「渡来人とは何者か」武光誠 河出書房新社 2024年 ② /「人生のお荷物を捨てる方法」ひろさちや 青春出版社 2007年 ②【再掲載 2017.7】
今日は3月9日、日曜日です。
今回は、3月6日に続いて武光誠さんの
「渡来人とは何者か」2回目の紹介です。
わたしの「渡来人」のとらえ方が変わりました。
出版社の案内には、
「東漢(やまとのあや)氏、秦氏、自称『渡来人』の豪族たち…。彼ら
の素性、渡来時期ヤマト政権下の足跡とは?近年のDNA解析の成果
もふまえ、誤解に満ちた虚像と意外な実像を追う。著者の武光誠氏
は、『神道』『仏教』『日本神話』『陰陽道』など、現代の日本人の精神
に深くかかわる思想や信仰を、わかりやすく解説することで定評があ
り、数多くの本を世に送り出してきました。
本書では、『渡来人』の科学的新事実から、その後の足取りをつぶさ
に追っていくことで、日本人と『渡来人』が日本文化に与えた影響を
捉えなおします。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「縄文人は多くの移住者と自分たちの仲間として取り込んでいって古代
日本人となった」
・「縄文人は新たな移住者と仲間として扱い平和な形で取り込んだ」
・「中国人に追われる形で朝鮮半島南端の人々が日本列島に渡った」
もう一つ、再掲載になりますが、ひろさちやさんの
「人生のお荷物を捨てる方法」②を載せます。
- 義務教育は企業戦士の育成のための不必要な悪
どきりとしました。
☆「渡来人とは何者か」武光誠 河出書房新社 2024年 ②

◇縄文人とその文化は日本人のルーツなのか
□人間が重んじられた縄文時代の社会
精霊崇拝(アニミズム)あらゆる自然物に精霊(魂)が宿るとした
→ 山の神 海の神 態様の神 雨の神 風の神など
→ 神道に
縄文人は多くの移住者と自分たちの仲間として取り込んで
いって古代日本人となった
7世紀末天武天皇のもとで中央集権がなされ、天皇「号」と日本の「国号」
- 縄文人は新たな移住者と仲間として扱い平和な形で取り込んだ
□多くの盆地世界の集合であった日本
盆地や小平野
人口 100~200人が1つの盆地に
構成員の多くが何らかの血縁関係でつながる「村社会」
日本の社会は「村社会」の集合体
土地を大地の神の持ち物とした古代人
土地と大地を神の持ち物と考えていた時代
□移住者を受け入れた縄文人の実像
縄文人の起源に関する新説
新説「縄文人は南方から来た」ホアビニアン人の子孫説
6万年前 インドネシア~ベトナムにホアビニアン人文化
「ホアビニアン人は北方のフィリピンから台湾に広まった。さ
らに、そこから旧石器時代にあたる3万8000年前ごろ、日
本列島に至った集団が縄文人の祖先になった」
弥生時代の移住者と古墳時代の文化
中国人に追われる形で朝鮮半島南端の人々が日本列島に渡った
◇渡来系豪族を「渡来人」と総称すれば、歴史を見誤る
□「渡来人」は戦後の古代史研究者がつくった言葉
「帰化人」と呼ばれていた「渡来人」
渡来系豪族
‥ 東漢氏 秦氏 今来東人氏
「帰化人」も「渡来人」も政治的意図からつくられた
□「渡来人」と総称するのがふさわしくないわけ
アメリカ先住民を何と呼ぶか
「渡来人」と呼ぶのは「インディアン」と呼ぶのに等しい
東漢人氏、秦氏と呼ぶのが正しい
□渡来人のとらえ方が研究者によってまちまち
戦後渡来人の評価が一転した
戦後、関晃氏が渡来人研究のあり方に疑問を投げかけた
渡来人の役割を過大評価していないか
(渡来人が持ち込んだ文化が日本文化の発展につながった)
・1970年代渡来人の役割を強調する風潮になった
しかし、陶部の九割以上はもとからいた日本人
~ 渡来人の実態はわかりづらい
日本の中小豪族が自称したかもしれない?
