「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 山と渓谷社 2023年 ⑤ /「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ⑩【再掲載 2017.6】

今日は5月5日、月曜日です。


今回は、4月28日に続いて長尾和宏さんの
「病気の9割は歩くだけで治る」5回目の紹介です。


気軽に読むことができる、なるほどが詰まった本だと感じました。


出版社の案内には、

「シリーズ累計21万部、待望の文庫化!
 簡単、無料で医者いらず。歩行が人生を変える24の理由。医者に払
 う金があるなら靴とリュックに使え! 現代病の大半は歩かないこと
 が原因だった。歩くと寿命が延びるのはなぜ。歩行は、脳を変えて、
 人生を変える!
 町医者として多くの患者を診療しながら、多くのベストセラー本を
 著している、長尾和宏先生の新しいテーマである歩くことによる健
 康法の本。平穏死という言葉をはやらせた、死を見つめたテーマ、
 ボケの問題、薬についてのうんちく、近藤誠教授へのアンチテーゼ。
 これらのテーマから、もっと健康で積極的に生きていこうというこ
 とに、著者の関心は移っています。
 病気の9割は歩くだけで治ります。しかも簡単、ただで、医者もい
 りません。歩くことがどれだけ健康に良いかということを、医者の
 立場から科学的に証明していきます。
 実際の治療にも多く使われ、効果をあげています。
 歩行が人生を変える24の理由をわかりやすく説明する本です。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「なぜ新しい病名が増えるのか。『医療化』で病気と患者さんがつくられている。騙しているのは誰かいな。」


・「次から次へと出てくる新薬。エビデンスは疑ったかかれ。あなたの老
化を妨げるのは、薬でも医者でもなく、あなた自身の努力のみ。」




もう一つ、再掲載になりますが、柴山一郎さんの
「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」⑩を載せます。
梅原猛さんは講演会で、
「道徳の時間は伝記を読めばよい」
と語りました。
伝記から学ぶことはたくさんあります。




☆「病気の9割は歩くだけで治る」長尾和宏 山と渓谷社 2023年 ⑤

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<第2章  医療の常識に騙されるな> 

10 なぜ歩くことは国民運動にならないのか

   未だに喫煙人口は2割(男性は3割)
◎病人が減ったら医療界が困るから

  「医療化」
    ‥ もっともらしい名前をつけられて「医者に行きなさい」

「歩く」
    ‥ あまりに単純で何の利権も生まれず患者が減って困るから
  ◎ 日本は世界の製薬企業にねらわれている
  ジェネリックを勧めるより要らない薬を減らす方が先
◎ セルフケアを

  ※ なぜ新しい病名が増えるのか。「医療化」で病気と患者さんが
   つくられている。騙しているのは誰かいな。



11 薬で老化は治りません

   病気というより年のせい
     薬を処方する前に歩きましょう

   多剤投与はメリットよりデメリットの方が大きい
~ つくられたエビデンスの先に薬漬けがある(不正は?)

  ※ 次から次へと出てくる新薬。エビデンスは疑ったかかれ。あな
   たの老化を妨げるのは、薬でも医者でもなく、あなた自身の努力
   のみ。



12 ライザップよりウォーザップ。お金は一銭も要らない。

ウォーザップ 
     = ウォーキングでライザップ
   スポーツジム  
     トレッドミルやエアロバイクとモニターでテレビをもききし
    ながらだと、画面に引きづらレテセロトニンの分泌は減ってし
    まう
    
   歩きに集中(BGM程度の音楽だけなら吉よし) 

  ※ 高いものほど効果は大きい?それほんま?
    健康、幸せはお金ではなく自分の心次第



13 「骨折=手術」とは限らない。骨折しても歩けることを忘れるな!

   高齢  
     寝たまま
      → 骨密度が下がる
重力を掛けないとあっという間に骨粗鬆症が進む
    
   骨は自然につく → 自己療養 
 2か月ぐらいでとりあえずはくっつく。
     「痛みが取れ次第歩く」

   骨盤が折れても翌日には植木に水やりをする人も
 
   ※ 「骨折=入院」とは限らない。骨折部位にもよるが、骨は
    勝手にくっつくもの。
     骨折で安静にしていたら、歩けないからだがつくられる。
    在宅の常識は「痛みが取れ次第、歩行」






☆「児童生徒に聞かせたいさわやか1分話」柴山一郎 学陽書房 1993年 ⑩【再掲載 2017.6】

[出版社の案内]

学活、道徳、朝会、学年集会、父母会、地域の集会、
職場の話材・例話に最適120話。
『教育新聞』の『ちょっといい話』欄に連載したも
のをまとめた。

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◇デカルト  
  1596~1650 フランス
「すべて良き書物を読むことは,過去の最もすぐれた人々と会話を
   かわすようなものである」


◇シュリーマン
  1822~1890
  「ホメロスなくしてトロヤなし」


◇内村鑑三  
  「書を読まざる日は損失の日なり」


◇国木田独歩 
  1871~1908
「読書を廃す、これ自殺なり」
  読書3つの効用 
    ① 著者との対話
② いつでもどこでも相手いらず
③ 顔が引き締まって美しくなる


◇孔子
  「義を見てせざるは勇なきなり」


◇カント
  「もし正義が滅びるならば人はこの世に住む必要はなかろう」
「苦を同じくすることが正義と人間愛の根本」


◇フランクリン 
  1706~1790
「良い戦争、悪い平和などあったためしがない」
◎13戒律
   ① 節制 
     ② 沈黙 
     ③ 規律 
     ④ 決断 
     ⑤ 倹約 
     ⑥ 勤勉 
     ⑦ 誠実
   ⑧ 正義 
     ⑨ 節度 
     ⑩ 清潔 
     ⑪ 平静 
     ⑫ 純潔 
     ⑬ 謙譲


◇諺・イギリス 
「牛乳を配達する人間は,これを飲む人間より健康である。」
◎ 働くからこそ余暇の喜び
   「立てる農夫は座せる紳士より尊い」


◇福沢諭吉  
 「心訓」
   世の中で一番楽しく立派なことは 
     一生涯を貫く仕事を持つことです。  
   世の中で一番惨めなことは 
     人間として教養のないことです。
   世の中で一番寂しいことは
     する仕事のないことです。
   世の中で一番醜いことは 
     他人の生活をうらやむことです。
   世の中で一番偉いことは
     他人のために奉仕し決して恩にきせないことです
   世の中で一番美しいことは 
     すべてのものに愛情を持つことです。
世の中で一番悲しいことは
     うそをつくことです