「未来の医療年表」奥真也 講談社現代新書 2020年 ⑦(最終) /「無理して学校へ行かなくていいは本当か」水野達朗 PHP 2015年 ③【再掲載 2016.12】
今日は3月7日、金曜日です。
今回は、3月4日に続いて、奥真也さんの
「未来の医療年表」7回目の紹介 最終です。
急速に技術が進歩していくことは期待できるのですが、
「心あたたまる医療」のための医師の役割を期待します。
出版社の案内には、
「医療未来学の第一人者が描く、病気と医療の未来予想図、そして健康に
まつわる新常識」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「いつどこの病院もかかることができるのは日本ぐらい。しかし、フ
リーアクセスはいいことばかりではない」
・「日本には『死とは何か』を明確に定義する法律はない」
もう一つ、再掲載になりますが、水野達朗さんの
「無理して学校へ行かなくていいは本当か」③を載せます。
-「様子を見ましょう」
で、そのまま時が過ぎてしまうこともあります。
まず、保護者が動くこと。
それが大切だと本書を読み、再確認することができました。
☆「未来の医療年表」奥真也 講談社現代新書 2020年 ⑦(最終)

<ガラパゴスな日本の医療と世界のスタンダード>
◇ガラパゴスな日本の医療
40 病院への「フリーアクセス」が新型コロナで廃れていく
◎ いつどこの病院もかかることができるのは日本ぐらい
フリーアクセスはいいことばかりではない
新型コロナで来院者数激減
コロナ収束後も来院控えは続く
受診見合わせのネガティブな面も
セルフケア セルフメディケーション
41 効き目十分の薬はドラッグストアで買えるのに‥
OCT医薬品で効き目十分
ガスター10シリーズ
スイッチOCT医薬品
セルフメディケーションへの後押し
2017~ 「セルフメディケーション税制」
1797品目 2020.5
42 脳死は人の死 でも「人の死」に定義はない?
臓器移植と脳死の関係
2007年に生まれた日本人は107歳まで生きる確率が50%
あるという試算もある
交換
~ 白内障眼内レンズ、補聴器
臓器提供の場合のみ脳死は人の死(日本独特)
東野圭吾『人魚の眠る家』2015
推定同意の国でも混乱が
欧州でも社会全体として「脳死=人の死」と完全には
受け入れず
日本に死の定義なし
日本には「死とは何か」を明確に定義する法律はない
43 ALS嘱託殺人で安楽死の議論はむしろ後退
医師逮捕の衝撃 2020.7
国民的議論を! 制度化されている国は10未満
安楽死問題に落とす影
44 高額医療費は「致死的な疾患」だけカバーできれば十分
致命的な疾患への高額医療
致命的でない患者への高額医療
45 日本は「トップ」より「2番手」でいるのが巧みなやり方
「2番手ポジション作戦」
- 1番手になることはお金もかかるしリスクも多い
ドラッグラグ解消へ 2015「先駆け審査指定制度」
46 外国人観光客への医療提供、本気で考えてもいいのでは?
拡大する医療ツーリズム
質の高さは重要な資源 - 世界に誇れる
インセンティブもリソースもない
一流は外国人向けに
47 女性医師の活路を阻む病院の問題
48 医学部過剰人気は日本の知的リソースの壮大な無駄遣い
成績上位者が医学部を選ぶのは‥
◇これが医学の世界標準
49 医療ビジネスのスキームはアメリカでつくられる
患者会すらビジネスに
日本では難しい ~ 個人情報
50 主要3分野で目立つ意外な新興国の台頭
製薬メジャーのやり方
※ 資金力にものをいわせている
エストニアの医療情報管理
イスラエルの医療ベンチャー
日本は退潮局面
必要なのは 「割り切り」+「鈍感力」
51 イギリスの医療制度は近未来の日本のモデル
52 「医療情報は共有財産」が世界のスタンダード
53 日本流「おもてなし」クラウドで世界に
☆「無理して学校へ行かなくていいは本当か」水野達朗 PHP 2015年 ③【再掲載 2016.12】
[出版社の案内]
2013年度の不登校の小中学生は全国に11万人以上といわれます。
中学校では実にクラスに1人の不登校生徒がいることになります。
ある日を境に、学校に行かない、行けなくなってしまったわが子
の現実を前に、悩み、途方に暮れる「うちの子はなぜ、学校へ行
けないのか」という親の切実な声に、親と子どもをともに支援す
る訪問型カウンセリングで、全国の多くの子どもを復学、継続登
校の実現に導き、水野マジックとまで言われるようになった、不登
校を解決するための『水野式』家庭教育力論。不登校の問題は、一
人ひとり、家庭の数だけの要因があり、ひとくくりにすること自体
に無理がある。だからこそ、一つひとつのケースにしっかりとした
対応を考えていくことが大切です。何よりもそれまでの親子関係の
もつれをひもとき、家庭教育を見直すことで、解決への道が見つか
ります。実例の紹介も交えて、具体的な「解決」へと導きます。
