「むなしさの味わい方」きたやまおさむ 岩波書店 2024年 ② /「続 坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ④【再掲載 2018.5】
今日は5月2日、金曜日です。
今回は、4月19日に続いて、きたやまおさむさんの
「むなしさの味わい方」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「自分の人生に意味はあるのか、自分に存在価値はあるのか…。
誰にでも訪れる『むなしさ』。便利さや快適さを追求する現
代では、その感覚は無駄とされてしまう。しかし、ため息を
つきながらも、それを味わうことができれば、心はもっと豊
かになるかもしれない。『心の空洞』の正体を探り、それと
ともにどう生きるかを考える。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「むなしいの語源は『みなし』。実、身なし。価値がない、本質的な
ものがない、空虚ということ」
・「自分の存在の外側に空虚なのものができる場合、内的な虚しさの場
合と2つのむなしさ」
・「伝えるのではなく相手の反応を引き起こすための意味のない言葉が
氾濫している」
もう一つ、再掲載になりますが、坂東義教さんの
「続 坂東先生の教育講座」④を載せます。
- 親と子を隔てる三枚の壁
現在、その壁は何枚になっているのか考えました。
☆「むなしさの味わい方」きたやまおさむ 岩波書店 2024年 ②

◇「喪失」を喪失した世代に
悲しくてやりきれない
フォーク・クルセダース
サトウハチロー作詞 加藤和彦作曲
むなしい
~ 語源は「みなし」
- 実、身なし 価値がない、本質的なものがない,空虚
二つの虚しさ
1 自分の存在の外側に空虚なのものができる場合
得られない、終わってしまった
- フロイト「対象喪失」
2 内的な虚しさ
自身に価値がない 生きている意味がない
- フロイト「自己の喪失」
二つが連動して起こりがち
依存心や依頼心が強く働いている関係における喪失
鴨居玲が描く「むなしさ」
外に対する言葉のむなしさが自身の中身が失われたと感じるむな
しさ
「おもしろい」と「むなしさ」
いくら話しても相手に伝わらないむなしさ
「相手の反応」に敏感すぎる時代
SNSの「いいね」
- 応えを敏感に意識する社会
意味のない言葉の氾濫
伝えるのではなく相手の反応を引き起こすための「言葉」
ないものがない時代の中で
意味のない言葉で「間」を埋める作業
「ご期待応答力」が評価される
大谷翔平の「ご期待応答力」
「ご期待応答」の先に
フォーククルセダーズ
~ 周囲の期待に応えようとする力
期待される「自分」と自分はこうありたいという「自分」
~ 落差
「むなしさ」に耐えられないとき
表しか見ない現象
→ 期待に応えることが目的になり自分がやりたいものと乖離
していく
苦痛やむなしつにつながる
「鈍感力」
~ 「慣れる」ということ
期待に応えるよりも「マイペース」を選ぶ決断
BTSの活動中止
~ マイペース
遊びがあってこそ
無だ、無意味があってこそクリエイティブなものが生まれる
※ 結果や生産が求められる時代に遊びや無意味が無駄として排
除されることはとても息苦しいこと
「むなしさ」はあって当然
間は次々と現れる
→ むなしさに慣れるのみ
= むなしさと付き合う
☆「続 坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ④【再掲載 2018.5】

◇母と子の心の健康
三つの子供がなぜ浮浪する?
お母さんの顔は太陽
お母さんはおろおろしちゃダメ
母さんがしっかりしていれば子供も安心する
「女は弱し、されど母は強し」
指しゃぶりがピタリと止まった
その男はなぜ鍋を被った?
劣等感
- 「おれは米粒のようだ」の「よう」がとれた
「おれは米粒だ」
~ 鍋を被る
暴走族は生きたまま死んだ
暴走族
~ 完全に精神不健康
落ちこぼれ
~ スカーッとする
「死んだ方が楽だ」
わたしの人生暗かった
考えがしっかりしていることが大事
痛むって事は神経がまだつながっていると言うこと
催眠術の実験
銭こだけじゃ山だって眠れない
マラソンのペースで大学卒業
お母さんの考え方一つで世界はクルって変わる
◇若者の心を理解する
親と子を隔てる三枚の壁
① 子供が大人になってきた 反抗期・自分の意志
反抗は発達してきた証拠 高校時代は「否定期」
攻撃心がないといい仕事なんかできない
② 子供をいつまでも子供扱いをする
③ 考え方のズレ
息子は理想主義 母は現実主義
初恋を統計学で割り切っちゃダメ
ディベイティング 言い争い
ディスカッション 話し合って共通の理解
ハードで知ることが大切
① うちに大人が一人増えた
② 情緒的に大人として理解する
③ とにかく話し合う
子供は反抗期、奥さん更年期
優越感と劣等感の谷間
腹が立ったら十…百と数える
青年期、子供が動揺、不安定だから
「知るは愛なり」「~の」
目標持っていれば大丈夫
ストレスがあると強くなる。ストレスがなかったらダメ。
理想を掲げ一致協力
依頼心と独立心の葛藤
今回は、4月19日に続いて、きたやまおさむさんの
「むなしさの味わい方」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「自分の人生に意味はあるのか、自分に存在価値はあるのか…。
誰にでも訪れる『むなしさ』。便利さや快適さを追求する現
代では、その感覚は無駄とされてしまう。しかし、ため息を
つきながらも、それを味わうことができれば、心はもっと豊
かになるかもしれない。『心の空洞』の正体を探り、それと
ともにどう生きるかを考える。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「むなしいの語源は『みなし』。実、身なし。価値がない、本質的な
ものがない、空虚ということ」
・「自分の存在の外側に空虚なのものができる場合、内的な虚しさの場
合と2つのむなしさ」
・「伝えるのではなく相手の反応を引き起こすための意味のない言葉が
氾濫している」
もう一つ、再掲載になりますが、坂東義教さんの
「続 坂東先生の教育講座」④を載せます。
- 親と子を隔てる三枚の壁
現在、その壁は何枚になっているのか考えました。
☆「むなしさの味わい方」きたやまおさむ 岩波書店 2024年 ②

