中村諭さんはこんなことを⑤-「どっこい学校は生きている」1997年 5 /「ニュースの大疑問」池上彰 講談社 1998年 ④【再掲載 2015.10】
今日は2月28日、金曜日です。
今回は、2月20日に続いて、
「中村諭さんはこんなことを」5回目として
「どっこい学校は生きている」の紹介 5回目です。
出版社の案内には、
「平成11年度読売教育賞受賞の現役校長が教育の現場から訴える!怒り
と笑いと涙の『学校物語』。子どもの力を信じます。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「秩序感覚は規則正しい生活習慣を通して3歳までに形成される。
『母性なんて神話だ・幻想だ』と言われるが、子供は母性に飢え
ている。父親不在で自由放任・放逸のいま、子どもたちには必要
な規則を守るという癖がついていない。3~4歳でもうすでに母
親の手に負えない状況に陥り、小学校入学時はもはや無茶苦茶‥」
・「人権派は、集団の規律と個性とは対立する、一律はいけないと主張
する。しかし、個性は人格的な基礎がないと育たない。自分をコン
トロールする能力が大切である。規律という基盤があって初めて個
性は伸びる」
・「マスコミは、ひたすら事件をステレオタイプでがなり立て、分析し、
同じ論調で学校を責め教育政策の無策を迫る。どうして事件の本質
を伝えようとしないのか。そこに現代社会に広がっている病理現象
を感じる」
もう一つ、再掲載になりますが、池上彰さんの
「ニュースの大疑問」④を載せます。
27年経っても、ニュースの内容に変わりが内容に感じます。
☆中村諭さんはこんなことを⑤-「どっこい学校は生きている」1997年 5

◇蟻の目鳥の目 4
林道義氏(東京女子大教授)「父性の教育がモラルをつくる」
秩序感覚を教えられていない子供たち
秩序感覚(モラル感覚・ルール感覚)は3歳までに形成される
= 規則正しい生活習慣
↑↓
フェニミズム 「母性なんて神話だ・幻想だ」
↓
子供は母性に飢えている
父親不在 自由放任・放逸
↓
必要な規則を守るという癖がついていない
3~4歳でもうすでに母親の手に負えない
小学校入学時はもはや無茶苦茶
幼稚園・小学校は集団規律を学ぶ場
× 文部省指導要領「幼稚園では個性的な教育をしなさい」
|
人権派「集団の規律と個性とは対立する」
= 一律はいけない
↑↓
個性は人格的な基礎がないと育たない
= 自分をコントロールする能力
規律という基盤があって初めて個性は伸びる
幼稚園・小学校では父性的な教育が必要
① 暴力ではなく実力行使はしてよい
→ 実力行使の権限を先生に
② 家庭で父性のある躾をする
子供たちにけじめのある生活をさせるべき
③ 学校では無軌道なことは許さない 秩序を持たせる
職員一丸で
④ 教育委員会がバックアップする
「ちゃんと叱る先生をみんなで守れ」
ナイフ事件再考
私たちは「子供たちの心の闇」とどう向き合うのか
マスコミ
「ひたすら事件をステレオタイプでがなり立て,分析し同じ
論調で学校を責め教育政策の無策を迫る」
↑
どうして事件の本質を伝えようとしないのか
= 「現代社会に広がっている病理現象」
マスコミ自身もその病理現象の当事者
「愛と憎しみは表裏一体」
憎しみは「愛して欲しい」という最も危険なコールサイン
ジレンマ
・ 自分が体感できていない → 愛情への飢餓感情
・ 自分が有していない → 愛情への飢餓感情
・ 孤立感をいやしてくれる体験のない空虚感・寂寞感
☆「ニュースの大疑問」池上彰 講談社 1998年 ④【再掲載 2015.10】

◇経済の仕組みを理解し,「今後の動向」を読み解く
お金を融通する機関だから金融機関
日銀の伝家の宝刀「公定歩合」は契機の調整弁
景気回復のために公定歩合下げる
- 続く低金利,円安
低金利時代には悪徳商法がはびこる
◇よく聞く「バブル」にも長い歴史
いつかは消えるものなのに
- 1980年代後半に始まったバブル
「土地と株」
日本経済のバブルはプラザ合意から始まった
ドル安認定
→ 1987年 ルーブル合意 円高不況
日本銀行のバブル退治
低金利 → 金余り 株・土地買いに → バブル発生
歴史は繰り返す
- 何度もあったバブル
かつてオランダはチューリップバブル 1630年代
◇わき上がる「銀行への不信」
金融不安 銀行は信用が商売
銀行がつぶれると預金はどうなるか?
預金保険機構
- 1000万円まで元金保護
預金100万円について120円(0.012%)の保険料
1971年 0.084%に
銀行に多額の現金は置いていない
大半は誰かに貸している
バブル崩壊でできた多額の不良債権
バブル期に金融機関が土地さえあればどんどん貸し続けて
きたツケ
金融不安を起こす構造的問題点
企業がお金を借りたがらず、むしろこれまでの借金を返
そうとしている
→ 注文を付けられるから
会社 一般の人から借りた方がよい → 「社債」
銀行の仕事が減るという悪循環
→ 銀行の未来は明るくない
保険会社にも「保険」が必要な時代に!
今回は、2月20日に続いて、
「中村諭さんはこんなことを」5回目として
「どっこい学校は生きている」の紹介 5回目です。
出版社の案内には、
「平成11年度読売教育賞受賞の現役校長が教育の現場から訴える!怒り
と笑いと涙の『学校物語』。子どもの力を信じます。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「秩序感覚は規則正しい生活習慣を通して3歳までに形成される。
『母性なんて神話だ・幻想だ』と言われるが、子供は母性に飢え
ている。父親不在で自由放任・放逸のいま、子どもたちには必要
な規則を守るという癖がついていない。3~4歳でもうすでに母
親の手に負えない状況に陥り、小学校入学時はもはや無茶苦茶‥」
・「人権派は、集団の規律と個性とは対立する、一律はいけないと主張
する。しかし、個性は人格的な基礎がないと育たない。自分をコン
トロールする能力が大切である。規律という基盤があって初めて個
性は伸びる」
・「マスコミは、ひたすら事件をステレオタイプでがなり立て、分析し、
同じ論調で学校を責め教育政策の無策を迫る。どうして事件の本質
を伝えようとしないのか。そこに現代社会に広がっている病理現象
を感じる」
もう一つ、再掲載になりますが、池上彰さんの
「ニュースの大疑問」④を載せます。
27年経っても、ニュースの内容に変わりが内容に感じます。
☆中村諭さんはこんなことを⑤-「どっこい学校は生きている」1997年 5