◇再登校への取り組み
□復学支援の現場で起こっていること
反社会的不登校 と 非社会的な不登校
□不登校の「犯人捜し」はしない
人間は死ぬまで成長し続けるし意志次第で変わることができる
不満のたどり着く先
「遺伝還元論」 可能性は無限大
「環境還元論」
□学校へ行かないのではなく、いられない
バランス感覚が良くない子が増えている
まずは学校(社会)に適応できる能力を家庭で身に付けさせよう
- 最低限当たり前のことを当たり前のように乗り越えていく力
~ 人間関係の中でしか育たない
□不登校の子供達の本音と建て前
本音
「誰かのせいにはしたくない。でも、自分のせいにもしたくない」
□まずは親から変わりましょう
本当のリスクは何もしないこと
具体的にどうすればよいのかを考えること
「親が学べば子は伸びる。親が変われば子も変わる。」
(家庭教育支援センターの支援スローガン)
◇訪問カウンセリングという不登校支援
□親と子どもを友に支援する
(水野氏)
家庭教育をコンサルティングすることで、親への家庭教育支援を
し、訪問カウンセリングを通して不登校の子どもに勇気づけを行う
学校へは専門家の立場で情報共有を行う
□なぜ訪問カウンセリングなのか
□訪問カウンセラーは心を許せる大人
初期 1日2~4時間程度
まずは信頼関係 遊び中心
□子どもの性格から復学への課題が見えてくる
遊びの中から課題が見えてくる
子どもの状態に合わせて訪問支援(昼夜問わず)
「アウトリーチ型支援(届ける支援)」
□きっかけ作りのための登校刺激
「本当は学校へ行きたい」
反応4つ
① 学校には行きたい。でも、どうしていいか分からなくて困っ
ている。
② 学校には行かなければならないのは分かっている。でもどう
していいか分からない。
③ 学校には行きたくない。でもこのまま家にいるのは不安。
④ 学校には行きたくない。このままの生活を続けたいと思って
いる。
□復学後のケア
1週間目 1か月後 3か月後 半年後
訪問カウンセリング+心のケア
- ポジティブなものに変わるまでは、寄り添い支援
※ 復学までのプロセス(訪問カウンセラーと一緒に)
も掲載(重要)
今回は、3月4日に続いて、奥真也さんの
「未来の医療年表」7回目の紹介 最終です。
急速に技術が進歩していくことは期待できるのですが、
「心あたたまる医療」のための医師の役割を期待します。
出版社の案内には、
「医療未来学の第一人者が描く、病気と医療の未来予想図、そして健康に
まつわる新常識」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「いつどこの病院もかかることができるのは日本ぐらい。しかし、フ
リーアクセスはいいことばかりではない」
・「日本には『死とは何か』を明確に定義する法律はない」
もう一つ、再掲載になりますが、水野達朗さんの
「無理して学校へ行かなくていいは本当か」③を載せます。
-「様子を見ましょう」
で、そのまま時が過ぎてしまうこともあります。
まず、保護者が動くこと。
それが大切だと本書を読み、再確認することができました。
☆「未来の医療年表」奥真也 講談社現代新書 2020年 ⑦(最終)

<ガラパゴスな日本の医療と世界のスタンダード>
◇ガラパゴスな日本の医療
40 病院への「フリーアクセス」が新型コロナで廃れていく
◎ いつどこの病院もかかることができるのは日本ぐらい
フリーアクセスはいいことばかりではない
新型コロナで来院者数激減
コロナ収束後も来院控えは続く
受診見合わせのネガティブな面も
セルフケア セルフメディケーション
41 効き目十分の薬はドラッグストアで買えるのに‥
OCT医薬品で効き目十分
ガスター10シリーズ
スイッチOCT医薬品
セルフメディケーションへの後押し
2017~ 「セルフメディケーション税制」
1797品目 2020.5
42 脳死は人の死 でも「人の死」に定義はない?
臓器移植と脳死の関係
2007年に生まれた日本人は107歳まで生きる確率が50%
あるという試算もある
交換
~ 白内障眼内レンズ、補聴器
臓器提供の場合のみ脳死は人の死(日本独特)
東野圭吾『人魚の眠る家』2015
推定同意の国でも混乱が
欧州でも社会全体として「脳死=人の死」と完全には
受け入れず
日本に死の定義なし
日本には「死とは何か」を明確に定義する法律はない
43 ALS嘱託殺人で安楽死の議論はむしろ後退
医師逮捕の衝撃 2020.7
国民的議論を! 制度化されている国は10未満
安楽死問題に落とす影
44 高額医療費は「致死的な疾患」だけカバーできれば十分
致命的な疾患への高額医療
致命的でない患者への高額医療
45 日本は「トップ」より「2番手」でいるのが巧みなやり方
「2番手ポジション作戦」
- 1番手になることはお金もかかるしリスクも多い
ドラッグラグ解消へ 2015「先駆け審査指定制度」
46 外国人観光客への医療提供、本気で考えてもいいのでは?
