「ふかいことをおもしろく」井上ひさし PHP文庫 2024年 ③ /「続 坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ④【再掲載 2018.5】
今日は6月5日、木曜日です。
今回は、6月2日に続いて、井上ひさしさんの
「ふかいことをおもしろく」の紹介 3回目です。
井上ひさしさんの自伝といえます。
出版社の案内には、
「『自信はなかったけれど、とにかく書くのが楽しかったのです』
- 生誕90年、名作を生み続けた作家の数々の言葉は、没後の
今も心を打つ。
1964年からNHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』
(共作)の台本を執筆。69年に、『日本人のへそ』で演劇界に
デビュー。
小説『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞(小説部門)
も受賞するなど、作家・劇作家として多くの業績を遺し、2010
年に永眠された著者。晩年にその人生をふりかえり、自ら語っ
た本書は、まさに井上ひさし入門書といえます。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「担任に相談『将来、物書き、新聞記者、映画監督になりたい。仙台
に来る映画、高校図書室の本を全部読みたい。ついては、午後から
の授業には出られません』 それを担任が許可」
・「大江健三郎ショック、筒井康隆ショックから『芝居を書こう』とい
う気持ちなった」
もう一つ、再掲載になりますが、坂東義教さんの
「続 坂東先生の教育講座」④を載せます。
坂東さんは当時『モーニングショー』で大人気でした。
☆「ふかいことをおもしろく」井上ひさし PHP文庫 2024年 ③

6 児童養護施設の青春
頑張れば光は見えてくる
昭和24(1949)年9月
ラ・サール・ホームに入る 多くの戦災孤児
出身地置賜盆地では神童
→ 一関では秀才
→ 仙台 東仙台中2番
→ 仙台一高 真ん中から上に行けない
~ 凡才の自覚
→ それなら好きな本を読んで映画を見よう!
担任に相談
「将来、物書き、新聞記者、映画監督になりたい。仙台に来る
映画、高校図書室の本を全部読みたい。ついては、午後から
の授業には出られません」
→ 担任
「わかった。その代わり、乾燥とか半券とか、映画を見たと
いう証拠をノートに貼って出しなさい。そうしたら認めて
やろう」 とあっさり
7 人生の時刻表作り
どうしても物語性の中に自分を置きたがる
それは子どもの頃から変わっていない
計画をしっかり立てるタイプ
- しかし、物語性の中に自分を置きたがるタイプ
「大江健三郎」ショック 「筒井康隆」ショック
→ 芝居を書こう
8 挫折して釜石へ
映画もたくさんあるし芝居も見られて母がいる。釜石はぼくに思い
のほか居心地がよかったのかもしれない
上智大に進学
訛りで悩んだ タ行が苦手「四谷」が「ヨチヤ」に
→ しゃべるのが苦手で釜石へ帰ってしまった
釜石で母の屋台の手伝い
→ 2日に1回図書館の手伝い
釜石に戻ってからいつのまにか吃音が治る
→ 国立療養所の職員になる 2年半社会勉強
☆「続 坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ④【再掲載 2018.5】

◇母と子の心の健康
三つの子供がなぜ浮浪する?
お母さんの顔は太陽
お母さんはおろおろしちゃダメ
母さんがしっかりしていれば子供も安心する
「女は弱し、されど母は強し」
指しゃぶりがピタリと止まった
その男はなぜ鍋を被った?
