「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 山と渓谷社 2023年 ④ /「宮本常一さん 教育について」 ⑤【再掲載 2017.6】
今日は4月28日、月曜日です。
今回は、4月25日に続いて長尾和宏さんの
「病気の9割は歩くだけで治る」4回目の紹介です。
気軽に読むことができる、なるほどが詰まった本だと感じました。
出版社の案内には、
「シリーズ累計21万部、待望の文庫化!
簡単、無料で医者いらず。歩行が人生を変える24の理由。医者に払
う金があるなら靴とリュックに使え! 現代病の大半は歩かないこと
が原因だった。歩くと寿命が延びるのはなぜ。歩行は、脳を変えて、
人生を変える!
町医者として多くの患者を診療しながら、多くのベストセラー本を
著している、長尾和宏先生の新しいテーマである歩くことによる健
康法の本。平穏死という言葉をはやらせた、死を見つめたテーマ、
ボケの問題、薬についてのうんちく、近藤誠教授へのアンチテーゼ。
これらのテーマから、もっと健康で積極的に生きていこうというこ
とに、著者の関心は移っています。
病気の9割は歩くだけで治ります。しかも簡単、ただで、医者もい
りません。歩くことがどれだけ健康に良いかということを、医者の
立場から科学的に証明していきます。
実際の治療にも多く使われ、効果をあげています。
歩行が人生を変える24の理由をわかりやすく説明する本です。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「胃腸を正しく動かすには、よい食事に加えて、歩いて自律神経を整
えること。歩けば腸内環境がよくなる。腸が変われば脳も変わる。」
・「甘いものばかり食べて歩かないと、線維筋痛症、偏頭痛、リウマチ、
喘息、アトピー性皮膚炎、パニック障害など『脳過敏症』を引き起
こす。」
・「がんを予防するにはまず歩くこと。がんになっても歩ける限り歩く。
歩くことで免疫が上がり、治療に耐えられる体ができる」
もう一つ、再掲載になりますが、
「宮本常一さん 教育について」⑤を載せます。
「つきあい」の範囲が急速に狭くなっていることを寂しく感じます。
☆「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 山と渓谷社 2023年 ④

◇病気の9割は歩くだけで治る! (4)
6 逆流性食道炎も便秘も一挙に改善、腸内フローラが脳を変える
自律神経がコントロール
→ 歩くこと
昔の日本人は野菜をたくさん食べよく歩いたから便秘もな
かった
よく歩けば便秘薬は要らなくなる
腸が脳をコントロールしている
体内の免疫システムの大半が腸に由来する
- セロトニンも大半が腸からつくられている
※ 胃腸を正しく動かすには、よい食事に加えて、歩いて自律神経
を整えること。
歩けば腸内環境がよくなる。腸が変われば脳も変わる。
7 線維筋痛症も喘息もリウマチも痛い病気こそ頑張って歩け!
線維筋痛症
- 異状がないにもかかわら筋や筋肉があちこち痛くなる病気
痛いというハードルが下がっているからか?
ひどく敏感になっている
過敏になっている
「関節リウマチ」などの自己免疫系の病気
「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」などアレルギー系の病気
「パニック障害」などの脳の過敏
甘いもの好き、歩かない人に多い病気
正体が過敏症にある病気がとても増えている
◎砂糖を控えること
「全摂取カロリーの5%以下」WHO
「一日小さじ6杯分まで」WHO
※ 甘いものばかり食べて歩かないと、線維筋痛症、偏頭痛、リウ
マチ、喘息、アトピー性皮膚炎、パニック障害など「脳過敏症」
を引き起こす。
8 がんの最大の予防法はこんなにも単純だった!
2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで亡くなるのが今の
状況
人間はがんに罹りやすい動物
死亡原因
人間30% チンパンジー 2%以下 犬猫1%以下
魚0.1%以下 ペットの犬30%(人間と暮らすストレス)
= 動かない動物ががんになる
遺伝子の傷
~ 退治するのが免疫システム
体を動かすことで元気を取り戻していった末期の患者さん
漢方薬「補中益気湯」+ 毎日歩く + 農作業
→ 腫瘍マーカーが急降下したのち4か月後息を引き取っ
た
※ がんを予防するにはまず歩くこと。がんになっても歩ける限り
歩く。歩くことで免疫が上がり、治療に耐えられる体ができる
☆「宮本常一さん 教育について」 ⑤【再掲載 2017.6】

