「石井式漢字興国論」石井勲 日本教文社 1992年 ② /「土のいろ」集成 第八巻 75~83号 1981年 ②(後半)【再掲載 2017.3】
今日は5月7日、水曜日です。
今回は、5月3日に続いて、石井勲さんの
「石井式漢字興国論」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「漢字の学習はもっと楽しくなる! 幼児の持つ驚くべき能力を活用し
た漢字早教育の創始者が、永年の実践研究をもとに、学習者の知能を
高める漢字の効果を説く。石井式漢字教育の集大成!」
「漢字のもつ潜在力と可能性を探る。漢字はIQを高め、知的水準を上
げる。『21世紀の国際文字は漢字』と大胆に予言する最新漢字論。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「筆順テストなど言語道断」
・「かきかたが上手になる秘訣は、①かきかたの手本の上にトレース
ペーパーで写し書きさせることと、②子どもたちの作品は決して
直さないこと。〇の大安売りをするとよい」
・「教育に一番大切だと思うことは子どもにやる気を起こさせることで
あり、褒めてやることが大切。叱ることは道徳面・しつけ面のみ。
失敗を咎めたら『君子危うきに近寄らず』で万事に消極的な子ども
になってしまうおそれがある」
もう一つ、再掲載になりますが、大正末から昭和に書けての郷土誌
「土のいろ」集成②を載せます。
月刊誌が年間回の発行に変わったことに当時の窮状を知ります。
☆「石井式漢字興国論」石井勲 日本教文社 1992年②

◇早くからの漢字教育は子どもの能力を大きく伸ばす(2)
漢字は書けなくても読めればいい
明治以降「読み書き同時教育」
↑↓
自転車方式
与えておいていつか乗れるように!
「卒業するまでの間に覚えてくれたら結構」という気持ちで
無意味な筆順指導
筆順の基本
① 上から下へ
② 左から右へ
→ 子どもに考えさせる
文部省 『筆順指導の手引き』
まえがき
「筆順には正しい筆順もなく間違った筆順もない」
筆順は強制すべきものではない
↓
そもそも筆順の手引きは、教師の要請で文部省が心ならずも
編集し刊行したもの
↑
何でも金科玉条にしたがる教師が幾通りもの筆順がある漢字
を手引きにして強制させ多の筆順を誤りにするものだから文部
省でもたまりかねたびたびそういうことのないようにという指
導を出してみる
→ 手引き廃刊
にもかかわらず苦しめている
※ 筆順テストなど言語道断
かきかたが上手になる秘訣 -讃める教育-
① かきかたの手本の上にトレースペーパーで写し書き
→ 喜んで書く
② 子どもたちの作品は決して直さない
○の大安売りをする
「とてもよく書けました」「前よりもとても良くなりました」
→ 家でも練習するようになる
どんなに下手な子でもたくさん書けば必ず上手になる
国語学習では「読み」が基本
アメリカ
多民族 = 聴く・話す学習に力を入れる
日本
読む学習こそ大切
欧米の殆どの123年生 全学習時間の半分以上は国語
戦前の日本も、理科は4年生から
算数の文章題は読解力で決まる
◎ かなばかりで書かれた文章は読み難く、したがって文章が分
かり辛いので何を問われているのか分からない
国語に読解指導は要らない
漢字かな交じり文
= 読むことがそのまま読解そのものになる
「読書百遍、意自ずから通ず」
複雑な漢字ほど覚えやすい
漢字は字形が複雑な物ほど覚えやすい
~ 人間の顔と一緒
先入観
「漢字は難しくかなは易しい」は正しいか?