劣等感
-「おれは米粒のようだ」の「よう」がとれた「おれは米粒だ」
~ 鍋を被る
暴走族は生きたまま死んだ
暴走族
~ 完全に精神不健康
落ちこぼれ
~ スカーッとする
「死んだ方が楽だ」
わたしの人生暗かった
考えがしっかりしていることが大事
痛むって事は神経がまだつながっていると言うこと
催眠術の実験
銭こだけじゃ山だって眠れない
マラソンのペースで大学卒業
お母さんの考え方一つで世界はクルって変わる
◇若者の心を理解する
親と子を隔てる三枚の壁
① 子供が大人になってきた
反抗期・自分の意志
反抗は発達してきた証拠 高校時代は「否定期」
攻撃心がないといい仕事なんかできない
② 子供をいつまでも子供扱いをする
③ 考え方のズレ
息子は理想主義 母は現実主義
初恋を統計学で割り切っちゃダメ
ディベイティング 言い争い
ディスカッション 話し合って共通の理解
ハードで知ることが大切
① うちに大人が一人増えた
② 情緒的に大人として理解する
③ とにかく話し合う
子供は反抗期、奥さん更年期
優越感と劣等感の谷間
腹が立ったら、十…百と数える
青年期、子供が動揺、不安定だから
「知るは愛なり」「~の」
目標持っていれば大丈夫
ストレスがあると強くなる。ストレスがなかったらダメ。
理想を掲げ一致協力
依頼心と独立心の葛藤
今回は、6月2日に続いて、井上ひさしさんの
「ふかいことをおもしろく」の紹介 3回目です。
井上ひさしさんの自伝といえます。
出版社の案内には、
「『自信はなかったけれど、とにかく書くのが楽しかったのです』
- 生誕90年、名作を生み続けた作家の数々の言葉は、没後の
今も心を打つ。
1964年からNHKの連続人形劇『ひょっこりひょうたん島』
(共作)の台本を執筆。69年に、『日本人のへそ』で演劇界に
デビュー。
小説『吉里吉里人』で日本SF大賞、読売文学賞(小説部門)
も受賞するなど、作家・劇作家として多くの業績を遺し、2010
年に永眠された著者。晩年にその人生をふりかえり、自ら語っ
た本書は、まさに井上ひさし入門書といえます。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「担任に相談『将来、物書き、新聞記者、映画監督になりたい。仙台
に来る映画、高校図書室の本を全部読みたい。ついては、午後から
の授業には出られません』 それを担任が許可」
・「大江健三郎ショック、筒井康隆ショックから『芝居を書こう』とい
う気持ちなった」
もう一つ、再掲載になりますが、坂東義教さんの
「続 坂東先生の教育講座」④を載せます。
坂東さんは当時『モーニングショー』で大人気でした。
☆「ふかいことをおもしろく」井上ひさし PHP文庫 2024年 ③

6 児童養護施設の青春
頑張れば光は見えてくる
昭和24(1949)年9月
ラ・サール・ホームに入る 多くの戦災孤児
出身地置賜盆地では神童
→ 一関では秀才
→ 仙台 東仙台中2番
→ 仙台一高 真ん中から上に行けない
~ 凡才の自覚
→ それなら好きな本を読んで映画を見よう!
担任に相談
「将来、物書き、新聞記者、映画監督になりたい。仙台に来る
映画、高校図書室の本を全部読みたい。ついては、午後から
の授業には出られません」
→ 担任
「わかった。その代わり、乾燥とか半券とか、映画を見たと
いう証拠をノートに貼って出しなさい。そうしたら認めて
やろう」 とあっさり
7 人生の時刻表作り
どうしても物語性の中に自分を置きたがる
それは子どもの頃から変わっていない
計画をしっかり立てるタイプ
- しかし、物語性の中に自分を置きたがるタイプ
「大江健三郎」ショック 「筒井康隆」ショック
→ 芝居を書こう
8 挫折して釜石へ
映画もたくさんあるし芝居も見られて母がいる。釜石はぼくに思い
のほか居心地がよかったのかもしれない
上智大に進学
訛りで悩んだ タ行が苦手「四谷」が「ヨチヤ」に
→ しゃべるのが苦手で釜石へ帰ってしまった
釜石で母の屋台の手伝い
→ 2日に1回図書館の手伝い
釜石に戻ってからいつのまにか吃音が治る
→ 国立療養所の職員になる 2年半社会勉強
☆「続 坂東先生の教育講座」坂東義教 モーニングショー 全国朝日放送株式会社 1980年 ④【再掲載 2018.5】

◇母と子の心の健康
三つの子供がなぜ浮浪する?
