「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 ヤマケイ文庫 2023年 ① /「子どもを伸ばす一斉授業」久保齋 小学館 2006年 ④【再掲載 2017.6】
今日は4月16日、水曜日です。
今回は、長尾和宏さんの
「病気の9割は歩くだけで治る」1回目の紹介です。
気軽に読むことができる、なるほどが詰まった本だと感じました。
出版社の案内には、
「シリーズ累計21万部、待望の文庫化!
簡単、無料で医者いらず。歩行が人生を変える24の理由。医者に払
う金があるなら靴とリュックに使え! 現代病の大半は歩かないこと
が原因だった。歩くと寿命が延びるのはなぜ。歩行は、脳を変えて、
人生を変える!
町医者として多くの患者を診療しながら、多くのベストセラー本を
著している、長尾和宏先生の新しいテーマである歩くことによる健
康法の本。平穏死という言葉をはやらせた、死を見つめたテーマ、
ボケの問題、薬についてのうんちく、近藤誠教授へのアンチテーゼ。
これらのテーマから、もっと健康で積極的に生きていこうというこ
とに、著者の関心は移っています。
病気の9割は歩くだけで治ります。しかも簡単、ただで、医者もい
りません。歩くことがどれだけ健康に良いかということを、医者の
立場から科学的に証明していきます。
実際の治療にも多く使われ、効果をあげています。
歩行が人生を変える24の理由をわかりやすく説明する本です。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「沖縄クライシス。1985年には男女ともに平均寿命第1位が、2010年
には男性第30位、65歳死亡率は男女ともワースト1位に」
・「江戸時代の庶民は一日3万歩歩いていた。対して現在の課長・係長
クラスは7000歩、部長クラスは5000歩、車付き重役は3000歩」
・「貝原益軒『養生訓』は、ただやり過ぎを禁じているだけで中庸の大
切さが説かれている。歩くことは書かれていないのは当たり前すぎ
たから」
もう一つ、再掲載になりますが、久保齋さんの
「子どもを伸ばす一斉授業」④を載せます。
本書に書かれていることを授業に取り入れたところ、賢い発表をする
ことができる子が増えました。
授業が活発になりました。
小学校教員におすすめの本です。
☆「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 ヤマケイ文庫 2023年①
◇はじめに
薬至上主義を見直したい
歩くことの大切さ
~ 町医者としての実感

◇病気の9割は歩くだけで治る! (1)
1 現代病の大半は歩かないことが原因だった
現況
糖尿病 950万人 高血圧4000万人
高脂血症2000万人
認知症 460万人-予備軍を加えると900万人
毎年100万人が新たにがんに罹り、年間で37万人が命を落
とす
沖縄クライシス
1985年 男女ともに平均寿命第1位
→ 2000年 男性 第26位
2010年 男性 第30位
65歳死亡率は 男女ともワースト1位
65歳未満死亡率全国で1位
◎食生活
高脂肪高カロリーの欧米食(戦後)
◎車生活
暑さが厳しく歩かない 安価なタクシー
江戸時代の庶民は一日3万歩歩いていた
現在の課長・係長クラスは一日平均 7000歩
部長クラス 5000歩
車付き重役 3000歩
この半世紀は「歩くことが失われていった時代」
貝原益軒「養生訓」
ただやり過ぎを禁じているだけ
中庸の大切さ
歩くことは書かれていない = 当たり前すぎた
※ 現代人は「歩こう」と意識しなければ歩けない。江戸時代の庶民
は、現代人の6倍歩いていたから健康で幸せだった。
☆「子どもを伸ばす一斉授業」久保齋 小学館 2006年 ④【再掲載 2017.6】
[出版社の案内]
豊富な実例を交え一斉授業のノウハウを解説。ノート指導・音読
などの「一斉授業」を通し「凛々しい個別化・豊かな交流」を実現す
る過程を、実例を交え紹介します。児童が書いたノートなど、豊
富な資料を掲載。岸本裕史氏の巻頭言など、学力研メンバーの寄
稿あり。

⑬ ノート指導は教師の授業構成力を強化し、一斉指導の技を高める!
「ノート指導でいちばん変わるのは教師自身や!」
教師
~ 毎時間の授業が子どもたちのノートに残っていく
= いい加減では…
◎ 子どもたちのノートに優る教材研究の資料はない
◇ノート指導
1 1教科を選ぶ
2 上位、中位、下位の子のノートをコピーしておく
3 今日の授業を反省して、明日の授業のイメージを「子どもた
ちにどんなノートをつくらせようか」という観点で結んでいく
・イメージのシュミレーション
※ 芯は外さず臨機応変に授業を進めていく!