幼児の能力の伸ばし方
湯川秀樹
~ お母さんによく質問をした
お母さんはどんなに忙しい仕事をしているときもその手
を休めてその目を見つめながら考えてくれた
子どものやる気を大切に
◎ 教育に一番大切だと思うことは子どもにやる気を起こさせること
= 褒めてやることが大切(叱ることは道徳面・しつけ面のみ)
失敗を咎めたら「君子危うきに近寄らず」で万事に消極的な子
どもになってしまうおそれがある
☆「土のいろ」集成 第八巻 75~83号 1981年 ②(後半)【再掲載 2017.3】

◇第15巻第3号 通刊77号 昭和13年8月 交通
浜名湖を中心とせる水陸交通の歴史地理的研究
武士の農民支配強化が交通を発達 太田文平
◇第15巻第4号 通刊78号 昭和13年10月
佐久城主堀川城物語
佐久城
- 浜名氏
浜名氏家臣に裏切り者
→ 家康浜松に
鹿島 → 池田 → 妙恩寺 → 入城
浜松城主退城
永禄11年 明け渡し
堀川城
堀江城主・大沢氏と共に武田方へ
永禄12年3月27日 攻防戦 対家康
徳川軍16人討ち死に 700余命捕虜
9月9日 斬られて獄門
→ 気賀地方
9月9日の節句は祝わなくなった
他の古戦場
・白須賀の潮見坂
・入出の宇津山
・井伊谷
・三嶽
・大平
・三方原等
初山龍文坊と祥統和尚 近藤用一
遠州黄檗史 正一位 初山龍文和尚
◇第15巻第5号 通刊79号 昭和13年12月
我が国紡績史に見えた遠江 中村精
二俣紡績
明治16,17年 品質が悪く明治26年解散
大資本不足 → 水路埋め立て
岡田良一郎,竹山謙三(長上村),堀内五郎(長野村)
「土のいろ」十五年回顧 岡眞萩
大正13年1月26日 宮殿下御婚儀に発刊
浜松子供協会 民俗学資料蒐集・研究主眼
遠江絵画史 中道朔爾
≪戦時体制 年2回≫
◇第16巻第1号 通刊80号 昭和14年4月
演劇に見えたる遠江 渥美静一
遠江が出る演目
酒井の太鼓
- 現在見付小学校
遠江郷土カルタ
◇第16巻第2号 通刊81号 昭和14年8月
謡曲に見えたる遠江 相良常明
幕末外艦トライに付沿海諸藩に対する通牒書 増田又右衛門
仮字庭訓 故人 八木美庸挨
◇第17巻第1号 通刊82号 昭和15年5月
三方原開拓史 富田準作
「古の時,和地・祝田・都田三村のまぐさ場たり。故に三方原と
いう」
「箕形から箕方原といったが,合戦の後敵の味方原」
入り会いの争い絶えず
入り会い村 108 → 138か村
正徳年間
駿府豪商 松本新右衛門
明治2年
旧藩士族 - 気賀林,横田保 が 「百里園」
ひらてんさま 渥美実
平手堅物汎秀の碑(平手長政)
信長の命 - 家康援軍 → 三方原後に戦死
鴨江村・伊場村の間にびってんさま
遠江伝説カルタ 浜松子ども協会
ひ 「燈ともし山の功名の噺」
浜松北部・燈ともし山の伝説
◇第17巻第2号 通刊83号 昭和15年9月
浜松地方の気候概況 大竹玄吾
気候とは
・ 短時間 - 天候
・日々の天候-天気
気候
- 「気象 + 土地に結び付いたもの(気象学と地理学)」
気候要素
気候因子
(1)天文的因子
緯度
(2)地理的因子
海抜,水陸分布,海岸距離,地形,土質,
土地の裸被
(3)気象的因子
今回は、5月3日に続いて、石井勲さんの
「石井式漢字興国論」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「漢字の学習はもっと楽しくなる! 幼児の持つ驚くべき能力を活用し
た漢字早教育の創始者が、永年の実践研究をもとに、学習者の知能を
高める漢字の効果を説く。石井式漢字教育の集大成!」
「漢字のもつ潜在力と可能性を探る。漢字はIQを高め、知的水準を上
げる。『21世紀の国際文字は漢字』と大胆に予言する最新漢字論。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「筆順テストなど言語道断」
・「かきかたが上手になる秘訣は、①かきかたの手本の上にトレース
ペーパーで写し書きさせることと、②子どもたちの作品は決して
直さないこと。〇の大安売りをするとよい」
・「教育に一番大切だと思うことは子どもにやる気を起こさせることで
あり、褒めてやることが大切。叱ることは道徳面・しつけ面のみ。
失敗を咎めたら『君子危うきに近寄らず』で万事に消極的な子ども
になってしまうおそれがある」
もう一つ、再掲載になりますが、大正末から昭和に書けての郷土誌
「土のいろ」集成②を載せます。
月刊誌が年間回の発行に変わったことに当時の窮状を知ります。
☆「石井式漢字興国論」石井勲 日本教文社 1992年②

◇早くからの漢字教育は子どもの能力を大きく伸ばす(2)
漢字は書けなくても読めればいい
明治以降「読み書き同時教育」
↑↓
自転車方式
与えておいていつか乗れるように!