お母さんの顔は太陽
お母さんはおろおろしちゃダメ
母さんがしっかりしていれば子供も安心する
「女は弱し、されど母は強し」
指しゃぶりがピタリと止まった
その男はなぜ鍋を被った?
劣等感
-「おれは米粒のようだ」の「よう」がとれた「おれは米粒だ」
~ 鍋を被る
暴走族は生きたまま死んだ
暴走族
~ 完全に精神不健康
落ちこぼれ
~ スカーッとする
「死んだ方が楽だ」
わたしの人生暗かった
考えがしっかりしていることが大事
痛むって事は神経がまだつながっていると言うこと
催眠術の実験
銭こだけじゃ山だって眠れない
マラソンのペースで大学卒業
お母さんの考え方一つで世界はクルって変わる
◇若者の心を理解する
親と子を隔てる三枚の壁
① 子供が大人になってきた
反抗期・自分の意志
反抗は発達してきた証拠 高校時代は「否定期」
攻撃心がないといい仕事なんかできない
② 子供をいつまでも子供扱いをする
③ 考え方のズレ
息子は理想主義 母は現実主義
初恋を統計学で割り切っちゃダメ
ディベイティング 言い争い
ディスカッション 話し合って共通の理解
ハードで知ることが大切
① うちに大人が一人増えた
② 情緒的に大人として理解する
③ とにかく話し合う
子供は反抗期、奥さん更年期
優越感と劣等感の谷間
腹が立ったら、十…百と数える
青年期、子供が動揺、不安定だから
「知るは愛なり」「~の」
目標持っていれば大丈夫
ストレスがあると強くなる。ストレスがなかったらダメ。
理想を掲げ一致協力
依頼心と独立心の葛藤
この記事へのコメント
今の科学では解けない≪謎≫が、個々人のそれについて存在するほど
深淵だったからこそ、何千万年もヒト属は、絶滅せずに続いたん
ですよね。
私がかつて思い描いていた家庭とは程遠いのが現状です。
子育てって今まで経験したことのないことだし、
私だって未熟者ですから、素晴らしい接し方アドバイスをするなんて無理。
現状を受け止めるしかないと思ってます。
確かに婚姻はサイコロのようでもあり、そうで内容もあり不思議です。わたしがいるのも。
確かに婚姻はサイコロのようでもあり、そうで内容もあり不思議です。わたしがいるのも。
何十年もしばらく使っていなかった方言でしゃべると、以前とは何か違っているような気がします。
使わないとなくなってしまうので、使おうと努力しているのですが、何かおかしい‥ 自然ではないからでしょうか。
いよいよ長い酷暑の季節に突入しましたね・・・(^-^)!!
わたしの長女と長男も外に出ています。それぞれに課題を克服しながら成人し、それぞれ家庭を築こうとしています。
子育てからよいことも悩むことも多くのことを学びましたが、今はホッとして、付き合っています。
今日は朝から暑く、サツマイモ苗床の草取り作業をしたら、少しの間に汗をたっぷりかいてしまいました。
担任に「・・・午後からの授業には出られません」と、相談ですが、担任の対応、素晴らしいですね。また、上智大に進学ですが「しゃべるのが苦手」は意外でした。物書きは喋り上手・コミュニケーション上手のイメージありです!?(=^・ェ・^=)
現在では単位が認められませんね。
大きな教育から、細かな教育へとかわってきているようにも感じます。
ニュースの中心にあり続けた方というイメージをもっています。
ご訪問とコメントをありがとうございました。
仙台一高の先生、すごいなぁ
よき時代だったと感じるか、いい加減な時代だと思うかですね。
それくらいのゆとりがあってもよいとわたしは思うのですが。