中村諭さんはこんなことを⑦ /読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」24 『信じる勇気が湧いてくる本』遠藤周作 祥伝社 2002年 ④【再掲載 2014.10】
今日は3月20日、木曜日です。
今回は、3月10日に続いて、
「中村諭さんはこんなことを」の紹介7回目です。
中村さんの教育への情熱を感じました。
もう一つ、再掲載になりますが、遠藤周作さんの
「信じる勇気が湧いてくる本」④を載せます。
- 珠玉の日本語が満ちている
出版社の案内に書かれている通りだと感じました。
☆中村諭さんはこんなことを⑦
◇A中学校通信 35~92号抄録 1
□教育とは魂かけた格闘
教育者の使命
「自らの命、内なる炎を燃やし、子供たちと人格をめぐりあい、
共感の世界を広げ、生きる力の源泉を培うこと。生きる力の源
泉を培うとは、小さな命の炎に、息吹を吹きかけ、めらめらと
燃え立つ炎を、より大きく確かなものにすることである。」
アラゴン(フランス哲学者)
「教育とは、共に理想を語ることだ。生きるとは胸に誠実を刻む
ことだ。」
学校
- お宝を育み、育て、大きくする社会的使命と責任
× ちやほやして野放図にすることではない
= 社会的に有用な人材となる基礎づくり
21世紀を生き抜く力の源泉 自己責任と義務
□自分は自分の主人公
1 自分は自分の主人公
自分の人生は自分が責任を持たねばなりません
責任をとる
= 「任務を全うすること」
= 大人に近付くこと
「私たちの行為はすべて自分に戻ってくる」
2 自分は自分がイメージした以上の存在には決してなれない
- 志を高く持とう -
「私は○○になるんだ」と自分に言い続ける人はどん
どんその姿に近付いていく
= 自分の中にある力は強い
3 元気な挨拶とお礼が言えれば一生食っていける
-周囲の信頼と好感が得られることは最大の財産である-
間髪入れずにタイミングよく素直に言えるか
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」
「さようなら」「ありがとう」「すみません」
□よいつぼみ
「青春の詞」サミエル・ウルマン
青春とは 人生のある時期をいうのではない
心の様相をいうのだ
秀れた創造力 逞しき意志 燃ゆる情熱
怯情を却ける勇猛心 安易を振り捨てる冒険心
こういう様相を青春というのだ
歳を重ねるだけでは 人は老いない
理想を失うとき 初めて老いが来る
(以下略)
エネルギーを取り入れ続ける
= 「よいつぼみ」になろう
「平凡な一日と貴重な一日」
□学ぶということ
学ぶとは自分のドクサとの対決
学問の目的
「既知のものを既知のものとして覚える」のではなく、「未知
のものを既知のものにするために考えること」
林竹二
「知識とはドクサ(本物の知識のようで偽物の知識)との対決
である」
「子供の埋もれた能力が引き出されない場合、脱線、狂気を生
み出し、他の形…無法、乱暴と言った形で暴発する」
☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」24 『信じる勇気が湧いてくる本』遠藤周作 祥伝社 2002年 ④【再掲載 2014.10】
[出版社の案内]
人間の生死や信仰の問題を見つめた純文学からユーモア
小説、軽妙なエッセイまで多彩な執筆活動を続けた人気
作家・遠藤周作。遺された作品群には、生きること・信
じることが思わず嬉しくなる、珠玉の日本語が満ちてい
る

◇住処(しあわせ)を見つける知恵
・ 文明とは他国のものを盗み取れるもの。文化とは他国のものを
盗み取れないもの。 『ぐうたら人間学』
・ プロの一生とは不断の勉強の集積だ。一日も休めない。夜の夢
の中でさえ、それを考えていることがある。
『ほんとうの私を求めて』
・ 三種類の人間がいる。