「卒業するまでの間に覚えてくれたら結構」という気持ちで
無意味な筆順指導
筆順の基本
① 上から下へ
② 左から右へ
→ 子どもに考えさせる
文部省 『筆順指導の手引き』
まえがき
「筆順には正しい筆順もなく間違った筆順もない」
筆順は強制すべきものではない
↓
そもそも筆順の手引きは、教師の要請で文部省が心ならずも
編集し刊行したもの
↑
何でも金科玉条にしたがる教師が幾通りもの筆順がある漢字
を手引きにして強制させ多の筆順を誤りにするものだから文部
省でもたまりかねたびたびそういうことのないようにという指
導を出してみる
→ 手引き廃刊
にもかかわらず苦しめている
※ 筆順テストなど言語道断
かきかたが上手になる秘訣 -讃める教育-
① かきかたの手本の上にトレースペーパーで写し書き
→ 喜んで書く
② 子どもたちの作品は決して直さない
○の大安売りをする
「とてもよく書けました」「前よりもとても良くなりました」
→ 家でも練習するようになる
どんなに下手な子でもたくさん書けば必ず上手になる
国語学習では「読み」が基本
アメリカ
多民族 = 聴く・話す学習に力を入れる
日本
読む学習こそ大切
欧米の殆どの123年生 全学習時間の半分以上は国語
戦前の日本も、理科は4年生から
算数の文章題は読解力で決まる
◎ かなばかりで書かれた文章は読み難く、したがって文章が分
かり辛いので何を問われているのか分からない
国語に読解指導は要らない
漢字かな交じり文
= 読むことがそのまま読解そのものになる
「読書百遍、意自ずから通ず」
複雑な漢字ほど覚えやすい
漢字は字形が複雑な物ほど覚えやすい
~ 人間の顔と一緒
先入観
「漢字は難しくかなは易しい」は正しいか?