◇つきあい
日本は育児にメイドがいらない
欧米では子供は親に育てられ、そのことにより社会一般のもの
となる
人間関係の二重構造
「つきあい」組織や制度的なものとは別の人間関係
村
- 地域社会
葬式
= 自分で自分のかたを付けられない
= 平静から他人の葬式に行って手伝う必要
通夜
… 女中心
百万遍の数珠念仏
= 制度とは別
会社
- 社縁集団
「会社という制度」+「つきあい」
つきあいの度が強くなると家族的な職場と呼ばれる
江戸時代
武士の制度社会 と 農民のつきあい社会
講
-「まわりばんこ」えこひいきがない
一つの村に10や20の講
「伊勢講」「庚申講」「地蔵講」など
飲食を伴う
→ 戦後 生活改善講
→ 飲食の風 おみやげの風
◇パブリックマインド
日本には社会一般という考えがまだできていない
戦前
… 天皇のため
→ パブリックマインドが必要
「せっかちに改善に走る前に,自分の周囲にあるつきあいの形を正
しく意識化してみることが大切である。」
大切なこと
何よりも大切なことは,人間一人一人がもっと賢くなることで
あり,お互いが自己の権利を主張するだけでなく,共通分母を見
いだしていくことである。
今回は、4月25日に続いて長尾和宏さんの
「病気の9割は歩くだけで治る」4回目の紹介です。
気軽に読むことができる、なるほどが詰まった本だと感じました。
出版社の案内には、
「シリーズ累計21万部、待望の文庫化!
簡単、無料で医者いらず。歩行が人生を変える24の理由。医者に払
う金があるなら靴とリュックに使え! 現代病の大半は歩かないこと
が原因だった。歩くと寿命が延びるのはなぜ。歩行は、脳を変えて、
人生を変える!
町医者として多くの患者を診療しながら、多くのベストセラー本を
著している、長尾和宏先生の新しいテーマである歩くことによる健
康法の本。平穏死という言葉をはやらせた、死を見つめたテーマ、
ボケの問題、薬についてのうんちく、近藤誠教授へのアンチテーゼ。
これらのテーマから、もっと健康で積極的に生きていこうというこ
とに、著者の関心は移っています。
病気の9割は歩くだけで治ります。しかも簡単、ただで、医者もい
りません。歩くことがどれだけ健康に良いかということを、医者の
立場から科学的に証明していきます。
実際の治療にも多く使われ、効果をあげています。
歩行が人生を変える24の理由をわかりやすく説明する本です。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「胃腸を正しく動かすには、よい食事に加えて、歩いて自律神経を整
えること。歩けば腸内環境がよくなる。腸が変われば脳も変わる。」
・「甘いものばかり食べて歩かないと、線維筋痛症、偏頭痛、リウマチ、
喘息、アトピー性皮膚炎、パニック障害など『脳過敏症』を引き起
こす。」
・「がんを予防するにはまず歩くこと。がんになっても歩ける限り歩く。
歩くことで免疫が上がり、治療に耐えられる体ができる」
もう一つ、再掲載になりますが、
「宮本常一さん 教育について」⑤を載せます。
「つきあい」の範囲が急速に狭くなっていることを寂しく感じます。
☆「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 山と渓谷社 2023年 ④

◇病気の9割は歩くだけで治る! (4)
6 逆流性食道炎も便秘も一挙に改善、腸内フローラが脳を変える
自律神経がコントロール
→ 歩くこと
昔の日本人は野菜をたくさん食べよく歩いたから便秘もな
かった
よく歩けば便秘薬は要らなくなる
腸が脳をコントロールしている
体内の免疫システムの大半が腸に由来する
- セロトニンも大半が腸からつくられている
※ 胃腸を正しく動かすには、よい食事に加えて、歩いて自律神経
を整えること。
歩けば腸内環境がよくなる。腸が変われば脳も変わる。
7 線維筋痛症も喘息もリウマチも痛い病気こそ頑張って歩け!
線維筋痛症
- 異状がないにもかかわら筋や筋肉があちこち痛くなる病気
痛いというハードルが下がっているからか?
ひどく敏感になっている
過敏になっている
「関節リウマチ」などの自己免疫系の病気
「アトピー性皮膚炎」「気管支喘息」などアレルギー系の病気
「パニック障害」などの脳の過敏
甘いもの好き、歩かない人に多い病気
正体が過敏症にある病気がとても増えている
◎砂糖を控えること
「全摂取カロリーの5%以下」WHO
「一日小さじ6杯分まで」WHO
※ 甘いものばかり食べて歩かないと、線維筋痛症、偏頭痛、リウ
マチ、喘息、アトピー性皮膚炎、パニック障害など「脳過敏症」
を引き起こす。
8 がんの最大の予防法はこんなにも単純だった!
2人に1人ががんに罹り、3人に1人ががんで亡くなるのが今の
状況
人間はがんに罹りやすい動物
死亡原因
人間30% チンパンジー 2%以下 犬猫1%以下
魚0.1%以下 ペットの犬30%(人間と暮らすストレス)
= 動かない動物ががんになる
遺伝子の傷
~ 退治するのが免疫システム
体を動かすことで元気を取り戻していった末期の患者さん
漢方薬「補中益気湯」+ 毎日歩く + 農作業
→ 腫瘍マーカーが急降下したのち4か月後息を引き取っ
た
※ がんを予防するにはまず歩くこと。がんになっても歩ける限り
歩く。歩くことで免疫が上がり、治療に耐えられる体ができる
☆「宮本常一さん 教育について」 ⑤【再掲載 2017.6】

◇つきあい
日本は育児にメイドがいらない
欧米では子供は親に育てられ、そのことにより社会一般のもの
となる
人間関係の二重構造
「つきあい」組織や制度的なものとは別の人間関係
村
- 地域社会
葬式
= 自分で自分のかたを付けられない
= 平静から他人の葬式に行って手伝う必要
通夜
… 女中心
百万遍の数珠念仏
= 制度とは別
会社
- 社縁集団
「会社という制度」+「つきあい」
つきあいの度が強くなると家族的な職場と呼ばれる
江戸時代
武士の制度社会 と 農民のつきあい社会
講
-「まわりばんこ」えこひいきがない
一つの村に10や20の講
「伊勢講」「庚申講」「地蔵講」など
飲食を伴う
→ 戦後 生活改善講
→ 飲食の風 おみやげの風
◇パブリックマインド
日本には社会一般という考えがまだできていない
戦前
… 天皇のため
→ パブリックマインドが必要
「せっかちに改善に走る前に,自分の周囲にあるつきあいの形を正
しく意識化してみることが大切である。」
大切なこと
何よりも大切なことは,人間一人一人がもっと賢くなることで
あり,お互いが自己の権利を主張するだけでなく,共通分母を見
いだしていくことである。