☆「人生のお荷物を捨てる方法」ひろさちや 青春出版社 2007年 ②【再掲載 2017.7】

Ⅱ 生きたいように生きればよい
◇もう一度家族の時間を取り戻す
□家庭を崩壊させた国の行く末
近い将来世界で滅ぶ国
… アメリカ,中国,イスラエル,日本
= 「家庭を崩壊させた国」
□55%主義で行こう
日本人は「会社人間」
→ 仕事には55%,45%は自分勝手に
※ 自分は家庭人なんだ
□人間の三つの役割
① 家庭人としての役割
② 社会人としての役割
③ 職業人としての役割
□「堂々たるマイホームパパ」のすすめ
マイホームパパ ←→ 社畜,社奴
1961年の農業基本法
→ 政治
金があることが幸せか金よりもっと大事なものがあること
が幸せか,それを論争するのが本来の政治のありよう
「金があることがいいことだ」と決めつけて,イデオロギー
論争をやめてしまった
「金持ちになったら地獄に堕ちる」
□子どもに個室なんていらない
□子どもにとって親の離婚とは何か
わたしたちはもっと労働を馬鹿にしないといけない。
= 「働いてばかりいるやつは馬鹿者だ」
□「希望の先取り」が不幸を招く
老人達の意外な不満
希望の先取り
- 子どもにも
悩む前からレール
□日本の家庭はどのように破壊されているか
□大家族には介護問題などない
□全部国に面倒見て貰おう
国でやりますよと甘い言葉でささやいて,日本人から家を奪って
しまった
→ ガンガン要求しよう
□介護を「捨てる」という発想
◇不登校引きこもりの子の感性
□今も残る軍事教育の形
フランス革命
- 兵士教育が必要に
→ 義務教育
義務教育の始まりは軍事教育
明治政府
- 徴兵と義務教育
□学校に行きたくない
方言をやめさせることから
← 非人間的教育
給食
… 義務教育は軍事教育から
→ 好き嫌いがあっては困る
□学校には兵士の育成しかできない
義務教育
- 企業戦士の育成
好き嫌いを厭わず誰が困っていようと見捨てて会社に来い!
義務教育は不必要な悪
□手間を掛けて子どもを教育する喜び
教育は親がやるべきもの
~ 教育は家庭教育
□わが子が不登校になったら
後期高等教育はどんどん競争を
◇先々のことなんか心配しなくていい
□少子高齢化は政治家が考えること
悩むことは政治家に任せよう
□世間の数字にだまされるな
おばあちゃんがいる動物は人間とゴンドウクジラだけ
□「宗教的な知恵」を考える意味
父母
→ 世渡りの知恵
祖父母
→ 宗教的な知恵
□どう生きたっていい
宗教のものさしは目盛りがない
今回は、3月6日に続いて武光誠さんの
「渡来人とは何者か」2回目の紹介です。
わたしの「渡来人」のとらえ方が変わりました。
出版社の案内には、
「東漢(やまとのあや)氏、秦氏、自称『渡来人』の豪族たち…。彼ら
の素性、渡来時期ヤマト政権下の足跡とは?近年のDNA解析の成果
もふまえ、誤解に満ちた虚像と意外な実像を追う。著者の武光誠氏
は、『神道』『仏教』『日本神話』『陰陽道』など、現代の日本人の精神
に深くかかわる思想や信仰を、わかりやすく解説することで定評があ
