「子ども集団を動かす魔法のワザ」杉渕鐵良 学陽書房 2010年 ③ /「いまここに生きる智慧」Aスマナサーラ・鈴木秀子 サンガ 2007年 ③【再掲載 2015.5】

今日は3月23日、日曜日です。


今回は、3月17日に続いて、杉渕鐵良さんの
「子ども集団を動かす魔法のワザ」3回目の紹介です。


小学校の学級担任として、わたしはこの本から具体的なことを学びまし
た。      

保護者、地域で子どもとかかわる人に役立つことも多いと考えます。



出版社の案内には、

「困っていたクラスがまとまる!元気になる!子どもの全力を引き出す
 カリスマ教師の指導のコツ。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「クラスがうまくいっていないとき『ゆっくり』ではなく『のろのろ』
になっている」


・「子どもは長い帰りの会が大嫌いである。早く帰って遊びたいからだ。
早く帰れるから終わりが速いのは大歓迎。大喜びする。高速帰り支
度は1日の終わりを引き締める。」


・「大切なのは教師が準備し、子どもを待つこと。叱らず、にこにこし
て子どもを待つ。だんだん子どもたちも準備して待つようになる。」



もう一つ、再掲載になりますが、A.スマナサーラさん、鈴木秀子さんの
「いまここに生きる智慧」③を載せます。
考え込み悩まないで、淡々と「今やるべきことをやる」ことの大切さに
気づきました。



☆「子ども集団を動かす魔法のワザ」杉渕鐵良 学陽書房 2010年 ③

1.jpg

◇コラム① 一人一人の記録を取る 
毎日一人一人の記録を取ろう
① その場で記録を取る
② 寝る前に思い出して書く
  
  誰でも最初は難しい
  
  授業記録はこう使う
    子どもの変化が面白くなる

  教師の行動


◇「超スピード」で子どもが変わる魔法のワザ(1)
スピードがクラスを変える
  速さがあれば学級崩壊は絶対しない
  スピード、リズム、テンポが大事 = スピード重視

  速さがあると子どもはおもしろがる
授業中
     - 何度も「起立」 ~ ハイスピード
指名なし発言
     - 間をおかずに次の子が

  スピード、リズム、切り替え
   (スピード 声の大きさ 返事の大きさ 
              字の丁寧さ 全力を出すこと)    
    遅い子には?
     = 速くできるこつを教えてあげるのが教師の役割

  モットー
   「一人でも落ちこぼさない」

  ◎ スピードは子どもを変える




① スピードがあることは気持ちがいい
  スピードを重視すると子どもが授業に集中する

  「集中しなさい」と叱るよりスピードを重視せよ!

    ポイント 
      〇スピードに着目しよう 
      〇スピードがつくと学級がパワーアップする

 人は本能的に速さを求める
      速いことは気持ちがいいからだ



② スピードで子どもが変わる
 子どもにスピードを身に付けさせるには?

 分類 
     1 取り掛かり 
     2 ハンドスビード 
     3 動きのスピード
4 心のスピード 
     5 頭のスピード

ポイント 
     クラスがうまくいっていないとき「ゆっくり」ではなく
    「のろのろ」になっている

◎ スピードがメリハリある活動をつくる



③ 着替えでスピードアップ
  先生と競争してスピードアップ  
      制限時間を短くしてスピードアップ
   
    着替えから手を付けると変化が速い 

    ポイント
      着替えは子どもの動きを俊敏にする 
低学年は一日に何度も着替えさせよう
教師と競争すると効果的
      あっという間に速くなる



④ 帰りの支度でスピードアップ
  2分以内
      支度の手順を具体的に教える

    自分で手順を考えさせる
   
    やればやるほど速くなる  
      低・中学年2分 
      高学年1分30秒
   
    ポイント
      子どもは長い帰りの会が大嫌いである。早く帰って遊びた
     いからだ。早く帰れるから終わりが速いのは大歓迎。大喜び
     する。高速帰り支度は1日の終わりを引き締める。     



⑤ 授業準備でスピードアップ
  教師の方が遅れていると?

   教師が早ければうまくいく
     - 5分前

    教師こそが準備しておこう 
     - 教師サイドの準備

    ポイント
      大切なのは教師が準備し、子どもを待つこと。叱らずにこ
     にこして子どもを待つ。だんだん子どもたちも準備して待つ
     ようになる。








☆「いまここに生きる智慧」Aスマナサーラ・鈴木秀子 サンガ 2007年 ③【再掲載 2015.5】

[出版社の案内]

子育ての迷い、いじめ、ひきこもり、揺らぐ夫婦の絆、
生老病死の苦しみ ― 多くの人々の悩みを受け止めて
きた聖心会シスター鈴木秀子氏が、私たちが抱える人
生の問題を、スリランカ初期仏教長老アルボムッレ・
スマナサーラ氏に尋ねます。

100000009001602942_10204.jpg

◇生死に向き合うとき
言葉のハンディ

願い事は逆になる

超越したステージ 
    第三のステージ 
     - 期待はあって見も言葉には出さない
トランセンド(超越)ステージ
     = 二つの選択を超越するステージ
◎「いまやるべきことをやりなさい」

末期ガン患者との対話
    「あなたは悩んでいるのでしょうか」
   「あなたは何を考えているのでしょうか」

供養とは善をなすこと 
    たくさん善行為をして,なくなられた人に回向する

師匠(長老)の司法惚けて
  起こったことは終わりましたし,歴史は変えられない。
    「では,どうすべきか」

  分かち合いと癒し
    泣き尽くした後で

  意図を意識して生きる

医者も失敗に慣れなければ

失敗を認めて繰り返さないこと
    川が流れるのは不安定だから

自我と自分 
     自我というのは永遠に変化しない変わらない自分という実体
    が実在するという
     妄想・概念・幻覚
   - 「不完全であることこそ存在」

宇宙と知識

素直な人がすかれる 
    年と共に変わるのが一番かわいらしくなれる

変化こそが生きていること

宇宙の次元で生死を見つめる
  臨死の人に対して 
      胸の下に軽く手を当て一緒に息をする
- 大宇宙からエネルギーをもらって送る

  ヴィパッサナー瞑想 
    ライジングとフォーリング