「子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話」平光雄 致知出版社 2014年 /「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑪【再掲載 2017.11】

今日は5月13日、火曜日です。


今回は、平光男さんの
「子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話」を紹介します。


出版社の案内には、


「教師歴32年、問題を抱えた子どもたちを次々と立ち直らせてきた伝
 説の小学校教師が語る実践的道徳教育。」


とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「揺れながら安定がいちばん」


・「人に拍手しない者は拍手される資格がない」


・「大きな自由がほしければ信用を築け」



もう一つ、再掲載になりますが、加藤秀俊さんの
「人生のくくり方」⑪を載せます。
わたしもツゲ人をやったことがあります。
夜伽のお通夜も消えつつあります。





☆「子どもたちが身を乗り出して聞く道徳の話」平光雄 致知出版社 2014年

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◇まえがき
「紙芝居」「携帯フレーズ」
   - 絵でイメージを残し、短フレーズで徳目を日常的に意識させ
    る

 「伝わる」ためには「残す」ための創意工夫がいる
   比喩 物語化 図式化 短フレーズ化  


◇まっすぐに生きる心を育てる
自尊
  - 自分の中にいるもう一人の自分
紙芝居「目玉おやじ」
自尊
     ~ 目玉おやじに「よくやっている」と認められることが大切
    地獄絵
     ~ 戒め

 自信
  - どんなに揺れても折れない心
  絶対に上手くやれるという確認 - 自信ではなく過信
    自信 = 自尊  
         今この時点でのベストは尽くしたなと思える感情
  話「揺れながら安定」            
法隆寺の五重塔
     ~ 揺れやすいから乗り切れた
       スカイツリーも
悩みやすい人「揺れながら安定」がいちばん強い
    揺れながら安定がいちばん

 自律
  - 節度を保って生きる
自分の中に行動基準がない
怒鳴る、諭す手段よりも、子どもの中に価値基準が内面化され
   たかどうかが大切
紙芝居「自分で線を引け」
アウトがどうか分からない
どこまで良くてどこからダメか
自分の言動について「自分で線を引ける」のが高学年
   ~ 自律

 勇気
  - 心に火を付ける
進んで大きな責任を
紙芝居「心に付いた火を大切に」
小さな火を大切にすることが大切 - 事前
      事後 立候補したことを褒める
    紙芝居「Yの字の法則」      
心の火を大切にする生き方をしよう

 素直 
  - 人の優れたところを認める心
  大切な素直さ
   = 人の優れた点を認めること、自分の非を認めること
     「人に拍手しない者は拍手される資格がない」 
素直に祝福することの大切さ
話「討論の掟」「這っても大豆」
    討論の際
     1 自分の立場をはっきりさせる
2 相手の意見をよく聞く
3 相手の意見の方が正しいと思ったら潔く意見を変える

 友情 
  - 大切なのはどんな心でつながっているか
話・図「友達関係図」 友達
× さみしさ ○喜び 安心
ずるさ 信頼 尊厳
怠け心
勇気をもって改善・ときには解消する勇気も大切

 主体性
  - 先回りできる人になる
紙芝居「先生を先回りせよ」

 感謝
  - 意識して育てなくては生まれない
話「ありがとう」の反対語は?
  あたりまえ
  絵と話 「縦軸と横軸の交差点」 
歴史 世界



◇社会で生きるルールを身に付ける
信用と自由
  - 楽しいことはタダでは手に入らない
義務-権利  
  自由-信用
     大きな自由がほしければ信用を築け
話と絵「信用と自由の天秤」
信用を築けば自由も

 奉仕
  - 「自分だけのこと」から卒業する
紙芝居「ウメボシマンは禁止だよ」
イメージ化

 寛容
  - 平気で失敗できる仲間を作る
マスコミ
   ~ 「文句くせ」
紙芝居「裁きの目」と「応援の目」
応援の目で見つめ合うクラス

 礼儀
  - 「ありがとうと「すみません」が基本
「ありがとう」「すみません」は一秒でも早く相手に伝えよう

 話
  - 相手に一刻も早く届けるもの
自分の気持ちを優先することは無礼で相手の気持ちを優先す
    ることが礼儀

 思慮 
  - 自己確認する習慣
話 携帯フレーズ「まーいいや」 → 危険
話 比喩 「ネジを回すように」
一つひとつのことをネジを回すようにやれ

 配慮
    やられて嫌なことを他人にしない

<以下略>








☆「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑪【再掲載 2017.11】

[出版社の案内]

