「『文章術のベストセラー100冊』」のポイントを1冊にまとめてみた。」藤吉豊 小川真理子 日経BP 2021年 ②(後) /「日本がわかる思想入門」長尾剛 新潮社 OH文庫 2000年 ②【再掲載 2018.1】

今日は4月19日、土曜日です。


今回はは4月15日に続いて、藤吉豊さん、小川真理子さんの
「『文章術のベストセラー100冊』のポイントを1冊にまとめてみた。」
の紹介、2回目です。



出版社の案内には、

「この1冊で、100冊分の重要スキルが身につく
 『文章の書き方・大事な順』ランキング、ベスト40
 1位~7位のルールで、『文章力の向上』を実感できる。
 20位まで身につければ、『文章がうまい人』になれる。
 40位まで身につければ、『プロ級の書く力』が手に入る。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「難しい言葉を簡単な言葉に置き換える」


・「知らないことは『知っていること』に例える」


・「思いつきはメモに、思考はノートにどんどん書く」




もう一つ、再掲載になりますが、長尾剛さんの
「日本がわかる思想入門」②を載せます。
大変わかりやすい本でした。





☆「『文章術のベストセラー100冊』」のポイントを1冊にまとめてみた。」藤吉豊 小川真理子 日経BP 2021年 ②(後)

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◇本当に大切な「7つのルール」ランキング1~7位 (2)

5位 「わかりやすい言葉」を選ぶ 
中学生でも分かる 
       日常的な言葉 耳慣れた言葉
「自分が普段から使っている言葉」

    ポイント
1 「難しい言葉」を「簡単な言葉」に置き換える

2 専門用語を使うときには解説を付ける

3 簡単な言葉を雑に扱わない



6位 比喩・たとえ話を積極的に使う
ポイント
  1 使いやすいのは「直喩」「比喩」「擬人化」の3つ

  2 より強い印象を与えたいときには「隠喩」
断定  × 「~のよう」「~みたいな」
まず直喩から

      3 知らないことは「知っていること」に例える



7位 接続詞を「正しく」使う
ポイント
1 接続詞は「使いすぎ」も「使わなさすぎ」もダメ

      2 必ず入れたいときは「逆のこと」を書く場合
   
      ◎ 最初は接続詞を使って書き、後から削る




◇スキルアップ「13のポイント」 8~20位

8位 思いつきはメモに、思考はノートにどんどん書く
ポイント
      1 いつでもメモを取れるようにしておく

      2 アイデアの浮かびやすさは場所によって違う

      3 書き出したメモやノートを整理してから文を組み立て
       よう



9位 正確さこそ文章の基本
ポイント
1 第一の役割は「伝えること」

2 誤解なく書き、すべて書く

3 理解している内容だけをルールを守って書く



10位 名文を繰り返し読む


<以下略> 







☆「日本がわかる思想入門」長尾剛 新潮社 OH文庫 2000年 ②【再掲載 2018.1】

[出版社の案内]

ヨーロッパ哲学だけが人類の思想・哲学のすべてではない。
古代から、中世、近世、近代まで、各時代の日本思想にこ
そ、知的発見の楽しみが満ち溢れている。先賢に学ぶ40 の
ニッポン・オリジナル。

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◇「天皇はエライ」という主張

「古事記」「日本書紀」のキーワードは天皇 
   = 天皇の根本の意義を決定
   = 当時の天皇家が日本の正統な支配者であることを証明するた
    めの資料集


 「古事記」
   - 第33代推古天皇まで
 文学・様々な神話の集合体
    日本の神々
     - 八百万の神についての大胆な解釈
  天皇家の祖先は「高天原」の統括者であった神・天照大神
  すべての神々は彼女を中心に系統的にまとめられる
    津田左右吉「100%事実だと言うことはあり得ない」


 「日本書紀」 
   - 客観的データのしっかりした歴史資料
第41代持統天皇まで
内外に向けたプロパガンダ
      大化の改新の理念を形にする文化事業
    二書に語られる古代日本人の心 
  「天皇は尊い」テーゼ 自然に受け入れられる



◇日本史上思想家第一号

 聖徳太子(574~622)
第31代用明天皇 第一子 厩戸皇子
第33代推古天皇
     20歳で摂政 その後30年間政治家として活躍
「憲法第17条」制定
     目的 天皇家を中心とした中央集権国家
     そのバックボーンとして仏教を取り入れた
     ①「天皇」という要素を社会正義の中心に据えて考えた
     ②「和」を社会の究極的な目的とした
      ③仏教と儒教という二大外来思想を取り入れ,底から独
       自の思想を紡ぎ出した
   仏教 - 高句麗出身の僧・彗慈から
儒教 -  博士・覚哿から


 憲法十七条
「共同体への同調」という道徳観
   日本的社会観に仏教の思想を合わせた  
     人は皆「凡夫」
仏教を「人類普遍の善の教え」として解釈
    = 現実的な道徳として
   遺言
   「世間は虚仮(こけ)にして,唯だ仏のみ是れ真なり」
   仏教の教えに日本人にとって新たなそして彼にとっては唯一真実
   の「死生観」までも見出した
    = 聖徳太子は「思想の革命児」



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