「NHK『100分de名著』ブックス 維摩経―空と慈悲の物語」釈撤宗 NHK出版 2022年 ② / 教育ノートから「教師」 ⑤【再掲載 2018.2】
今日は11月28日、金曜日です。
今回は、11月25日に続いて、釈撤宗さんの
「NHK『100分de名著』ブックス 維摩経―空と慈悲の物語」
の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「『100分de名著』で2017年6月に放送され、大好評を博した
『維摩経』がついに単行本化。特別章「空だからこそ」を加筆。
大乗仏教の経典の中でも異彩を放つ存在である『維摩経(ゆい
まぎょう)』。そこで説かれる内容は、仏教の『そもそも』を見
つめ直す視点や、世俗と世俗に関わることを肯定し、しかし執
着や分別心から己を解き放ち生き抜くことを説くものだ。
著者は仏教思想の大転換点として『維摩経』の解説を行い、
『空』と『慈悲』という仏教思想の両輪を、そこに見る。また、
維摩という在家の老人による、『困難を抱える人びとが苦しん
でいる限り自分の幸せはないという他者性を重んじた考え方』
は、極めて今日的な示唆を与えてくれるとする。
特別章として、仏教の本質でもある「空」思想への理解を深
める論考を、『維摩経』の関係を示しながら付す。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「ヒンドゥー文化圏は死と再生を繰り返す生命観が基盤であり、死
後、六道(天、人、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のいずれかに生まれ
変わるという『六道輪廻』が説かれる」
・「在家者の願いは、二度と生まれ変われない涅槃に行くことではなく、
少しでもよい世界に生まれ変わること」
・「維摩経の特徴は、釈迦の弟子や菩薩が主役ではなく、在家者である
維摩という人物を通しての教えであり、文学性に富み、ドラマ仕立
てとなっている」
もう一つ再掲載になりますが、わたしの「教育ノート」から
「教師」⑤を載せます。
随分古い情報となってしまいました。
☆「NHK『100分de名著』ブックス 維摩経―空と慈悲の物語」釈撤宗 NHK出版 2022年 ②

◇仏教思想の一大転換(2)
なぜ修行には出家が必要となったのか
一般的な生活を続けていては自分の都合から逃げられないと考
えたから
ヒンドゥー文化圏
- 死と再生を繰り返す生命観が基盤
「六道輪廻」
-六道(天、人、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のいずれかに生ま
れ変わる
出家者が目指したもの
「悟りを開き、二度と生まれ変わることのないよう輪廻から脱出
(解脱)して、苦の内境地‥世界である涅槃に到達すること」
↑↓
在家者
二度と生まれ変われない涅槃に行くことではなく、少しでもよ
い世界に生まれ変わること
「生天(しようてん)思想」
西南インド「上座部」 中南方インド「大衆部」
西北インド「説一切有部」中西インド「上座部」「正量部」
大乗仏教
~ チベット、中国、ベトナム、日本など
各地の習俗や土着信仰などが融合
~ 開発的仏教
◎「どんな思想も語りも言葉も謙虚であり、偏りを生み出す。
だから、振幅の中を行ったり来たりする」
= 振幅の連続
それまでの仏教と大乗仏教徒の違い
「菩薩堂」
仏教をあゆむものはみんな「菩薩」
悟りを求める(自利) + 利他活動(利他)
この道を歩むものはみんな成仏する
仏
「法身(真理そのもの かたちはない)」
「報身(さまざまな仏)」
「応身(世の人を救うため、それぞれの素質に応じてこの
世に姿を現した仏。 釈迦 (しゃか) など)」
= 三身
「他者性と社会性」
仏教の基礎を順序よく語る釈迦
「維摩経」
1~2世紀 日本には飛鳥時代に伝わった
「三(さん)経(ぎよう)義(ぎ)疏(しよ)」
‥法(ほ)華(け)経(きよう)、勝(しよう)鬘(まん)経(ぎよう)、維摩経(ぎよう)
差別なく 在家仏教 在家仏教
特徴
‥ 釈迦の弟子や菩薩が主役ではなく、在家者である維摩
という人物を通しての教え
文学性、ドラマ仕立て
☆教育ノートから「教師」 ⑤【再掲載 2018.2】
◇教室を静める
(1)教師は静かに低い声で作業の指示を与える(1回だけ)
(2)認める・ほめる
「この手を見つめなさい」
◇集団への指示
1 最後の行動まで指示せよ
2 指示の趣旨を説明せよ
3 一時に一事を指示せよ
4 指示は短く,限定して述べよ
◇指示の原則
①集中させる
②行動を明示する
③手順を話す
④時間を限定する
⑤終了の合図をさせる
◇具体的指示
1 個人名で指示せよ
2 数字で指示せよ
3 図や絵で指示せよ
1 一時に一事を指示せよ
2 10秒以内で指示せよ
3 16秒以内で指示せよ
1 ゴールを先に指示せよ
2 ゴールまでのステップを指示せよ
3ゴールに着いてからの指示をせよ
◇指示
①一時に一事
②全員ができるまで先に進まない
③明確な指示をする
1 指示は限定して述べる
2 指示の意味を説明する
3 語尾は「~なさい」とはっきり言う
4 指示は短く述べる