拡大する医療ツーリズム
質の高さは重要な資源 - 世界に誇れる
インセンティブもリソースもない
一流は外国人向けに
47 女性医師の活路を阻む病院の問題
48 医学部過剰人気は日本の知的リソースの壮大な無駄遣い
成績上位者が医学部を選ぶのは‥
◇これが医学の世界標準
49 医療ビジネスのスキームはアメリカでつくられる
患者会すらビジネスに
日本では難しい ~ 個人情報
50 主要3分野で目立つ意外な新興国の台頭
製薬メジャーのやり方
※ 資金力にものをいわせている
エストニアの医療情報管理
イスラエルの医療ベンチャー
日本は退潮局面
必要なのは 「割り切り」+「鈍感力」
51 イギリスの医療制度は近未来の日本のモデル
52 「医療情報は共有財産」が世界のスタンダード
53 日本流「おもてなし」クラウドで世界に
☆「無理して学校へ行かなくていいは本当か」水野達朗 PHP 2015年 ③【再掲載 2016.12】
[出版社の案内]
2013年度の不登校の小中学生は全国に11万人以上といわれます。
中学校では実にクラスに1人の不登校生徒がいることになります。
ある日を境に、学校に行かない、行けなくなってしまったわが子
の現実を前に、悩み、途方に暮れる「うちの子はなぜ、学校へ行
けないのか」という親の切実な声に、親と子どもをともに支援す
る訪問型カウンセリングで、全国の多くの子どもを復学、継続登
校の実現に導き、水野マジックとまで言われるようになった、不登
校を解決するための『水野式』家庭教育力論。不登校の問題は、一
人ひとり、家庭の数だけの要因があり、ひとくくりにすること自体
に無理がある。だからこそ、一つひとつのケースにしっかりとした
対応を考えていくことが大切です。何よりもそれまでの親子関係の
もつれをひもとき、家庭教育を見直すことで、解決への道が見つか
ります。実例の紹介も交えて、具体的な「解決」へと導きます。
◇再登校への取り組み
□復学支援の現場で起こっていること
反社会的不登校 と 非社会的な不登校
□不登校の「犯人捜し」はしない
人間は死ぬまで成長し続けるし意志次第で変わることができる
不満のたどり着く先
「遺伝還元論」 可能性は無限大
「環境還元論」
□学校へ行かないのではなく、いられない
バランス感覚が良くない子が増えている
まずは学校(社会)に適応できる能力を家庭で身に付けさせよう
- 最低限当たり前のことを当たり前のように乗り越えていく力
~ 人間関係の中でしか育たない
□不登校の子供達の本音と建て前
本音
「誰かのせいにはしたくない。でも、自分のせいにもしたくない」
□まずは親から変わりましょう
本当のリスクは何もしないこと
具体的にどうすればよいのかを考えること
「親が学べば子は伸びる。親が変われば子も変わる。」
(家庭教育支援センターの支援スローガン)
◇訪問カウンセリングという不登校支援
□親と子どもを友に支援する
(水野氏)
家庭教育をコンサルティングすることで、親への家庭教育支援を
し、訪問カウンセリングを通して不登校の子どもに勇気づけを行う
学校へは専門家の立場で情報共有を行う
□なぜ訪問カウンセリングなのか
□訪問カウンセラーは心を許せる大人
初期 1日2~4時間程度
まずは信頼関係 遊び中心
□子どもの性格から復学への課題が見えてくる
遊びの中から課題が見えてくる
子どもの状態に合わせて訪問支援(昼夜問わず)
「アウトリーチ型支援(届ける支援)」
□きっかけ作りのための登校刺激
「本当は学校へ行きたい」
反応4つ
① 学校には行きたい。でも、どうしていいか分からなくて困っ
ている。
② 学校には行かなければならないのは分かっている。でもどう
していいか分からない。
③ 学校には行きたくない。でもこのまま家にいるのは不安。
④ 学校には行きたくない。このままの生活を続けたいと思って
いる。
□復学後のケア
1週間目 1か月後 3か月後 半年後
訪問カウンセリング+心のケア
- ポジティブなものに変わるまでは、寄り添い支援
※ 復学までのプロセス(訪問カウンセラーと一緒に)
も掲載(重要)
この記事へのコメント
私は高額医療制度のおかげで、約400万円の手術費用の負担が軽くなりました。
いい制度があってよかった、どうかそのまま維持してください。
何とか工夫して維持されることをわたしも望みます。
薬局も便利に使えるようですね。
わたしはネットで予約できるおかげで、毎月ほとんど待たずに診察を受けられるようになったことを喜んでいます。
できました。
この制度があると病気をしても安心です。
拝読させて頂きました。
勉強になります。有難う御座いました。
いざというときの安心の支えだと思っていたので、驚きました。
今日も来ましたよ♪
弥生に入って一週間起つのに寒さが厳しいですね・風邪など召されぬ様に・・・防寒対策を万全にしてお過ごし下さい・暖かい春の訪れが待ち遠しいですね!!。
今年は、春はちょっとずつやってくるのだと分からせてくれているようです。