◇「喪失」を喪失した世代に
悲しくてやりきれない
フォーク・クルセダース
サトウハチロー作詞 加藤和彦作曲
むなしい
~ 語源は「みなし」
- 実、身なし 価値がない、本質的なものがない,空虚
二つの虚しさ
1 自分の存在の外側に空虚なのものができる場合
得られない、終わってしまった
- フロイト「対象喪失」
2 内的な虚しさ
自身に価値がない 生きている意味がない
- フロイト「自己の喪失」
二つが連動して起こりがち
依存心や依頼心が強く働いている関係における喪失
鴨居玲が描く「むなしさ」
外に対する言葉のむなしさが自身の中身が失われたと感じるむな
しさ
「おもしろい」と「むなしさ」
いくら話しても相手に伝わらないむなしさ
「相手の反応」に敏感すぎる時代
SNSの「いいね」
- 応えを敏感に意識する社会
意味のない言葉の氾濫
伝えるのではなく相手の反応を引き起こすための「言葉」
ないものがない時代の中で
意味のない言葉で「間」を埋める作業
「ご期待応答力」が評価される
大谷翔平の「ご期待応答力」
「ご期待応答」の先に
フォーククルセダーズ
~ 周囲の期待に応えようとする力
期待される「自分」と自分はこうありたいという「自分」
~ 落差
「むなしさ」に耐えられないとき
表しか見ない現象
→ 期待に応えることが目的になり自分がやりたいものと乖離
していく
苦痛やむなしつにつながる
「鈍感力」
~ 「慣れる」ということ
期待に応えるよりも「マイペース」を選ぶ決断
BTSの活動中止
~ マイペース
遊びがあってこそ
無だ、無意味があってこそクリエイティブなものが生まれる
※ 結果や生産が求められる時代に遊びや無意味が無駄として排
除されることはとても息苦しいこと
「むなしさ」はあって当然
間は次々と現れる
→ むなしさに慣れるのみ
= むなしさと付き合う
☆「続 坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ④【再掲載 2018.5】

◇母と子の心の健康
三つの子供がなぜ浮浪する?
お母さんの顔は太陽
お母さんはおろおろしちゃダメ
母さんがしっかりしていれば子供も安心する
「女は弱し、されど母は強し」
指しゃぶりがピタリと止まった
その男はなぜ鍋を被った?
劣等感
- 「おれは米粒のようだ」の「よう」がとれた
「おれは米粒だ」
~ 鍋を被る
暴走族は生きたまま死んだ
暴走族
~ 完全に精神不健康
落ちこぼれ
~ スカーッとする
「死んだ方が楽だ」
わたしの人生暗かった
考えがしっかりしていることが大事
痛むって事は神経がまだつながっていると言うこと
催眠術の実験
銭こだけじゃ山だって眠れない
マラソンのペースで大学卒業
お母さんの考え方一つで世界はクルって変わる
◇若者の心を理解する
親と子を隔てる三枚の壁
① 子供が大人になってきた 反抗期・自分の意志
反抗は発達してきた証拠 高校時代は「否定期」
攻撃心がないといい仕事なんかできない
② 子供をいつまでも子供扱いをする
③ 考え方のズレ
息子は理想主義 母は現実主義
初恋を統計学で割り切っちゃダメ
ディベイティング 言い争い
ディスカッション 話し合って共通の理解
ハードで知ることが大切
① うちに大人が一人増えた
② 情緒的に大人として理解する
③ とにかく話し合う
子供は反抗期、奥さん更年期
優越感と劣等感の谷間
腹が立ったら十…百と数える
青年期、子供が動揺、不安定だから
「知るは愛なり」「~の」
目標持っていれば大丈夫
ストレスがあると強くなる。ストレスがなかったらダメ。
理想を掲げ一致協力
依頼心と独立心の葛藤
この記事へのコメント
自分の存在を考えることは素晴らしいです。
奥が深く、考えれは、不正解はないのだから、すべてが正解なのでしょう。
NICEです(^^)
納得しながら読むことができました。
そっと立ち止まることも大切ですね。
「むなしさの味わい方」 気になるタイトルです。
考えるとむなしいことばかりのような気がします。