4 子どもたちのノートを実ながら今日の授業の反省をする
⑭ 話し方指導の基本は、いつでも話せるように身構える心を育てるこ
とである
「ボールが来たら、必ず蹴り返す。言葉のパス回しを磨くべし」
「意見を求められたら、必ず何らかの発言をすること、自分
の意見がまとまらないからといって、その場をしらけさせ
ない」
真ん中にいる教師が子どもたちに次々とパスを出し、教師
へパスを返す
大切なのは「場をしらけさせないこと」
◎ この指導を徹底させて次の段階に!
⑮ 話型を教えるのではなく、「話し方の技」を教える
「すぐに役立つ話し方の技をお教えしましょう」
話型指導の問題点
= 応用が利かない
→ 言語による行動パターンを身に付けさせるべき
◇「話し方の技」指導
1 自分のプライドを守り、しらけを防ぐ技
「今思いつかないので、最後に回してください」
「僕は考えつかないのですが、○○さんはどうですか」
2 一問一答を防ぎ、連続性を作るネタ取りの技
「○○さんは○○という意見ですが、ぼくはそうではな
くて~というふうに思います」
「○○さんは○○と言いましたが、ぼくは同じところを
読んで、~と違うように感じました」
※ 前発言者の話題のどこかの部分を必ず引用させるこ
とにより、それぞれの響き合いを演出する
→ 発言の連続性や共同性が生まれる
3 賢く見せる技 - 思考の過程を語る
「ぼくは、初め○○と考えていたのですが、資料を見て
いるうちに○○だと思うようになったので、~という
意見になりました」
「ぼくは、初め絶対に○○だと思っていたのですが、○
○さんの意見を聞いて、~だと思うようになったので、
意見を変えます」
4 賢く見せる技 - 複文構造で語る
「ぼくは○○だと考えていました。ところが、○○とい
うことが明らかになったので、~という意見に変えま
す」
「ぼくは○○さんの意見の○○と言うことに賛成です。
なぜなら、~だからです」
※ 接続詞を使って二文にする
今回は、長尾和宏さんの
「病気の9割は歩くだけで治る」1回目の紹介です。
気軽に読むことができる、なるほどが詰まった本だと感じました。
出版社の案内には、
「シリーズ累計21万部、待望の文庫化!
簡単、無料で医者いらず。歩行が人生を変える24の理由。医者に払
う金があるなら靴とリュックに使え! 現代病の大半は歩かないこと
が原因だった。歩くと寿命が延びるのはなぜ。歩行は、脳を変えて、
人生を変える!
町医者として多くの患者を診療しながら、多くのベストセラー本を
著している、長尾和宏先生の新しいテーマである歩くことによる健
康法の本。平穏死という言葉をはやらせた、死を見つめたテーマ、
ボケの問題、薬についてのうんちく、近藤誠教授へのアンチテーゼ。
これらのテーマから、もっと健康で積極的に生きていこうというこ
とに、著者の関心は移っています。
病気の9割は歩くだけで治ります。しかも簡単、ただで、医者もい
りません。歩くことがどれだけ健康に良いかということを、医者の
立場から科学的に証明していきます。
実際の治療にも多く使われ、効果をあげています。
歩行が人生を変える24の理由をわかりやすく説明する本です。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「沖縄クライシス。1985年には男女ともに平均寿命第1位が、2010年
には男性第30位、65歳死亡率は男女ともワースト1位に」
・「江戸時代の庶民は一日3万歩歩いていた。対して現在の課長・係長
クラスは7000歩、部長クラスは5000歩、車付き重役は3000歩」
・「貝原益軒『養生訓』は、ただやり過ぎを禁じているだけで中庸の大
切さが説かれている。歩くことは書かれていないのは当たり前すぎ
たから」
もう一つ、再掲載になりますが、久保齋さんの
「子どもを伸ばす一斉授業」④を載せます。
本書に書かれていることを授業に取り入れたところ、賢い発表をする
ことができる子が増えました。
授業が活発になりました。
小学校教員におすすめの本です。
☆「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 ヤマケイ文庫 2023年①