幼児の能力の伸ばし方
湯川秀樹
~ お母さんによく質問をした
お母さんはどんなに忙しい仕事をしているときもその手
を休めてその目を見つめながら考えてくれた
子どものやる気を大切に
◎ 教育に一番大切だと思うことは子どもにやる気を起こさせること
= 褒めてやることが大切(叱ることは道徳面・しつけ面のみ)
失敗を咎めたら「君子危うきに近寄らず」で万事に消極的な子
どもになってしまうおそれがある
☆「土のいろ」集成 第八巻 75~83号 1981年 ②(後半)【再掲載 2017.3】

◇第15巻第3号 通刊77号 昭和13年8月 交通
浜名湖を中心とせる水陸交通の歴史地理的研究
武士の農民支配強化が交通を発達 太田文平
◇第15巻第4号 通刊78号 昭和13年10月
佐久城主堀川城物語
佐久城
- 浜名氏
浜名氏家臣に裏切り者
→ 家康浜松に
鹿島 → 池田 → 妙恩寺 → 入城
浜松城主退城
永禄11年 明け渡し
堀川城
堀江城主・大沢氏と共に武田方へ
永禄12年3月27日 攻防戦 対家康
徳川軍16人討ち死に 700余命捕虜
9月9日 斬られて獄門
→ 気賀地方
9月9日の節句は祝わなくなった
他の古戦場
・白須賀の潮見坂
・入出の宇津山
・井伊谷
・三嶽
・大平
・三方原等
初山龍文坊と祥統和尚 近藤用一
遠州黄檗史 正一位 初山龍文和尚
◇第15巻第5号 通刊79号 昭和13年12月
我が国紡績史に見えた遠江 中村精
二俣紡績
明治16,17年 品質が悪く明治26年解散
大資本不足 → 水路埋め立て
岡田良一郎,竹山謙三(長上村),堀内五郎(長野村)
「土のいろ」十五年回顧 岡眞萩
大正13年1月26日 宮殿下御婚儀に発刊
浜松子供協会 民俗学資料蒐集・研究主眼
遠江絵画史 中道朔爾
≪戦時体制 年2回≫
◇第16巻第1号 通刊80号 昭和14年4月
演劇に見えたる遠江 渥美静一
遠江が出る演目
酒井の太鼓
- 現在見付小学校
遠江郷土カルタ
◇第16巻第2号 通刊81号 昭和14年8月
謡曲に見えたる遠江 相良常明
幕末外艦トライに付沿海諸藩に対する通牒書 増田又右衛門
仮字庭訓 故人 八木美庸挨
◇第17巻第1号 通刊82号 昭和15年5月
三方原開拓史 富田準作
「古の時,和地・祝田・都田三村のまぐさ場たり。故に三方原と
いう」
「箕形から箕方原といったが,合戦の後敵の味方原」
入り会いの争い絶えず
入り会い村 108 → 138か村
正徳年間
駿府豪商 松本新右衛門
明治2年
旧藩士族 - 気賀林,横田保 が 「百里園」
ひらてんさま 渥美実
平手堅物汎秀の碑(平手長政)
信長の命 - 家康援軍 → 三方原後に戦死
鴨江村・伊場村の間にびってんさま
遠江伝説カルタ 浜松子ども協会
ひ 「燈ともし山の功名の噺」
浜松北部・燈ともし山の伝説
◇第17巻第2号 通刊83号 昭和15年9月
浜松地方の気候概況 大竹玄吾
気候とは
・ 短時間 - 天候
・日々の天候-天気
気候
- 「気象 + 土地に結び付いたもの(気象学と地理学)」
気候要素
気候因子
(1)天文的因子
緯度
(2)地理的因子
海抜,水陸分布,海岸距離,地形,土質,
土地の裸被
(3)気象的因子
この記事へのコメント
読みと書きカードで、いっきに、ハマったように大量記憶
する」という時代が、個々の児童に無いと、私と同じ「あ
わや落ちこぼれ人間」の目に。
昔は沢山の漢字の国がありましたが、減って行って日本/中国/台湾/(韓国)になりましたね。日本は貴重な国だと思います。
出かけてむ混雑するだけなので、GWが自宅で
趣味が賢明かとおもいます。
その意味を理解するのは難しいですよねぇ
書くのはもちろん書けません(^^;
漢字ドリルの学習は大切だったと思います。
ひらがなばかりだと読みづらくなってしまいますね。
公文教室は今でも各地にありますね。
GWはタマネギの収穫とサツマイモ苗の植え付けに追われて、本を1冊も読むことができませんでした。あと少しで自由になる時間をもてそうです。
ひらがなばかりの文を読む学習をすると子どもたちも漢字の必要性がわかるようです。少し間違えても仕方がないけれどもよいから漢字を使おうと呼びかけていました。