り、数多くの本を世に送り出してきました。
本書では、『渡来人』の科学的新事実から、その後の足取りをつぶさ
に追っていくことで、日本人と『渡来人』が日本文化に与えた影響を
捉えなおします。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「縄文人は多くの移住者と自分たちの仲間として取り込んでいって古代
日本人となった」
・「縄文人は新たな移住者と仲間として扱い平和な形で取り込んだ」
・「中国人に追われる形で朝鮮半島南端の人々が日本列島に渡った」
もう一つ、再掲載になりますが、ひろさちやさんの
「人生のお荷物を捨てる方法」②を載せます。
- 義務教育は企業戦士の育成のための不必要な悪
どきりとしました。
☆「渡来人とは何者か」武光誠 河出書房新社 2024年 ②

◇縄文人とその文化は日本人のルーツなのか
□人間が重んじられた縄文時代の社会
精霊崇拝(アニミズム)あらゆる自然物に精霊(魂)が宿るとした
→ 山の神 海の神 態様の神 雨の神 風の神など
→ 神道に
縄文人は多くの移住者と自分たちの仲間として取り込んで
いって古代日本人となった
7世紀末天武天皇のもとで中央集権がなされ、天皇「号」と日本の「国号」
- 縄文人は新たな移住者と仲間として扱い平和な形で取り込んだ
□多くの盆地世界の集合であった日本
盆地や小平野
人口 100~200人が1つの盆地に
構成員の多くが何らかの血縁関係でつながる「村社会」
日本の社会は「村社会」の集合体
土地を大地の神の持ち物とした古代人
土地と大地を神の持ち物と考えていた時代
□移住者を受け入れた縄文人の実像
縄文人の起源に関する新説
新説「縄文人は南方から来た」ホアビニアン人の子孫説
6万年前 インドネシア~ベトナムにホアビニアン人文化
「ホアビニアン人は北方のフィリピンから台湾に広まった。さ
らに、そこから旧石器時代にあたる3万8000年前ごろ、日
本列島に至った集団が縄文人の祖先になった」
弥生時代の移住者と古墳時代の文化
中国人に追われる形で朝鮮半島南端の人々が日本列島に渡った
◇渡来系豪族を「渡来人」と総称すれば、歴史を見誤る
□「渡来人」は戦後の古代史研究者がつくった言葉
「帰化人」と呼ばれていた「渡来人」
渡来系豪族
‥ 東漢氏 秦氏 今来東人氏
「帰化人」も「渡来人」も政治的意図からつくられた
□「渡来人」と総称するのがふさわしくないわけ
アメリカ先住民を何と呼ぶか
「渡来人」と呼ぶのは「インディアン」と呼ぶのに等しい
東漢人氏、秦氏と呼ぶのが正しい
□渡来人のとらえ方が研究者によってまちまち
戦後渡来人の評価が一転した
戦後、関晃氏が渡来人研究のあり方に疑問を投げかけた
渡来人の役割を過大評価していないか
(渡来人が持ち込んだ文化が日本文化の発展につながった)
・1970年代渡来人の役割を強調する風潮になった
しかし、陶部の九割以上はもとからいた日本人
~ 渡来人の実態はわかりづらい
日本の中小豪族が自称したかもしれない?