◇はじめに
薬至上主義を見直したい
歩くことの大切さ
~ 町医者としての実感

◇病気の9割は歩くだけで治る! (1)
1 現代病の大半は歩かないことが原因だった
現況
糖尿病 950万人 高血圧4000万人
高脂血症2000万人
認知症 460万人-予備軍を加えると900万人
毎年100万人が新たにがんに罹り、年間で37万人が命を落
とす
沖縄クライシス
1985年 男女ともに平均寿命第1位
→ 2000年 男性 第26位
2010年 男性 第30位
65歳死亡率は 男女ともワースト1位
65歳未満死亡率全国で1位
◎食生活
高脂肪高カロリーの欧米食(戦後)
◎車生活
暑さが厳しく歩かない 安価なタクシー
江戸時代の庶民は一日3万歩歩いていた
現在の課長・係長クラスは一日平均 7000歩
部長クラス 5000歩
車付き重役 3000歩
この半世紀は「歩くことが失われていった時代」
貝原益軒「養生訓」
ただやり過ぎを禁じているだけ
中庸の大切さ
歩くことは書かれていない = 当たり前すぎた
※ 現代人は「歩こう」と意識しなければ歩けない。江戸時代の庶民
は、現代人の6倍歩いていたから健康で幸せだった。
☆「子どもを伸ばす一斉授業」久保齋 小学館 2006年 ④【再掲載 2017.6】
[出版社の案内]
豊富な実例を交え一斉授業のノウハウを解説。ノート指導・音読
などの「一斉授業」を通し「凛々しい個別化・豊かな交流」を実現す
る過程を、実例を交え紹介します。児童が書いたノートなど、豊
富な資料を掲載。岸本裕史氏の巻頭言など、学力研メンバーの寄
稿あり。

⑬ ノート指導は教師の授業構成力を強化し、一斉指導の技を高める!
「ノート指導でいちばん変わるのは教師自身や!」
教師
~ 毎時間の授業が子どもたちのノートに残っていく
= いい加減では…
◎ 子どもたちのノートに優る教材研究の資料はない
◇ノート指導
1 1教科を選ぶ
2 上位、中位、下位の子のノートをコピーしておく
3 今日の授業を反省して、明日の授業のイメージを「子どもた
ちにどんなノートをつくらせようか」という観点で結んでいく
・イメージのシュミレーション
※ 芯は外さず臨機応変に授業を進めていく!
4 子どもたちのノートを実ながら今日の授業の反省をする
⑭ 話し方指導の基本は、いつでも話せるように身構える心を育てるこ
とである
「ボールが来たら、必ず蹴り返す。言葉のパス回しを磨くべし」
「意見を求められたら、必ず何らかの発言をすること、自分
の意見がまとまらないからといって、その場をしらけさせ
ない」
真ん中にいる教師が子どもたちに次々とパスを出し、教師
へパスを返す
大切なのは「場をしらけさせないこと」
◎ この指導を徹底させて次の段階に!
⑮ 話型を教えるのではなく、「話し方の技」を教える
「すぐに役立つ話し方の技をお教えしましょう」
話型指導の問題点
= 応用が利かない
→ 言語による行動パターンを身に付けさせるべき
◇「話し方の技」指導
1 自分のプライドを守り、しらけを防ぐ技
「今思いつかないので、最後に回してください」
「僕は考えつかないのですが、○○さんはどうですか」
2 一問一答を防ぎ、連続性を作るネタ取りの技
「○○さんは○○という意見ですが、ぼくはそうではな
くて~というふうに思います」
「○○さんは○○と言いましたが、ぼくは同じところを
読んで、~と違うように感じました」
※ 前発言者の話題のどこかの部分を必ず引用させるこ
とにより、それぞれの響き合いを演出する
→ 発言の連続性や共同性が生まれる
3 賢く見せる技 - 思考の過程を語る
「ぼくは、初め○○と考えていたのですが、資料を見て
いるうちに○○だと思うようになったので、~という
意見になりました」
「ぼくは、初め絶対に○○だと思っていたのですが、○
○さんの意見を聞いて、~だと思うようになったので、
意見を変えます」
4 賢く見せる技 - 複文構造で語る
「ぼくは○○だと考えていました。ところが、○○とい
うことが明らかになったので、~という意見に変えま
す」
「ぼくは○○さんの意見の○○と言うことに賛成です。
なぜなら、~だからです」
※ 接続詞を使って二文にする