ひとつは生活次元の利益や損得が自分の人生のすべてであると
考える人間。われわれの多くがそうである。
もうひとつは、生活次元を超えた人生こそ本物のものだと思い、
前者が拒否しようとする苦しみや病気にも価値を発見しようとす
る人間。
さらに、この二つの間を揺れ動く人間がいる。生活次元がすべ
てではないと思うが、徹底的に人生次元に突入できぬ人間。
『最後の花時計』
・「人間は考える葦である」パスカル
葦にポイントがある
= 人間の思考なんて草と同じように頼りないものだと
いうこと 『心の砂時計』
・「もう一つの名」を持とう
仕事中の名と他の名。二重構造ができ、単調だった毎日の
色彩がいささか立体的に変わってくる。 『万華鏡』
・トルコの格言
「明日できることを今日するな」
今日の仕事を終えたならその後は愉快に遊べ。愉快に人生
を楽しめ。明日の仕事までがりがり今日の内にやるような奴
は結局は出世しても、人間として、人生として損なのだ。
『勇気ある言葉』
◇老いの捉え方
・ 老人が次の世界
- 神の世界に近い
◇病気が教えてくれた
・ 病院
- 自分の人生をじっと振り返る人々が住んでいる
『ぐうたら人間学』
・ お見舞い
- 「あいつをよろしく」と看護婦にチョコレートを贈った
友人
見舞い品はタオルやパジャマが喜ばれる
・ 手を握ってもらうことで自分の痛みを彼女に伝える。分かち合
える。
◇最期の日の迎え方
・ デスマスクは他の如何なる面よりも日本の能面を連想させると
思うのは私一人だろうか 『春は馬車にのって』
・ デスマスクは素顔 『ぐうたら人間学』
今回は、3月10日に続いて、
「中村諭さんはこんなことを」の紹介7回目です。
中村さんの教育への情熱を感じました。
もう一つ、再掲載になりますが、遠藤周作さんの
「信じる勇気が湧いてくる本」④を載せます。
- 珠玉の日本語が満ちている
出版社の案内に書かれている通りだと感じました。
☆中村諭さんはこんなことを⑦
◇A中学校通信 35~92号抄録 1
□教育とは魂かけた格闘
教育者の使命
「自らの命、内なる炎を燃やし、子供たちと人格をめぐりあい、
共感の世界を広げ、生きる力の源泉を培うこと。生きる力の源
泉を培うとは、小さな命の炎に、息吹を吹きかけ、めらめらと
燃え立つ炎を、より大きく確かなものにすることである。」
アラゴン(フランス哲学者)
「教育とは、共に理想を語ることだ。生きるとは胸に誠実を刻む
ことだ。」
学校
- お宝を育み、育て、大きくする社会的使命と責任
× ちやほやして野放図にすることではない
= 社会的に有用な人材となる基礎づくり
21世紀を生き抜く力の源泉 自己責任と義務
□自分は自分の主人公
1 自分は自分の主人公
自分の人生は自分が責任を持たねばなりません
責任をとる
= 「任務を全うすること」
= 大人に近付くこと
「私たちの行為はすべて自分に戻ってくる」
2 自分は自分がイメージした以上の存在には決してなれない
- 志を高く持とう -
「私は○○になるんだ」と自分に言い続ける人はどん
どんその姿に近付いていく
= 自分の中にある力は強い
3 元気な挨拶とお礼が言えれば一生食っていける
-周囲の信頼と好感が得られることは最大の財産である-
間髪入れずにタイミングよく素直に言えるか
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」
「さようなら」「ありがとう」「すみません」
□よいつぼみ
「青春の詞」サミエル・ウルマン
青春とは 人生のある時期をいうのではない
心の様相をいうのだ
秀れた創造力 逞しき意志 燃ゆる情熱
怯情を却ける勇猛心 安易を振り捨てる冒険心
こういう様相を青春というのだ
歳を重ねるだけでは 人は老いない
理想を失うとき 初めて老いが来る
(以下略)
エネルギーを取り入れ続ける
= 「よいつぼみ」になろう