◇蟻の目鳥の目 4
林道義氏(東京女子大教授)「父性の教育がモラルをつくる」
秩序感覚を教えられていない子供たち
秩序感覚(モラル感覚・ルール感覚)は3歳までに形成される
= 規則正しい生活習慣
↑↓
フェニミズム 「母性なんて神話だ・幻想だ」
↓
子供は母性に飢えている
父親不在 自由放任・放逸
↓
必要な規則を守るという癖がついていない
3~4歳でもうすでに母親の手に負えない
小学校入学時はもはや無茶苦茶
幼稚園・小学校は集団規律を学ぶ場
× 文部省指導要領「幼稚園では個性的な教育をしなさい」
|
人権派「集団の規律と個性とは対立する」
= 一律はいけない
↑↓
個性は人格的な基礎がないと育たない
= 自分をコントロールする能力
規律という基盤があって初めて個性は伸びる
幼稚園・小学校では父性的な教育が必要
① 暴力ではなく実力行使はしてよい
→ 実力行使の権限を先生に
② 家庭で父性のある躾をする
子供たちにけじめのある生活をさせるべき
③ 学校では無軌道なことは許さない 秩序を持たせる
職員一丸で
④ 教育委員会がバックアップする
「ちゃんと叱る先生をみんなで守れ」
ナイフ事件再考
私たちは「子供たちの心の闇」とどう向き合うのか
マスコミ
「ひたすら事件をステレオタイプでがなり立て,分析し同じ
論調で学校を責め教育政策の無策を迫る」
↑
どうして事件の本質を伝えようとしないのか
= 「現代社会に広がっている病理現象」
マスコミ自身もその病理現象の当事者
「愛と憎しみは表裏一体」
憎しみは「愛して欲しい」という最も危険なコールサイン
ジレンマ
・ 自分が体感できていない → 愛情への飢餓感情
・ 自分が有していない → 愛情への飢餓感情
・ 孤立感をいやしてくれる体験のない空虚感・寂寞感
☆「ニュースの大疑問」池上彰 講談社 1998年 ④【再掲載 2015.10】

◇経済の仕組みを理解し,「今後の動向」を読み解く
お金を融通する機関だから金融機関
日銀の伝家の宝刀「公定歩合」は契機の調整弁
景気回復のために公定歩合下げる
- 続く低金利,円安
低金利時代には悪徳商法がはびこる
◇よく聞く「バブル」にも長い歴史
いつかは消えるものなのに
- 1980年代後半に始まったバブル
「土地と株」
日本経済のバブルはプラザ合意から始まった
ドル安認定
→ 1987年 ルーブル合意 円高不況
日本銀行のバブル退治
低金利 → 金余り 株・土地買いに → バブル発生
歴史は繰り返す
- 何度もあったバブル
かつてオランダはチューリップバブル 1630年代
◇わき上がる「銀行への不信」
金融不安 銀行は信用が商売
銀行がつぶれると預金はどうなるか?
預金保険機構
- 1000万円まで元金保護
預金100万円について120円(0.012%)の保険料
1971年 0.084%に
銀行に多額の現金は置いていない
大半は誰かに貸している
バブル崩壊でできた多額の不良債権
バブル期に金融機関が土地さえあればどんどん貸し続けて
きたツケ
金融不安を起こす構造的問題点
企業がお金を借りたがらず、むしろこれまでの借金を返
そうとしている
→ 注文を付けられるから
会社 一般の人から借りた方がよい → 「社債」
銀行の仕事が減るという悪循環
→ 銀行の未来は明るくない
保険会社にも「保険」が必要な時代に!
この記事へのコメント
池上さんは長いこと活躍されているのだと改めて思いました。
池上さん、長いこと活躍されいますね。
相互扶助の精神はどんどん薄まっているように感じます。
「どっこい学校は生きている」の父性と母性、余り考えた事ないですが、難解そうです。片親の環境の人もいるので、生活全般での教育や学びのあり方が問われる感じかな!?(=^・ェ・^=)
今日も来ましたよ♪
ひとり親の方でも、父性と母性のバランスをとりながら子育てに取りくまれている方が多いことに気がつきました。「買いかぶるな、見くびるな」、どちらか一方ではなかなかうまく子どもを伸ばせないように観じます。