「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑨ /「父と息子の永い付き合い」松浦元男 鳥影社 1998年 ②(後半)【再掲載 2014.3】
今回は、9月2日に続いて山折哲雄さん、ひろさちやさんの
「死を見つめて生きる」の紹介 9回目です。
出版社の紹介には
「よりよい人生をおくるためにいま「生・老・病・死」を見直す。現代を生き
る人たちの死生観のあり方、残された時間を大切に過ごす生き方への提言。」
とあります。
本日紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「内村鑑三は『ヨーロッパ文明を受け容れながらヨーロッパ文明を支えたキ
リスト教という精神的基盤を全部抜き去って受け容れた』と批判した」
・「人間は放っておくと動物化、野生化する。そのためイニシエーションの施
設が必要だった。学校は、かつての若者宿のような文化的装置・調教の場
であった。現在、野生化する子どもたちをコントロールするための最後の
砦であったはずの学校でさえも、今、飼い慣らし装置という点では骨抜き
になりかけている」
・「飼い慣らしの機能を放棄したゆるやかな学校制度の中で子どもたちの魂
が死んでいっている」
・「日本の教育の原点はお百姓 であった。しかし、『お家のために犠牲にな
れ』と教える武家社会を教育のモデルにしてしまった。武士は子どもに
生活の知恵など教えない。国家のため、会社のためなら家を犠牲にして
もいいという馬鹿な価値観が植え付けられてしまった」
もう一つ、再掲載になりますが、松浦元男さんの
「父と息子の永い付き合い」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑨

◇いまや日本人には帰っていく場所がない(2)
<日本の家庭を崩壊させたもの>
□戦後教育の場から徹底して排除させた宗教 - 山折哲雄
内村鑑三の批判
「ヨーロッパ文明を受け容れながらヨーロッパ文明を支えたキリスト
教という精神的基盤を全部抜き去って受け容れた」と批判した
戦後50年の教育
教育基本法時文相 法学者 田中耕太郎(1890-1974)
検討委座長 政治学者 南原繁(1889-1974)東大総長
「ルネッサンス精神」と「宗教改革」
↓
いつの間にか宗教排除
◎ 50年を経て宗教、倫理の問題がどんどん陰に
□子どもは放っておくと野生化する - 山折哲雄
アメリカ心理学者の実験
何もないと殺し合いに
= 人間は放っておくと動物化、野生化する
↑
◎ だからこそイニシエーションの施設が必要だった
◎ 学校は文化的装置・調教の場
|
若者宿
※ 野生化する子どもたちをコントロールするための最後の砦であっ
たはずの学校でさえも、今、飼い慣らし装置という点では骨抜きに
なりかけている
|
◎学校は徹頭徹尾子どもたちを飼い慣らす装置であった
戸塚ヨットスクール
昔の若者宿はあれくらい平気でやった
|
放っておけば野生化する人間を何とかしなければという一種の共同
体的使命感
↑↓
◎ 飼い慣らしの機能を放棄したゆるやかな学校制度の中で子どもたち
の魂が死んでいっている
□武家社会を教育のモデルにしたのが失敗の原因-ひろさちや
遠藤周作、三浦朱門
◎「教育の原点はアメリカ西部劇のカウボーイ」にある
カウボーイの世界では父親が男の子にさまざまなこと、仲間と
のつきあい方や人間関係についても伝えた
母親は娘に大人になったとき役立つ技術を伝えた
(ハウスキーピング)
男をたぶらかす知恵や技術も…
↑↓
◎ 日本の教育の原点はお百姓
しかし、武家社会を教育のモデルにしてしまった
|
「お家のために犠牲になれ」
武士は子どもに生活の知恵など教えない
↓
◎ 国家のため、会社のためなら家を犠牲にしてもいいという馬鹿
な価値観が植え付けられてしまった
☆「父と息子の永い付き合い」松浦元男 鳥影社 1998年 ②(後半)【再掲載 2014.3】

