「本の定番ブックガイド」鷲田小彌太 東洋経済新報社 2004年(前) /「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ⑨【再掲載 2016.4】
今日は2月24日、月曜日です。
今回は、鷲田小彌太さんの
「本の定番ガイドブック」1回目の紹介です。
人文領域が中心ですが、鷲田さんが勧める本を知ることができました。
わたしも何冊か読みました。
著者と題名のみとなりますが、興味を持たれたらお読みください。
出版社の案内には、
「自分の専門領域や人生の師を見つけるための1冊が図解で一目でわか
る企画。哲学、文学、政治、経済、森羅万象のお勧め本を楽しみなが
ら探せる『知』のロードマップ」
とあります。
およそ20年前に出版された本ですので、随分前の本が紹介されいます。
しかし、現在でも内容がふるくなっていないと感じる本も多いのではな
いかと思います。
もう一つ、再掲載になりますが、河村茂雄さんの
「学級崩壊に学ぶ」⑨をのせます。
学級崩壊の状況がよくないことは誰もが分かることです。
どのような段階を踏んでいけば、危機的な状況から脱することができるのか、
その具体的な対策が提案されています。
教育関係の方におすすめです。
学級崩壊になっていなくても、子どもへの姿勢のあり方等、参考になりました。
☆「本の定番ブックガイド」鷲田小彌太 東洋経済新報社 2004年(前)

◇どんな本に目を付けたらいいか
学問が好きでたまらない人の本
書くことが好きな人の本
まとまった著作のある人の本
学者の枠にはまらない人の本
広く書物を好きな人の本
リーダブルな人の本
自国・自国民を大切に思っている人の本
◇専門編
<哲学>
木田元 「反哲学史」
加藤尚武 「応用倫理学」
ヘーゲル 「哲学史講義」
<文学>
小西甚一 「日本文藝史」
折口信夫 「国文学概論」
谷沢永一 「紙つぶて」
<歴史>
岡田英弘 「世界史の誕生」
網野善彦 「日本社会の歴史」
カー 「カール・マルクス」
宮崎一定 「自跋集 東洋史学七十年」
歴史センス:司馬遼太郎
<政治>
小室直樹 「痛快憲法学」
丸山真男 「現代政治の思想と行動」
ハイエク 「隷属への道」
レーニン 「何をすべきか」
石橋湛山の剛直
<社会と人類>
山崎正和 「柔らかい個人主義の誕生」
レヴィ・ストロース 「悲しき熱帯」
梅棹忠夫 「モゴール族探検記」
柳田国男
<経済>
高橋亀吉 「私の実践経済学」
ドラッカー 「未来への決断」
内田義彦 「経済学の誕生」
長谷川慶太郎 「日本はこう変わる」
<心理>
妙木浩之 「心理経済学のすすめ」
河合隼雄,小此木敬吾
フロイト 「自我論集」
アイゼンク 「精神分析に別れを告げよう」
吉本隆明 「心とは何か」
<情報>
梅棹忠夫 「情報の文明学」
ダニエル・ヘル 「知識社会の衝撃」
黒崎政男 「哲学者クロサキのMS-DOSは思考の道具だ」
日垣隆 「情報の技術」
☆「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ⑨【再掲載 2016.4】

◇子どもに巻き込まれない注意の仕方
□教師が一番嫌いなのは…
「悪いことを知っていてやっていて,それを見ても注意しない」
「見ないふりをする」
前提
= プライドを傷つけない
<全体>
〇 注意や叱責で動かそうとしない
〇 改まった態度や場面を設定する
〇 準備は長く慎重に、注意や叱責は短くあっさりと
〇 気の緩みのミスは注意し試行錯誤の失敗はその原因分析をする
前に座らせて淡々と説明する
〇 気づかない問題は、質問やたとえ話をして考えさせる
〇 注意する時
「内容 + 感情(サッと)」
〇 注意の後は単純作業(切り替え)
〇 リーダーほど厳しく叱る
<個人> - 感情的にならない
〇 注意するタイミング場所、時間を考える
〇「君も気づいていると思うが…」
〇 現在のことだけ注意
