「NHK『100分de名著』ブックス 維摩経―空と慈悲の物語」釈撤宗 NHK出版 2022年 ① /「教師の哲学」岬龍一郎 PHP研究所 2003年 ①【再掲載 2019.1】

今日は11月25日、火曜日です。


今回は、釈撤宗さんの
「NHK『100分de名著』ブックス 維摩経―空と慈悲の物語」
1回目の紹介です。



出版社の案内には、


「『100分de名著』で2017年6月に放送され、大好評を博した
『維摩経』がついに単行本化。特別章「空だからこそ」を加筆。
大乗仏教の経典の中でも異彩を放つ存在である『維摩経(ゆい
まぎょう)』。そこで説かれる内容は、仏教の『そもそも』を見
つめ直す視点や、世俗と世俗に関わることを肯定し、しかし執
着や分別心から己を解き放ち生き抜くことを説くものだ。
著者は仏教思想の大転換点として『維摩経』の解説を行い、
『空』と『慈悲』という仏教思想の両輪を、そこに見る。また、
維摩という在家の老人による、『困難を抱える人びとが苦しん
でいる限り自分の幸せはないという他者性を重んじた考え方』
は、極めて今日的な示唆を与えてくれるとする。
特別章として、仏教の本質でもある「空」思想への理解を深
める論考を、『維摩経』の関係を示しながら付す。」


とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「対立している二項を択一するのではなく、両方を常に意識し自分の
  言動を鍛錬する」


・「『維摩』という在家仏教信者のお爺さんが教えを説くユニークなお
  経が維摩経。当たり前だと思っていたものを一度解体して、新た
  な価値観や視点を創り出すための手順、プロセスが示されている」


・「過剰なエネルギーは生きる喜びの源泉であり苦難でもある」



もう一つ再掲載になりますが、岬龍一郎さんの
「教師の哲学」①を載せます。




☆「空と慈悲の物語 維摩経」釈撤宗 NHK100分de名著ブックス 2022年 ①

本.jpg

◇はじめに

 「維摩経」ヴィマラキールネ・ニルデ-シャ・スートラ 
サンスクリット原典は1997年7月に発見


  今読むべき経典
「二項対立のワナにはまるな」
      プライバシーか健康か? 
      強制的施策か民主的手続きか?
      清浄か免疫か? 
      ディスタンスかコミュニケーションか? 
      地方か都市か? 
      健康か経済か?
    ◎ 対立している二項を択一するのではなく、両方を常に意識
     し自分の言動を鍛錬する
      - まずは言語ゲームから降りろ、そしてもう一度参加せよ



◇仏教思想の一大転換(1)  

古い「自分」を解体し、新たな「自分」を模索する
「維摩」という在家仏教信者のお爺さんが教えを説くユニークな
    お経
     当たり前だと思っていたものを一度解体して、新たな価値観や
    視点を創り出すための手順、プロセスが示されている


在家者が出家者に教えを説く?
◎ 在家者が問答バトルで出家者をことごとく言い負かす
        維摩が出家者たちに仏教の本質を説く内容


自分の都合を小さくする
仏教誕生 2500年前 
      北インド(ネパール辺り)シャカ族王子ゴータマシッタルー
     タガ(仏教開祖)釈迦

 人間は「生老病死」の苦から逃れられないことを知り、29
     歳で出家

悩みの原因「過剰さ(煩悩)」と気づき、それを消滅させる
    「心身の修行」スタート

35歳菩提樹の下で、ついに悟りを開いた

    → 弟子たちと共に80歳まで教えを説く
      弟子たちが教えを体系化


  「過剰さ」とどう向き合うか
     過剰なエネルギーは生きる喜びの源泉であり苦難でもある
      → 「自分の都合」を小さくする
 







☆「教師の哲学」岬龍一郎 PHP研究所 2003年 ①【再掲載 2019.1】


[出版社の案内]

教師の質の低下がさけばれて久しい。教育問題を問う前に教師のあり方
を問うべき時がきた。理想の「教師」像を偉人の業績の中に見出す。

1-6811d.gif

◇日本人の誇りある教育はどこへ行ったのか

□いったい日本人はどうなってしまったのか
   モラルの崩壊 
     援助交際 
     拝金主義 
      ~ 金権亡者の国民

   「伝統的精神文化の喪失」
     気概 誇り 道徳
      - 身を修めること



□教育は国家百年の礎である 

   小林虎三郎「国漢学校」



□草莽堀起の精神

   佐久間象山塾の「二虎」  
     小林虎三郎
吉田松陰(虎次郎)

   吉田松陰 
    「学問は決して知識を覚えるためにするのではない。その知識
     から生きる智恵を学ぶのだ。学者になってはならぬ。人は実
     行が第一である」
      = 至誠実行



□教師の要諦は「愛と情熱」

   上杉鷹山の師・細井平州
    「為せば成る 為さねばならぬ なにごとも 成らぬは人の 
     為さぬなりけり」

   新渡戸稲造 
    「われを生んでくれたのは父母である。われを人たらしめたの
     は師である」
      = 努力を後押ししてくれる人 = 教師

   森信三 国民教育の父
    「教育とは流れる水に文字を書くようなはかない仕事であるが、
     それをあたかも完璧にのみで刻みつけるほどの真剣さで取り
     組まなければならない仕事だ。教師自身が赤々と生命の火を
     燃やさずにいて、どうして生徒の心に点火できますか。教育
     とは厳粛で崇高な仕事なのです。

   安岡正篤  
    「一燈照隅、万燈照国」

この記事へのコメント

2025年11月25日 05:09
おはようございます!
nice!です。
2025年11月25日 06:26
nice! 「教師の哲学」。偉人のことばが、この本のポイントだと、
本質を押さえた良いまとめ。「・・維摩経・・」。ユニークな
仏典の紹介本で、まとめから興味がそそられる。
2025年11月25日 10:09
吉田松陰の言葉は、まさにその通りだと思います。
教師の個々の質が低下しているんでしょうか。
なにか制度上の問題も潜んでいる気がします。
2025年11月25日 10:20
こんにちは(^^)/
日曜日でコスモスフェスタも菊花展もおわり

殺風景な時節になっていきます (´;ω;`)ウッ…
2025年11月25日 11:19
nice! ^^)
維摩経には大いに関心が生まれました。ぜひ読んでみたい。
2025年11月25日 15:29
訪問させていただきました。
2025年11月25日 15:39
お邪魔しました
bgatapapa
2025年11月25日 15:47
草莽崛起じゃなくて草莽堀起なんですね~niceどすえ~!(^^)!
2025年11月25日 17:43
ナイス!
2025年11月25日 20:14
(# ̄  ̄)σ・・・Nice‼です♪
2025年11月25日 20:51
nice!です。
維摩経、ユニークで興味深いです^^
2025年11月26日 00:53
nice! です~っ! ♬^^♬~
2025年11月26日 01:18
NHKの100番で名著、たまに観てます
知ってるものでも意外な見方があるんだなぁと毎回思ってます
本にもなってるんですね