中村諭さんはこんなことを⑪ /「梅原猛の授業 仏になろう」梅原猛 朝日新聞社 2009年 ①(前半)【再掲載 2017.6】
今日は4月30日、水曜日です。
今回は、4月20日に続いて、
「中村諭さんはこんなことを」の紹介11回目です。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教育というのは究極的には『良き人生観を持たせる』ことだ」
・「社会人の要諦は『場を清め,時を守り,礼を尽くす』森信三」
もう一つ、再掲載になりますが、梅原猛さんの
「梅原猛の授業 仏になろう」①を載せます。
☆中村諭さんはこんなことを⑪

◇A中通信 2
□耐性の涵養
しまりある生活をどう育むか
今の子供の「精神年齢と肉体的成熟年齢のギャップ」
中学生活充実のために
「良き人生観を持つ」ことは生涯の武器
野口芳宏
人生の3カン玉
① 旺盛な「関心」
② たくさんの「感動」
③ すべてのことに「感謝」
◎ 教育というのは究極的には「良き人生観を持たせる」ことだ
- 生き方の基本
「利己心,エゴイズム,わがまま,自分勝手を捨てること」
「他人の立場や心の中を考えられず,自分の損得・利害・好き
嫌いだけの基準で物事を律しようとする心」
「一見いかにもその人にとって快適であり,経済的にも恵まれ,
結果的に豊かな生活ができそうだが,不思議にそうではない。
やがて他人からも相手にされなくなるから,寂しい孤立に追
いやられる」
□人生八変化
森信三
社会人の要諦
「場を清め,時を守り,礼を尽くす」
いい習慣と躾の要諦
① 朝早くおきる
② 朝の挨拶を家庭でする
③ 呼ばれたらハイと返事をする
④ イスや靴をそろえる
⑤ 腰骨を伸ばす
人生を切り開く三つの宝
① 情熱かけた努力
② 木は買えるが気は買えない
矢を自らに打て
③ 素直な心とチャレンジしたらあきらめないこと
◇眼差し
私たちの精神的武装を取り去ろう
☆「梅原猛の授業 仏になろう」梅原猛 朝日新聞社 2009年 ①(前半)【再掲載 2017.6】

◇仏教は「仏になる」ことである
仏教とは仏になること
だれの心にも観音がいる
如来 … 悟りを開いた
菩薩 … 今から仏に,努力中
明王 … 仏を守る
天部 … 仏殿を荘厳に
観音さま … 本当は如来になれるがならない
= 民衆を救うため32通りに変化
地蔵さま … 地獄に堕ちた人を救う
明王 … 悪を退治 自分の中にも怒りの仏 悪を怒る
天部 … 毘沙門,大黒,弁天
肉体のまま仏になる「即身成仏」
如来,菩薩になりたいというのが仏教
大乗仏教
= 釈迦になるより,人を救う菩薩になろう
真言密教
- 即身成仏
= 神秘術
浄土教の理想も「仏になる」こと
法華経
- 天台宗 だれでも仏になれる
天台本覚論
-「山川草木悉皆成仏」(良源) = 元三大師
→ 天台本覚論がもとになり鎌倉仏教が生まれた
日本仏教は戒律を失った
真言 … 肉体重視
禅 … 心を重視
道元 - 只管打坐
栄西 - 座禅+公業
夢想国師,大燈国師,一休さん
→ 頂相を祀る
日蓮宗 - 京都の商人に
本来は天台宗と同じ法華信仰
法然の影響
~ 南無妙法蓮華経
→ 立正佼成会,創価学会,国柱会(宮沢賢治)
「仏教は仏となることと見つけよう」
日本仏教は戒律を失っている
→ 戒律を守り得を身に付けることが大切
◇仏教と道徳
十善戒+六波羅蜜
因果応報の説と道徳
聖徳太子
衆善奉行 善因善果,悪因悪果,因果応報
神と仏は仲良くやってきた
神仏習合
白山信仰 → 八幡信仰
平田神道が仏教排斥
= 明治維新の原動力 (水戸学)
神さまの統合を行った - 新しい神さま
天皇は明治維新前は仏教信仰だった
→ 天皇になれない皇子は門跡寺院の門跡になった
白隠
「戒律を守れ,六波羅蜜を身に付けろ」
国家主義は日本の伝統ではない
◇十善戒について
親鸞妻帯
「妻をめとらないと念仏に精進できない」
- 子どもがかわいい。だから煩悩にとらわれるようになる
戦争に反対できなかった日本仏教
「清い」を尊ぶ神道道徳と一体に
今回は、4月20日に続いて、
「中村諭さんはこんなことを」の紹介11回目です。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「教育というのは究極的には『良き人生観を持たせる』ことだ」
・「社会人の要諦は『場を清め,時を守り,礼を尽くす』森信三」
もう一つ、再掲載になりますが、梅原猛さんの
「梅原猛の授業 仏になろう」①を載せます。
☆中村諭さんはこんなことを⑪