〇 フォローも計画的に
「このレベルのことは他の子には注意しないが…」
〇 謝らせるのではなく、責任の取り方や今後の対処の仕方を確認
する
〇 巻き込む子供への対応策を待つ
(一旦切る 「これ以上話すと感情的になるから、後で一対一で」)
その場を一旦収める
→ 時間を空けて一対一で
〇 言い訳には
→ 「では,どうしたらいいの」
「では,どうすればいいの」
「案がなければとりあえず先生の言ったようにやってみ
て。後で違うやり方を思いついたら伝えに来てくださ
い」
〇 反抗的な子には
① 最初にしゃべらせる
② その後、具体的な事実を示し、認めさせる
③ 対応策をいくつか提示し、選ばせる
④ 最後にその内容を復唱させて終わりにする
〇「別に」と押し黙る子には
→ 「何か言いたくなったらいつでもおいで」
〇「聞く耳持たない」子には
→ 1対1で、トーンを落として語り掛ける
「君はどう思う」
返事がなければ
「先生の言ったこと考えておいてね」
※ 必ず一対一になれる場所と時間を確認する
〇 あまのじゃくの子には
「こう言うと君は怒るかも知れないが」
〇 自分は悪くないと言い張る子どもへの対応
まずは十分受け入れる
→ 今後同じようなときにはどうすれば?
今回は、鷲田小彌太さんの
「本の定番ガイドブック」1回目の紹介です。
人文領域が中心ですが、鷲田さんが勧める本を知ることができました。
わたしも何冊か読みました。
著者と題名のみとなりますが、興味を持たれたらお読みください。
出版社の案内には、
「自分の専門領域や人生の師を見つけるための1冊が図解で一目でわか
る企画。哲学、文学、政治、経済、森羅万象のお勧め本を楽しみなが
ら探せる『知』のロードマップ」
とあります。
およそ20年前に出版された本ですので、随分前の本が紹介されいます。
しかし、現在でも内容がふるくなっていないと感じる本も多いのではな
いかと思います。
もう一つ、再掲載になりますが、河村茂雄さんの
「学級崩壊に学ぶ」⑨をのせます。
学級崩壊の状況がよくないことは誰もが分かることです。
どのような段階を踏んでいけば、危機的な状況から脱することができるのか、
その具体的な対策が提案されています。
教育関係の方におすすめです。
学級崩壊になっていなくても、子どもへの姿勢のあり方等、参考になりました。
☆「本の定番ブックガイド」鷲田小彌太 東洋経済新報社 2004年(前)

◇どんな本に目を付けたらいいか
学問が好きでたまらない人の本
書くことが好きな人の本
まとまった著作のある人の本
学者の枠にはまらない人の本
広く書物を好きな人の本
リーダブルな人の本
自国・自国民を大切に思っている人の本
◇専門編
<哲学>
木田元 「反哲学史」
加藤尚武 「応用倫理学」
ヘーゲル 「哲学史講義」
<文学>
小西甚一 「日本文藝史」
折口信夫 「国文学概論」
谷沢永一 「紙つぶて」
<歴史>
岡田英弘 「世界史の誕生」
網野善彦 「日本社会の歴史」
カー 「カール・マルクス」
宮崎一定 「自跋集 東洋史学七十年」
歴史センス:司馬遼太郎
<政治>
小室直樹 「痛快憲法学」
丸山真男 「現代政治の思想と行動」
ハイエク 「隷属への道」
レーニン 「何をすべきか」
石橋湛山の剛直
<社会と人類>
山崎正和 「柔らかい個人主義の誕生」
レヴィ・ストロース 「悲しき熱帯」
梅棹忠夫 「モゴール族探検記」
柳田国男
<経済>
高橋亀吉 「私の実践経済学」
ドラッカー 「未来への決断」
内田義彦 「経済学の誕生」
長谷川慶太郎 「日本はこう変わる」
<心理>
妙木浩之 「心理経済学のすすめ」
河合隼雄,小此木敬吾
フロイト 「自我論集」
アイゼンク 「精神分析に別れを告げよう」
吉本隆明 「心とは何か」
<情報>
梅棹忠夫 「情報の文明学」
ダニエル・ヘル 「知識社会の衝撃」
黒崎政男 「哲学者クロサキのMS-DOSは思考の道具だ」
日垣隆 「情報の技術」