◇学歴依存症
「安全の毛布」セイフティ・ブランケット
学歴という安全な毛布と子どもに与え続けてきたのでは?
◎幼年期には「体験」と「感動」が大切
◇算数 数学
- 自然現象の解明に対し、緻密で矛盾のない論理構築を行うためのもので
あり、学校での数学がその基礎訓練となる
∥
◎ 頭の体操
◇成績表それと偏差値
トンビの子はトンビ
トンビにはタカにはない素晴らしい能力がある
|
◎ 十人十色
人間は量産される工業製品とは違い、個性のあることが特徴である。生
物としての個体間にある大きな違いの集積が人間の文化である。
◎ 平等を口にするわりには、その範囲が狭く、自分中心で利己的な平等
思想が多い。
少なくとも外国の事情などは、その対象になっていない。つまり、こ
の安っぽい平等にはかけらほどの人類も存在しない。
自分の子どもが不平等を被っているかいないかが平等を確認する出発
点になっているようだ。
~外部からの情報は、それをどう使うかが大切で主体はいつも己にある。
◇松浦君大集合
一族が集まって
◇海底二万マイル
本物を理解できる人間に「本物の本」を
◇祖父熊次郎
「一日中病院にいると他まで悪くなってしまうような気がする」
↓
はっきりしない頭
午前中散歩、午後自転車
一年半のトレーニング
◎ 歩くことが大切
◇あとがき
「父から子へ祖父から孫へ教えなくてはならないこと、伝えなくてはなら
ないこと」
◇松浦元男
1935年 名古屋市生まれ その後松江市に移住
少年時代は松江市で過ごす
1960年 愛知大学経済学科卒業
1965年 ㈱樹研工業を設立し、
㈱マシンワークス ㈲樹研ファインツール 各社代表
愛知県豊橋市在住
「死を見つめて生きる」の紹介 9回目です。
出版社の紹介には
「よりよい人生をおくるためにいま「生・老・病・死」を見直す。現代を生き
る人たちの死生観のあり方、残された時間を大切に過ごす生き方への提言。」
とあります。
本日紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「内村鑑三は『ヨーロッパ文明を受け容れながらヨーロッパ文明を支えたキ
リスト教という精神的基盤を全部抜き去って受け容れた』と批判した」
・「人間は放っておくと動物化、野生化する。そのためイニシエーションの施
設が必要だった。学校は、かつての若者宿のような文化的装置・調教の場
であった。現在、野生化する子どもたちをコントロールするための最後の
砦であったはずの学校でさえも、今、飼い慣らし装置という点では骨抜き
になりかけている」
・「飼い慣らしの機能を放棄したゆるやかな学校制度の中で子どもたちの魂
が死んでいっている」
・「日本の教育の原点はお百姓 であった。しかし、『お家のために犠牲にな
れ』と教える武家社会を教育のモデルにしてしまった。武士は子どもに
生活の知恵など教えない。国家のため、会社のためなら家を犠牲にして
もいいという馬鹿な価値観が植え付けられてしまった」
もう一つ、再掲載になりますが、松浦元男さんの
「父と息子の永い付き合い」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。

<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「死を見つめて生きる」山折哲雄・ひろさちや ビジネス社 2002年 ⑨

◇いまや日本人には帰っていく場所がない(2)
<日本の家庭を崩壊させたもの>
□戦後教育の場から徹底して排除させた宗教 - 山折哲雄
内村鑑三の批判
「ヨーロッパ文明を受け容れながらヨーロッパ文明を支えたキリスト
教という精神的基盤を全部抜き去って受け容れた」と批判した
戦後50年の教育
教育基本法時文相 法学者 田中耕太郎(1890-1974)
検討委座長 政治学者 南原繁(1889-1974)東大総長
「ルネッサンス精神」と「宗教改革」
↓
いつの間にか宗教排除
◎ 50年を経て宗教、倫理の問題がどんどん陰に
□子どもは放っておくと野生化する - 山折哲雄
アメリカ心理学者の実験
何もないと殺し合いに
= 人間は放っておくと動物化、野生化する
↑
◎ だからこそイニシエーションの施設が必要だった
◎ 学校は文化的装置・調教の場
|
若者宿
※ 野生化する子どもたちをコントロールするための最後の砦であっ
たはずの学校でさえも、今、飼い慣らし装置という点では骨抜きに
なりかけている
|
◎学校は徹頭徹尾子どもたちを飼い慣らす装置であった
戸塚ヨットスクール
昔の若者宿はあれくらい平気でやった
|
放っておけば野生化する人間を何とかしなければという一種の共同
体的使命感
↑↓
◎ 飼い慣らしの機能を放棄したゆるやかな学校制度の中で子どもたち
の魂が死んでいっている
□武家社会を教育のモデルにしたのが失敗の原因-ひろさちや
遠藤周作、三浦朱門
◎「教育の原点はアメリカ西部劇のカウボーイ」にある
カウボーイの世界では父親が男の子にさまざまなこと、仲間と
のつきあい方や人間関係についても伝えた
母親は娘に大人になったとき役立つ技術を伝えた
(ハウスキーピング)
男をたぶらかす知恵や技術も…
↑↓
◎ 日本の教育の原点はお百姓
しかし、武家社会を教育のモデルにしてしまった
|
「お家のために犠牲になれ」
武士は子どもに生活の知恵など教えない
↓
◎ 国家のため、会社のためなら家を犠牲にしてもいいという馬鹿
な価値観が植え付けられてしまった
☆「父と息子の永い付き合い」松浦元男 鳥影社 1998年 ②(後半)【再掲載 2014.3】

