「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 ヤマケイ文庫 2023年 ② /「信頼される先生 敬遠される先生」飯田稔 学陽書房 2001年 ①【再掲載 2017.11】

今日は4月22日、火曜日です。


今回は、4月16日に続いて長尾和宏さんの
「病気の9割は歩くだけで治る」2回目の紹介です。


気軽に読むことができる、なるほどが詰まった本だと感じました。


出版社の案内には、

「シリーズ累計21万部、待望の文庫化!
 簡単、無料で医者いらず。歩行が人生を変える24の理由。医者に払
 う金があるなら靴とリュックに使え! 現代病の大半は歩かないこと
 が原因だった。歩くと寿命が延びるのはなぜ。歩行は、脳を変えて、
 人生を変える!
 町医者として多くの患者を診療しながら、多くのベストセラー本を
 著している、長尾和宏先生の新しいテーマである歩くことによる健
 康法の本。平穏死という言葉をはやらせた、死を見つめたテーマ、
 ボケの問題、薬についてのうんちく、近藤誠教授へのアンチテーゼ。
 これらのテーマから、もっと健康で積極的に生きていこうというこ
 とに、著者の関心は移っています。
 病気の9割は歩くだけで治ります。しかも簡単、ただで、医者もい
 りません。歩くことがどれだけ健康に良いかということを、医者の
 立場から科学的に証明していきます。
 実際の治療にも多く使われ、効果をあげています。
 歩行が人生を変える24の理由をわかりやすく説明する本です。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「筋肉量を落とさずにやせることは意外と難しい。歩くことが有効」


・「メタボ健診に足りないことは歩くこと。歩かないからメタになり、
メタボが心筋梗塞、脳卒中、そしてがんと認知症を引き起こす 」


・「最大の認知症予防は計算しながら1時間歩くこと」




もう一つ、再掲載になりますが、飯田稔さんの
「信頼される先生 敬遠される先生」①を載せます。
懐かしい同僚の顔を思い出します。





☆「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 ヤマケイ文庫 2023年 ②

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◇病気の9割は歩くだけで治る! (2)

2 糖尿病、高血圧‥ 生活習慣病は歩くほどに改善する
  メタボ健診の成果はまだまだ
   - 食事のみ  運動指導では十分ではない
  
   やせればすべてが正常値になる

   筋肉量を落とさずにやせることは意外と難しい
- 歩くこと!

「貧困=無知」が子どもたちの肥満をつくっている
子ども
     -「悪いライフスタイルの連鎖」 
       肥満になる生活の連鎖
歩かないし、ジャンクフードばかり食べてしまう
    
   大切な「健康教育」  
     一番の生活習慣病対策は歩くこと
   
  ※ メタボ健診に足りないことは歩くこと。歩かないからメタに
   なり、メタボが心筋梗塞、脳卒中、そしてがんと認知症を引き
   起こす 



3 最大の認知症予防は計算しながら1時間歩くこと
認知症と糖尿病との関わりが深い
     2015.1 新オレンジプラン

高認知症薬に過度に期待するのは危険
「MCIスクリーニング検査」A~Dの4段階  
     2~3万円程度


認知症予防効果があるのは2つだけ
①「シロスタゾール(商品名:プレタール)」
脳梗塞発症後再発予防薬 
        しかし認知症への保険適応はない

②「歩くこと」日本初のエビデンス
MCIのひとを集めて毎月1時間、50から3ずつ引いて
      いく計算をしながら歩いてもらったところ、1年後には
      脳内のアミロイドβが消えた
   ~ 施設に入った後も毎日できるだけ歩くことが大切
       ~ 認知症ケアの1つ









☆「信頼される先生 敬遠される先生」飯田稔 学陽書房 2001年 ①【再掲載 2017.11】


◇子供との関わり

子供の教師を見る二つの目
①「学習指導」面  ティーチャー的側面
②「人柄」 カウンセラー的側面

 「初めて教壇に立った日の感激をいつまでも!」



◇学習と授業
学習指導観の転換できる人
生き残りはこれだ
     → 実践を改めていくこと

  お題目だけでは… 
   → 「組織的な授業改善を!」
校長がスクールリーダーとしてリーダーシップ

授業の場面で
教室に目を向けて
    高まりや深まりはどうか

  学び合い深め合い = 「社会化」 
    情報を自分なりにかみ砕いて 

  新教育課程と指導内容
今こそ教科書で教える時代
     = 肉付け・味付けは教師
    グループ学習と個別学習

  あなたはカリキュラムメーカー
ユーザーからメーカーへ
    「教師が本領発揮の時代」
      = 実践者の立場から

  総合的な学習 
    ①調査研究型 
    ②表現総合型
    ③社会参加型
 ④実践企画型 
    ⑤交流協働型
    ⑥自己形成型
学習活動のテーマと学習活動を結びつけながら単元構成を!
    → 学校としての構想が大切になる

  地域に目を向けたカリキュラムメーカー
人に頼む前に校内を固めよう
教育ボランティアの依頼
   ① 信頼できる人 
         PTA役員・地域自治会長に学校に集まってもらい
        リストを作成する
② 広く     
         文書で名簿作り ← 変な人が入るおそれもある

  体験的学習・問題解決的学習
具体性を説得力を!

  基礎基本の指導 
    ワークペーパーの工夫は?
      どのようなことを いかにドリルにするか

  教えることは教えよう  
    土台は学力

  学習授業チームプレーの時代
若い人がほしいことは分かるが…
30年前は「ベテラン教師待望論」があった
個人プレーからチームプレーへ
  「教師は20坪の内側で勝負する」
       → チームへ、もっと広く

  指導案から構想図へ
もっと平易に書いたら …  硬い文章
構想図を書いてみたら
    予想できる子供の動きを列挙し、一つ一つに対処・支援
      を書き入れる
     = 短い言葉で

  予察(下見)はしているか
遠足旅行だけではない
      総合学習でも
人間関係を作ることに
    世間は言う「依頼状あって礼状なし」と

  「評価」を考える
評価
     - 「テスト」「成績(評定)」「通知票」の3つが話題に
学校改善・授業改善も 
      PDS Plan Do See
        計画   実践 評価 

  子供の自己評価
個人内評価に目を向けて 
      自己評価の工夫
到達度評価も 
      授業計画    - ピッチャー
   評価の計画実施 - キャッチャー
  適切な評価を行う時間の確保を!