「騒々しい喫茶店」篠原ユキオ(月刊『少年育成』連載[やじうまんが] №156) /『日本例話大全書』有馬朗人・中西進他 四季社 2001年 ⑩【再掲載 2015.10】
今日は9月21日、日曜日です。
今回は、『少年育成』誌、篠原ユキオさんの
「騒々しい喫茶店」を載せます。
指摘されて初めて気がつくことがあります。
もう一つ、再掲載になりますが、有馬朗人さん、中西進さんらの
『日本例話大全書』⑩を載せます。
時間が空いたときにちょっと話すのによい逸話が載せられています。
☆「騒々しい喫茶店」篠原ユキオ(月刊『少年育成』連載[やじうまんが] №156)

他のお客と身体が触れそうなせせこましい店や混んだ店が大嫌いだ。
若者と酔客の集まる店も嫌いである。
年齢とともに賑やかな場所がとみに苦手になってきた私だが、落ち着
いて話をしたい時は必ずと言っていいほどホテルの喫茶室を選ぶように
している。
少しばかり割高だが、ゆったりとした空間の使用料と考えれば安いも
のである。
しかしそんな場所も、騒がしい客が一組入っただけでとたんに落ち着
かない場所となってしまう。
私の独断と偏見で言わせて貰えるなら、騒がしい客の双璧は教師と弁
護士だろう。
例外無く声はデカいし、個人差はあってもそれぞれ自己顕示欲が強い
から、相手に負けない勢いで必死で喋る。
一度数人の弁護士グループと食事をともにする機会があったが、酔っ
てもいないのに室内が共鳴しているのではないかと思うほどの喧噪にう
んざりしたのを憶えている。
先日、仲間と仕事の打ち合わせをするために大阪駅前のホテルの喫茶
室を利用した。
ちょうど10人、話がしやすいようにと席を詰めながら部屋の真ん中
あたりに座った。
それぞれが飲み物を注文し終わった頃、やはり10人ほどのサラリー
マンとOLのグループが入ってきて、間にテーブル席を2列挟んだあた
りに座ったのだが、この瞬間から突然我々の話し声がとても聞き取りに
くくなり、同時に「ウワーン」というような騒音に包まれた。
不思議なことにその喧噪の中でひときわはっきりと聞き取れたのはそ
の離れた席に座ったグループの話し声であった。
これはどうやらその部屋の構造にあるようだった。
普通の部屋とは異なり、お洒落で豪華にデザインされたその空間の天
井は、中央部が丸く凹んだドーム・状になっている。
どうやらこの凹みが一種のパラボラアンテナのような役目を果たし、
我々の席近くに部屋中の音が集まっているようなのである。
「これは完全な設計ミスやナア…」
「こうなったら、みんな天井向いて喋らんとアカンで」
そんなことを言いながら、私は完全に集中力が無くなってしまったの
だった。
最近のデザインは色や形の美しさに加えて、人や環境への優しさが大
切な要素になってきている。
いわゆる『ユニバーサルデザイン』という概念である。
しかしこんなところに落し穴があるとはちょっと意外な出来事だった。
この理屈でいくと、ドーム球場のマウンド周辺はめちゃくちゃ喧しい
のではと思うのだが、どうなのだろう…。
☆『日本例話大全書』有馬朗人・中西進他 四季社 2001年 ⑩【再掲載 2015.10】

◇謙虚に感謝する心
いのちの恩人と出世の恩人 松尾縫殿
一夜のもてなし 佐野源左衛門常世
佐野源左衛門常世 と 最明寺入道・北条時頼(1227~1263)
執権職を去ったあと諸国民情視察
恩人に報いた小説家 山本周五郎
山本周五郎(1903~1967) 明治37年山梨県巨摩郡
本名・清水三十六(さとむ)
中学中退 → 東京木挽町の山本質店に奉公
店主は山本周五郎 - 人情深い人
正則英語学校・大原簿記学校に通わせてくれた
→ 関東大震災で焼失・閉店
→ 三十六 関西の新聞社、PR雑誌社
「山本周五郎方清水三十六」と書き応募
→ 出版社のミスで山本周五郎に
◎ 親同然にかわいがってくれた人の名を自分のペンネームに
父の受けた恩を子が返す 六十六部
六十六部(略して六部)
全国66カ国を巡礼して書写した「法華経」を霊場に奉納す
る人
日蓮(1222~1282)
安房国小湊 漁夫の子
清澄寺に12歳から 16歳で出家
4年間 鎌倉で学び比叡山で10年間天台宗
- 乱れている仏教社会
「法華経」によってこの世界を理想世界にする
◇深く悲しむ心
赤ん坊を救う 近衛年子
近衛年子
伊達重村の妻 - 重村の死後「観心院」藩政に
赤子養育仕法 懐退届制度
聖人は聖人を知る 聖徳太子(574~622)
惨めな自分を知る悲しみ
人間にとって実像を知ることは大切なことだが時に恐ろしい
法を曲げずに人を裁く 筒井正憲
筒井正憲(1778~1859) 1821~1841 江戸町奉行
放火犯
- 火あぶりの刑
- 孝心からの犯行
◎ 「返納が終わってから火刑とする」
返納には48年間必要
のち幕末軍政改革に尽力
日露和親条約締結に大きな役割
今回は、『少年育成』誌、篠原ユキオさんの
「騒々しい喫茶店」を載せます。
指摘されて初めて気がつくことがあります。
もう一つ、再掲載になりますが、有馬朗人さん、中西進さんらの
『日本例話大全書』⑩を載せます。
時間が空いたときにちょっと話すのによい逸話が載せられています。
☆「騒々しい喫茶店」篠原ユキオ(月刊『少年育成』連載[やじうまんが] №156)