◇学歴依存症
「安全の毛布」セイフティ・ブランケット
学歴という安全な毛布と子どもに与え続けてきたのでは?
◎幼年期には「体験」と「感動」が大切
◇算数 数学
- 自然現象の解明に対し、緻密で矛盾のない論理構築を行うためのもので
あり、学校での数学がその基礎訓練となる
∥
◎ 頭の体操
◇成績表それと偏差値
トンビの子はトンビ
トンビにはタカにはない素晴らしい能力がある
|
◎ 十人十色
人間は量産される工業製品とは違い、個性のあることが特徴である。生
物としての個体間にある大きな違いの集積が人間の文化である。
◎ 平等を口にするわりには、その範囲が狭く、自分中心で利己的な平等
思想が多い。
少なくとも外国の事情などは、その対象になっていない。つまり、こ
の安っぽい平等にはかけらほどの人類も存在しない。
自分の子どもが不平等を被っているかいないかが平等を確認する出発
点になっているようだ。
~外部からの情報は、それをどう使うかが大切で主体はいつも己にある。
◇松浦君大集合
一族が集まって
◇海底二万マイル
本物を理解できる人間に「本物の本」を
◇祖父熊次郎
「一日中病院にいると他まで悪くなってしまうような気がする」
↓
はっきりしない頭
午前中散歩、午後自転車
一年半のトレーニング
◎ 歩くことが大切
◇あとがき
「父から子へ祖父から孫へ教えなくてはならないこと、伝えなくてはなら
ないこと」
◇松浦元男
1935年 名古屋市生まれ その後松江市に移住
少年時代は松江市で過ごす
1960年 愛知大学経済学科卒業
1965年 ㈱樹研工業を設立し、
㈱マシンワークス ㈲樹研ファインツール 各社代表
愛知県豊橋市在住
この記事へのコメント
義父を見てると 長生きが 本当に幸せなのか??
64歳で亡くなった義母は、惜しまれて亡くなった・・
息子は 歳だから好きな事を・・と言うが・・
救いは 自分の事は自分でやってくれてるので・・
歩けなくなったら 施設へ・・と言ってある・・・
よりよい人生を送る為・・・難しいですね・・施設で綺麗に
楽しむのも ありですが まったくボケてないので・・
世代の近い知人の訃報をしばしば聞くようになり、
自分の生と死を改めて考えることが多くなりました。
これからのことを考えるのは難しいなと感じています。
子育て時期は家内に任せて山にばかり行ってました。
娘にはお父さんが持ってくるパチンコの景品で育った、何て言われます
今はもう家内と二人、平均寿命も越えたので死を見つめて生きてます。
「子どもを見くびらず、買いかぶらず」と、かつてラジオ深夜便で、
八ツ塚実さんから教わりました。見くびって心配性になりすぎたり、
買いかぶって放ったらかしにしないことが大切だと。
お散歩じいさんは、父、母として、それぞれ役割を分担されたのですね。
我が子には、どうしても口を出しすぎてしまったわたし、
見くびっていた方に入るのかと今になって思います。
冷静になって、子どもを見つめ、時々に応じた指導ができればいいのですが、なかなか難しいことだと感じます。