☆「人生のお荷物を捨てる方法」ひろさちや 青春出版社 2007年 ②【再掲載 2017.7】

Ⅱ 生きたいように生きればよい
◇もう一度家族の時間を取り戻す
□家庭を崩壊させた国の行く末
近い将来世界で滅ぶ国
… アメリカ,中国,イスラエル,日本
= 「家庭を崩壊させた国」
□55%主義で行こう
日本人は「会社人間」
→ 仕事には55%,45%は自分勝手に
※ 自分は家庭人なんだ
□人間の三つの役割
① 家庭人としての役割
② 社会人としての役割
③ 職業人としての役割
□「堂々たるマイホームパパ」のすすめ
マイホームパパ ←→ 社畜,社奴
1961年の農業基本法
→ 政治
金があることが幸せか金よりもっと大事なものがあること
が幸せか,それを論争するのが本来の政治のありよう
「金があることがいいことだ」と決めつけて,イデオロギー
論争をやめてしまった
「金持ちになったら地獄に堕ちる」
□子どもに個室なんていらない
□子どもにとって親の離婚とは何か
わたしたちはもっと労働を馬鹿にしないといけない。
= 「働いてばかりいるやつは馬鹿者だ」
□「希望の先取り」が不幸を招く
老人達の意外な不満
希望の先取り
- 子どもにも
悩む前からレール
□日本の家庭はどのように破壊されているか
□大家族には介護問題などない
□全部国に面倒見て貰おう
国でやりますよと甘い言葉でささやいて,日本人から家を奪って
しまった
→ ガンガン要求しよう
□介護を「捨てる」という発想
◇不登校引きこもりの子の感性
□今も残る軍事教育の形
フランス革命
- 兵士教育が必要に
→ 義務教育
義務教育の始まりは軍事教育
明治政府
- 徴兵と義務教育
□学校に行きたくない
方言をやめさせることから
← 非人間的教育
給食
… 義務教育は軍事教育から
→ 好き嫌いがあっては困る
□学校には兵士の育成しかできない
義務教育
- 企業戦士の育成
好き嫌いを厭わず誰が困っていようと見捨てて会社に来い!
義務教育は不必要な悪
□手間を掛けて子どもを教育する喜び
教育は親がやるべきもの
~ 教育は家庭教育
□わが子が不登校になったら
後期高等教育はどんどん競争を
◇先々のことなんか心配しなくていい
□少子高齢化は政治家が考えること
悩むことは政治家に任せよう
□世間の数字にだまされるな
おばあちゃんがいる動物は人間とゴンドウクジラだけ
□「宗教的な知恵」を考える意味
父母
→ 世渡りの知恵
祖父母
→ 宗教的な知恵
□どう生きたっていい
宗教のものさしは目盛りがない
この記事へのコメント
日本人のルーツには興味があります。今まではテレビからの情報がほとんどでした。興味深い本です。
どっちみち我々も蒙古から。お尻に証拠がありますからね~
その他も長い目で見れば無意味なこと多いのですね。
勉強になりました。
Seesaaブログへのご訪問・コメント、ありがとうございます。
義務教育は不必要な悪....とは極論ですね(^_^;) まあ家庭でしっかり教育出来れば確かに不必要ですが、人としての知識を身につけるには、多くの家庭で教育を受けさせる環境には無いし、「餅は餅屋」に任せるべきかと。大勢の中で学べることも多々有るかと。反対に、家庭は家庭教育をしっかりとするべきで、躾をされていない子が学級を乱していると思います。我が家は今春から子育てならぬ孫育てが始まります。大変かも(>_<)
渡来人が何かはっきりと理解しないままだったのですが、少しはっきりさせることができました。DNA研究はいろいろなところにいかされているのですね。
昔々の日本人はどこか来て、後にどこからか渡来人を受け入れたということですね。技術や文化をもった人も入ってきたけれど、ほんの一部だったということでしょうか。
豊かになり皆が学校に通うことができる時代になりました。
そうなったところで、学校に通うことができない子も増えています。家庭での支えに期待することが大きくなっています。高校無償化も大切かもしれませんが、不登校の子への支援にもお金を掛けていただきたいと考えます。
住みづらくなって追われるように日本にやってきた渡来人の生への大きなエネルギーを感じました。
とても興味あります。
そのくらい先だと同じご先祖様とつながる人がとても多そうです。
こちらこそよろしくお願いします。
わたしは恥ずかしさを捨てたくはないのですが‥
今日も来ましたよ♪
養育の正解はいまだにわかりませんが、
子供が親になり、その子供の教育をする
姿を見て、我々の教育がどうであったかが
わかるのかと思ったりしてます。
そういうことがあるかもしれません。わたしも、娘が子に接する姿を見ていると、妻に似ているところがあると感じます。