「平凡な一日と貴重な一日」
□学ぶということ
学ぶとは自分のドクサとの対決
学問の目的
「既知のものを既知のものとして覚える」のではなく、「未知
のものを既知のものにするために考えること」
林竹二
「知識とはドクサ(本物の知識のようで偽物の知識)との対決
である」
「子供の埋もれた能力が引き出されない場合、脱線、狂気を生
み出し、他の形…無法、乱暴と言った形で暴発する」
☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」24 『信じる勇気が湧いてくる本』遠藤周作 祥伝社 2002年 ④【再掲載 2014.10】
[出版社の案内]
人間の生死や信仰の問題を見つめた純文学からユーモア
小説、軽妙なエッセイまで多彩な執筆活動を続けた人気
作家・遠藤周作。遺された作品群には、生きること・信
じることが思わず嬉しくなる、珠玉の日本語が満ちてい
る

◇住処(しあわせ)を見つける知恵
・ 文明とは他国のものを盗み取れるもの。文化とは他国のものを
盗み取れないもの。 『ぐうたら人間学』
・ プロの一生とは不断の勉強の集積だ。一日も休めない。夜の夢
の中でさえ、それを考えていることがある。
『ほんとうの私を求めて』
・ 三種類の人間がいる。
ひとつは生活次元の利益や損得が自分の人生のすべてであると
考える人間。われわれの多くがそうである。
もうひとつは、生活次元を超えた人生こそ本物のものだと思い、
前者が拒否しようとする苦しみや病気にも価値を発見しようとす
る人間。
さらに、この二つの間を揺れ動く人間がいる。生活次元がすべ
てではないと思うが、徹底的に人生次元に突入できぬ人間。
『最後の花時計』
・「人間は考える葦である」パスカル
葦にポイントがある
= 人間の思考なんて草と同じように頼りないものだと
いうこと 『心の砂時計』
・「もう一つの名」を持とう
仕事中の名と他の名。二重構造ができ、単調だった毎日の
色彩がいささか立体的に変わってくる。 『万華鏡』
・トルコの格言
「明日できることを今日するな」
今日の仕事を終えたならその後は愉快に遊べ。愉快に人生
を楽しめ。明日の仕事までがりがり今日の内にやるような奴
は結局は出世しても、人間として、人生として損なのだ。
『勇気ある言葉』
◇老いの捉え方
・ 老人が次の世界
- 神の世界に近い
◇病気が教えてくれた
・ 病院
- 自分の人生をじっと振り返る人々が住んでいる
『ぐうたら人間学』
・ お見舞い
- 「あいつをよろしく」と看護婦にチョコレートを贈った
友人
見舞い品はタオルやパジャマが喜ばれる
・ 手を握ってもらうことで自分の痛みを彼女に伝える。分かち合
える。
◇最期の日の迎え方
・ デスマスクは他の如何なる面よりも日本の能面を連想させると
思うのは私一人だろうか 『春は馬車にのって』
・ デスマスクは素顔 『ぐうたら人間学』
この記事へのコメント
綺麗に終れるように生きていきたいと願う日々。
嘘は言わなかったのに。
そうですね。一日一日を大切にと思うようになりました。
わたしも、中高生の頃、「ぐうたらシリーズ」と「どくとるマンボウシリーズ」に夢中でした。立派な読書ですよ。
本を読んでもなかなかしっかりとは身に付きません。
のんか寂しい
今日あたりから 本格的な春日和になって来そうですね。✿~
感謝のしるしくらいはと思ってしまいますが、何か面倒なことがあるのでしょうね。
こちらは、朝から晴れて気持ちのよい朝です。
nice!の押し逃げで申し訳ないですが・・・。
我が町・弥生も下旬に入ったと言うのに天候が不順・春爛漫は、程遠いです・暑さ寒さも彼岸まで、日増しに暖かく成るのを願うが・・・。
想いは2つ目、しかし煩悩だらけな生活・・。
結局煩悩から抜け出せぬような気がします。
暖かい日でしたが、風はやはり強い一日でした。
わたしは3番目のタイプだと感じます。中途半端な。