他のお客と身体が触れそうなせせこましい店や混んだ店が大嫌いだ。
若者と酔客の集まる店も嫌いである。
年齢とともに賑やかな場所がとみに苦手になってきた私だが、落ち着
いて話をしたい時は必ずと言っていいほどホテルの喫茶室を選ぶように
している。
少しばかり割高だが、ゆったりとした空間の使用料と考えれば安いも
のである。
しかしそんな場所も、騒がしい客が一組入っただけでとたんに落ち着
かない場所となってしまう。
私の独断と偏見で言わせて貰えるなら、騒がしい客の双璧は教師と弁
護士だろう。
例外無く声はデカいし、個人差はあってもそれぞれ自己顕示欲が強い
から、相手に負けない勢いで必死で喋る。
一度数人の弁護士グループと食事をともにする機会があったが、酔っ
てもいないのに室内が共鳴しているのではないかと思うほどの喧噪にう
んざりしたのを憶えている。
先日、仲間と仕事の打ち合わせをするために大阪駅前のホテルの喫茶
室を利用した。
ちょうど10人、話がしやすいようにと席を詰めながら部屋の真ん中
あたりに座った。
それぞれが飲み物を注文し終わった頃、やはり10人ほどのサラリー
マンとOLのグループが入ってきて、間にテーブル席を2列挟んだあた
りに座ったのだが、この瞬間から突然我々の話し声がとても聞き取りに
くくなり、同時に「ウワーン」というような騒音に包まれた。
不思議なことにその喧噪の中でひときわはっきりと聞き取れたのはそ
の離れた席に座ったグループの話し声であった。
これはどうやらその部屋の構造にあるようだった。
普通の部屋とは異なり、お洒落で豪華にデザインされたその空間の天
井は、中央部が丸く凹んだドーム・状になっている。
どうやらこの凹みが一種のパラボラアンテナのような役目を果たし、
我々の席近くに部屋中の音が集まっているようなのである。
「これは完全な設計ミスやナア…」
「こうなったら、みんな天井向いて喋らんとアカンで」
そんなことを言いながら、私は完全に集中力が無くなってしまったの
だった。
最近のデザインは色や形の美しさに加えて、人や環境への優しさが大
切な要素になってきている。
いわゆる『ユニバーサルデザイン』という概念である。
しかしこんなところに落し穴があるとはちょっと意外な出来事だった。
この理屈でいくと、ドーム球場のマウンド周辺はめちゃくちゃ喧しい
のではと思うのだが、どうなのだろう…。
☆『日本例話大全書』有馬朗人・中西進他 四季社 2001年 ⑩【再掲載 2015.10】
◇謙虚に感謝する心
いのちの恩人と出世の恩人 松尾縫殿
一夜のもてなし 佐野源左衛門常世
佐野源左衛門常世 と 最明寺入道・北条時頼(1227~1263)
執権職を去ったあと諸国民情視察
恩人に報いた小説家 山本周五郎
山本周五郎(1903~1967) 明治37年山梨県巨摩郡
本名・清水三十六(さとむ)
中学中退 → 東京木挽町の山本質店に奉公
店主は山本周五郎 - 人情深い人
正則英語学校・大原簿記学校に通わせてくれた
→ 関東大震災で焼失・閉店
→ 三十六 関西の新聞社、PR雑誌社
「山本周五郎方清水三十六」と書き応募
→ 出版社のミスで山本周五郎に
◎ 親同然にかわいがってくれた人の名を自分のペンネームに
父の受けた恩を子が返す 六十六部
六十六部(略して六部)
全国66カ国を巡礼して書写した「法華経」を霊場に奉納す
る人
日蓮(1222~1282)
安房国小湊 漁夫の子
清澄寺に12歳から 16歳で出家
4年間 鎌倉で学び比叡山で10年間天台宗
- 乱れている仏教社会
「法華経」によってこの世界を理想世界にする
◇深く悲しむ心
赤ん坊を救う 近衛年子
近衛年子
伊達重村の妻 - 重村の死後「観心院」藩政に
赤子養育仕法 懐退届制度
聖人は聖人を知る 聖徳太子(574~622)
惨めな自分を知る悲しみ
人間にとって実像を知ることは大切なことだが時に恐ろしい
法を曲げずに人を裁く 筒井正憲
筒井正憲(1778~1859) 1821~1841 江戸町奉行
放火犯
- 火あぶりの刑
- 孝心からの犯行
◎ 「返納が終わってから火刑とする」
返納には48年間必要
のち幕末軍政改革に尽力
日露和親条約締結に大きな役割
この記事へのコメント
nice!です。
御努力の賜物かと私は思います。
NICEです
(^^)
折角コーヒーを飲む為に来たのだから静かに飲みたいですよねぇ!!
コンサートホールや式場とかならともかく、
一般の建物で音響を意識した建物は少ないかもしれませんね。
私はあまり気にしませんが、気になる方には苦痛でしょうね。
弁護士と教師は声が大きいというのは、ちょっと興味深かったです。
今は喫茶店らしい喫茶店は見かけなくなりましたね 😂
nice!です!!!
niceをありがとうございます。
月刊「少年育成」が休刊となったのは残念です。大阪補導協会のサイトからも「少年育成」の文字が消えてしまいました。
niceをありがとうございます。
そうですね。地元で穏やかに過ごしているのが好きです。
やかましいと感じさせないくらいの声で話してほしいですね。
自分が恥ずかしいのですが、教師は声が大きいというのは、否定できません。
やかましくしてはいけないと思わせる喫茶店は少なくなりましたね。
お彼岸、ご先祖さまに感謝です。
そうですね。何となく雰囲気でわかるときがあります。