著者加藤秀俊氏は、現代の生きた諸問題に挑戦する意欲に満ち溢
れている。行動的に世界中を駆け巡る個性的な社会科学者である。
現代に生きることへの責任を行動をもって果たしたからである。

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◇葬送儀礼

□四つの葬法
① 土葬   ヨーロッパ
  ② 水葬   インド 舟葬
  ③ 風葬 林葬 パーシー教(パキスタン~インド)
     高い塔の上に死体(鳥葬)
④ 火葬

 ミイラ
  … 保存葬 - 即身成仏(日本には25体現存)


□両墓制

 死  
   ① ケガレから離れたいという欲求
② 死者の魂が身近なところに存在して欲しいという欲求
  - 昔 すぐにその死体を捨てに行く
  「親不知子不知」六十落とし 
       六十 = 役に立たない老人

 岩窟葬
  = 死体を岩窟の中に捨ててしまう
国東半島の磨崖仏

 死体遺棄と鳥葬 
   死体を山に置いて鳥に食べさせる葬送儀礼
山辺のおくり
    - 野辺のおくり(骨を埋める)

 両墓制「捨て墓」と「参り墓」の二つの墓
 賽の河原 <死体を捨てる場所と祀る場所の二つに分ける習慣>
① ステバカ ウメバカ
    ② ホンバカ キヨバカ ホトケイシ

 沖縄の亀甲墓
 - お寺が解決 
      寺墓と墓寺

 お寺と檀家 
   仏教と民衆の相互依存的な分業関係


□様々な儀礼

 魂呼ばい 
   末期の水 

 ツゲ人 
   男が二人組になって死を告げ歩く
    = 二人づかい
昼間でも提灯を持ち刃物を懐にして途中で振り向くことな
     く寄り道することなく
  → 単に死亡をしらせるだけでなくお通夜から葬儀の日取りま
     で知らせる

 お通夜 
   夜伽 ホトケマブリ

 湯かん 
   旅装束 経帷子

 お香典 
   忌屋 - 葬式から49日間親族は別な家で別火生活
     = そこで生活する為の食料等に
   → 本来はお通夜の前にとりあえず

 忌中  
   一定期間忌屋になる 49日間

 日本  
   仏様
    ~ 先祖の魂
     先祖の魂が現世に戻る(盆・正月)

この記事へのコメント

2025年05月13日 06:34
nice!です。 どちらの著書の紹介も、心がこもってますね!
2025年05月13日 08:37
道徳の先生の言葉は刺さりますね。
人も認めない人は自身も認められないだろうなと感じました。
2025年05月13日 09:18
Niceです!
2025年05月13日 11:07
お邪魔しました
2025年05月13日 12:00
niceです☆彡
2025年05月13日 17:40
ナイス!
2025年05月13日 19:44
(# ̄  ̄)σ・・・Nice‼です♪
ハマコウ
2025年05月14日 23:37
長さんさん nice!をありがとうございます。
ハマコウ
2025年05月14日 23:39
川崎工場長さん ありがとうございます。
よいところはしっかり言葉にして認めたいと思います。言葉にすることは大切ですね。
ハマコウ
2025年05月14日 23:39
ma2ma2さん Niceをありがとうございます。
ハマコウ
2025年05月14日 23:39
くまらさん 来訪ありがとうございます。
ハマコウ
2025年05月14日 23:40
フヂさん niceをありがとうございます。
ハマコウ
2025年05月14日 23:40
とし@黒猫さん NICEをありがとうございます。
ハマコウ
2025年05月14日 23:40
Mitchさん ナイスをありがとうございます。
ハマコウ
2025年05月14日 23:41
てんてんさん Niceをありがとうございます。