10:23
こんにちは^^
70の手習いじゃないけれど、わたくしも作文でも書こうかしら。
パソコンで変換ばかりしていると漢字を書く能力がガタ落ち。
先日も「ひんぱん」と書こうとして漢字がどうしても出てこない(__; 文章も安易に流れる傾向がありますしね~
2017年03月31日 19:36
テストも、問題を解読出来なけれは答えは導き出せませんから、文章を読む力を高めるためには、先ず文章を書かせることが大切だと私も思います(^_-)
2017年03月31日 20:08
mimimomoさん ありがとうございます。
たよりもプリントもパソコンで作成することが当然のようになってきました。
しかし、掲示物のタイトルや文集等には、悪筆なのですが、できるだけ丁寧にと手書きを心がけています。
2017年03月31日 20:11
風来鶏さん ありがとうございます。
日記を文集にすると励みが出て意欲的に取り組もうとする子供が増えてきます(あらかじめ文集に載せることを知らせてあるのですが)。
人に読んでもらうことが励みになるのですね。

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