☆「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ⑨【再掲載 2016.4】

◇子どもに巻き込まれない注意の仕方
□教師が一番嫌いなのは…
「悪いことを知っていてやっていて,それを見ても注意しない」
「見ないふりをする」
前提
= プライドを傷つけない
<全体>
〇 注意や叱責で動かそうとしない
〇 改まった態度や場面を設定する
〇 準備は長く慎重に、注意や叱責は短くあっさりと
〇 気の緩みのミスは注意し試行錯誤の失敗はその原因分析をする
前に座らせて淡々と説明する
〇 気づかない問題は、質問やたとえ話をして考えさせる
〇 注意する時
「内容 + 感情(サッと)」
〇 注意の後は単純作業(切り替え)
〇 リーダーほど厳しく叱る
<個人> - 感情的にならない
〇 注意するタイミング場所、時間を考える
〇「君も気づいていると思うが…」
〇 現在のことだけ注意
〇 フォローも計画的に
「このレベルのことは他の子には注意しないが…」
〇 謝らせるのではなく、責任の取り方や今後の対処の仕方を確認
する
〇 巻き込む子供への対応策を待つ
(一旦切る 「これ以上話すと感情的になるから、後で一対一で」)
その場を一旦収める
→ 時間を空けて一対一で
〇 言い訳には
→ 「では,どうしたらいいの」
「では,どうすればいいの」
「案がなければとりあえず先生の言ったようにやってみ
て。後で違うやり方を思いついたら伝えに来てくださ
い」
〇 反抗的な子には
① 最初にしゃべらせる
② その後、具体的な事実を示し、認めさせる
③ 対応策をいくつか提示し、選ばせる
④ 最後にその内容を復唱させて終わりにする
〇「別に」と押し黙る子には
→ 「何か言いたくなったらいつでもおいで」
〇「聞く耳持たない」子には
→ 1対1で、トーンを落として語り掛ける
「君はどう思う」
返事がなければ
「先生の言ったこと考えておいてね」
※ 必ず一対一になれる場所と時間を確認する
〇 あまのじゃくの子には
「こう言うと君は怒るかも知れないが」
〇 自分は悪くないと言い張る子どもへの対応
まずは十分受け入れる
→ 今後同じようなときにはどうすれば?
この記事へのコメント
唯一、昔歴史小説を読んでた時期があったんで、司馬遼太郎は読んだかな。
歴史の事実を知ろうと「日本の歴史(全四十数巻)」も読みました。
さすがに読了後は達成感があったなぁ。
昔はどこの学校でもありましたが。
今日はまだ寒いいですね。明日から春だそうです。
崩れるのはあっという間ですが、立て直しには時間がかかります。
日差しは暖かく感じるのですが、強風に悩まされます。
強い風に負けず頑張っています。
川崎工場長さん ありがとうございます。
司馬遼太郎さんの人気は根強いと感じます。
何だか、難しそうな本ばかりですね...
「学級崩壊に学ぶ」ですが、個人の「感情的にならない」は、社会・会社組織の中でもありそうです。ちょっとした事で子供達は傷付くので、対応が難しいですね!?(=^・ェ・^=)
難しそうな本が多いですね。
自分が興味のある分野の本を読めればと思ういます。
難しそうな本が多いですね。
自分が興味のある分野の本を読めればと思ういます。
「感情的にならない」のは、難しいことです。
我慢強くなるように思います。
対話できる本は楽しいです。
本を通じて何百年も前の人と話せます。
何百年も前の人が放ったエネルギーを受け取ることができます。
本は自分を映す鏡にもなります。
名著は読む度に、自分の成長に合わせてメッセージを返してくれます。
時には人生の転機をもたらしてくれます。
苦しみに寄り添ってくれます。
そして再び前に進む勇気と元気をくれます。
人生をどこまでも深く豊かにしてくれます。
- 対話できる本は楽しいです。
その通りですね。
書いたくださった読書の効用を、気づかぬうちに得ることができる読書がわたしも好きです。