◇A中通信 2
□耐性の涵養
しまりある生活をどう育むか
今の子供の「精神年齢と肉体的成熟年齢のギャップ」
中学生活充実のために
「良き人生観を持つ」ことは生涯の武器
野口芳宏
人生の3カン玉
① 旺盛な「関心」
② たくさんの「感動」
③ すべてのことに「感謝」
◎ 教育というのは究極的には「良き人生観を持たせる」ことだ
- 生き方の基本
「利己心,エゴイズム,わがまま,自分勝手を捨てること」
「他人の立場や心の中を考えられず,自分の損得・利害・好き
嫌いだけの基準で物事を律しようとする心」
「一見いかにもその人にとって快適であり,経済的にも恵まれ,
結果的に豊かな生活ができそうだが,不思議にそうではない。
やがて他人からも相手にされなくなるから,寂しい孤立に追
いやられる」
□人生八変化
森信三
社会人の要諦
「場を清め,時を守り,礼を尽くす」
いい習慣と躾の要諦
① 朝早くおきる
② 朝の挨拶を家庭でする
③ 呼ばれたらハイと返事をする
④ イスや靴をそろえる
⑤ 腰骨を伸ばす
人生を切り開く三つの宝
① 情熱かけた努力
② 木は買えるが気は買えない
矢を自らに打て
③ 素直な心とチャレンジしたらあきらめないこと
◇眼差し
私たちの精神的武装を取り去ろう
☆「梅原猛の授業 仏になろう」梅原猛 朝日新聞社 2009年 ①(前半)【再掲載 2017.6】

◇仏教は「仏になる」ことである
仏教とは仏になること
だれの心にも観音がいる
如来 … 悟りを開いた
菩薩 … 今から仏に,努力中
明王 … 仏を守る
天部 … 仏殿を荘厳に
観音さま … 本当は如来になれるがならない
= 民衆を救うため32通りに変化
地蔵さま … 地獄に堕ちた人を救う
明王 … 悪を退治 自分の中にも怒りの仏 悪を怒る
天部 … 毘沙門,大黒,弁天
肉体のまま仏になる「即身成仏」
如来,菩薩になりたいというのが仏教
大乗仏教
= 釈迦になるより,人を救う菩薩になろう
真言密教
- 即身成仏
= 神秘術
浄土教の理想も「仏になる」こと
法華経
- 天台宗 だれでも仏になれる
天台本覚論
-「山川草木悉皆成仏」(良源) = 元三大師
→ 天台本覚論がもとになり鎌倉仏教が生まれた
日本仏教は戒律を失った
真言 … 肉体重視
禅 … 心を重視
道元 - 只管打坐
栄西 - 座禅+公業
夢想国師,大燈国師,一休さん
→ 頂相を祀る
日蓮宗 - 京都の商人に
本来は天台宗と同じ法華信仰
法然の影響
~ 南無妙法蓮華経
→ 立正佼成会,創価学会,国柱会(宮沢賢治)
「仏教は仏となることと見つけよう」
日本仏教は戒律を失っている
→ 戒律を守り得を身に付けることが大切
◇仏教と道徳
十善戒+六波羅蜜
因果応報の説と道徳
聖徳太子
衆善奉行 善因善果,悪因悪果,因果応報
神と仏は仲良くやってきた
神仏習合
白山信仰 → 八幡信仰
平田神道が仏教排斥
= 明治維新の原動力 (水戸学)
神さまの統合を行った - 新しい神さま
天皇は明治維新前は仏教信仰だった
→ 天皇になれない皇子は門跡寺院の門跡になった
白隠
「戒律を守れ,六波羅蜜を身に付けろ」
国家主義は日本の伝統ではない
◇十善戒について
親鸞妻帯
「妻をめとらないと念仏に精進できない」
- 子どもがかわいい。だから煩悩にとらわれるようになる
戦争に反対できなかった日本仏教
「清い」を尊ぶ神道道徳と一体に