5 「終わったら何をするか」まで指示する
◇話し言葉指導の条件 野口芳宏
1 教師の話し言葉の基本
① 子供に向ける言葉を自らの耳で聞け
② 聴衆の反応に応じて話し方を変えよ
③ 受語
2 子供の話し方の基本
① 自然さと親しみ
「です ます」
② 礼を失してはならない センスの形成
③「問い」と「反論」を歓迎する
3 子供同士
① どの子にも聞こえる声で
② 一文一文を区切って完結させる
言い直しをさせる
③「反対」を歓迎する
④発言の独占をさせない
◇話し言葉の訓練 野口芳宏
① 間を取らせる
10秒待つ
発表します・問題ですという
これを見てほしい
新しい息で返事をする
② 結論をまず最初にズバリと
③ 大きな口を開けさせる
頬骨が動くように話してごらん
④ 3分間音読
※ 1ページを1分間で読めるかな
今回は、11月25日に続いて、釈撤宗さんの
「NHK『100分de名著』ブックス 維摩経―空と慈悲の物語」
の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「『100分de名著』で2017年6月に放送され、大好評を博した
『維摩経』がついに単行本化。特別章「空だからこそ」を加筆。
大乗仏教の経典の中でも異彩を放つ存在である『維摩経(ゆい
まぎょう)』。そこで説かれる内容は、仏教の『そもそも』を見
つめ直す視点や、世俗と世俗に関わることを肯定し、しかし執
着や分別心から己を解き放ち生き抜くことを説くものだ。
著者は仏教思想の大転換点として『維摩経』の解説を行い、
『空』と『慈悲』という仏教思想の両輪を、そこに見る。また、
維摩という在家の老人による、『困難を抱える人びとが苦しん
でいる限り自分の幸せはないという他者性を重んじた考え方』
は、極めて今日的な示唆を与えてくれるとする。
特別章として、仏教の本質でもある「空」思想への理解を深
める論考を、『維摩経』の関係を示しながら付す。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「ヒンドゥー文化圏は死と再生を繰り返す生命観が基盤であり、死
後、六道(天、人、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のいずれかに生まれ
変わるという『六道輪廻』が説かれる」
・「在家者の願いは、二度と生まれ変われない涅槃に行くことではなく、
少しでもよい世界に生まれ変わること」
・「維摩経の特徴は、釈迦の弟子や菩薩が主役ではなく、在家者である
維摩という人物を通しての教えであり、文学性に富み、ドラマ仕立
てとなっている」
もう一つ再掲載になりますが、わたしの「教育ノート」から
「教師」⑤を載せます。
随分古い情報となってしまいました。
☆「NHK『100分de名著』ブックス 維摩経―空と慈悲の物語」釈撤宗 NHK出版 2022年 ②
◇仏教思想の一大転換(2)
なぜ修行には出家が必要となったのか
一般的な生活を続けていては自分の都合から逃げられないと考
えたから
ヒンドゥー文化圏
- 死と再生を繰り返す生命観が基盤
「六道輪廻」
-六道(天、人、修羅、畜生、餓鬼、地獄)のいずれかに生ま
れ変わる
出家者が目指したもの
「悟りを開き、二度と生まれ変わることのないよう輪廻から脱出
(解脱)して、苦の内境地‥世界である涅槃に到達すること」
↑↓
在家者
二度と生まれ変われない涅槃に行くことではなく、少しでもよ
い世界に生まれ変わること
「生天(しようてん)思想」
西南インド「上座部」 中南方インド「大衆部」
西北インド「説一切有部」中西インド「上座部」「正量部」
大乗仏教
~ チベット、中国、ベトナム、日本など
各地の習俗や土着信仰などが融合
~ 開発的仏教
◎「どんな思想も語りも言葉も謙虚であり、偏りを生み出す。
だから、振幅の中を行ったり来たりする」
= 振幅の連続
それまでの仏教と大乗仏教徒の違い
「菩薩堂」
仏教をあゆむものはみんな「菩薩」
悟りを求める(自利) + 利他活動(利他)
この道を歩むものはみんな成仏する
仏
「法身(真理そのもの かたちはない)」
「報身(さまざまな仏)」
「応身(世の人を救うため、それぞれの素質に応じてこの
世に姿を現した仏。 釈迦 (しゃか) など)」
= 三身
「他者性と社会性」
仏教の基礎を順序よく語る釈迦
「維摩経」
1~2世紀 日本には飛鳥時代に伝わった
「三(さん)経(ぎよう)義(ぎ)疏(しよ)」
‥法(ほ)華(け)経(きよう)、勝(しよう)鬘(まん)経(ぎよう)、維摩経(ぎよう)
差別なく 在家仏教 在家仏教
特徴
‥ 釈迦の弟子や菩薩が主役ではなく、在家者である維摩
という人物を通しての教え
文学性、ドラマ仕立て
☆教育ノートから「教師」 ⑤【再掲載 2018.2】
◇教室を静める
(1)教師は静かに低い声で作業の指示を与える(1回だけ)
(2)認める・ほめる
「この手を見つめなさい」
◇集団への指示
1 最後の行動まで指示せよ
2 指示の趣旨を説明せよ
3 一時に一事を指示せよ
4 指示は短く,限定して述べよ
◇指示の原則
①集中させる
②行動を明示する
③手順を話す
④時間を限定する
⑤終了の合図をさせる
◇具体的指示
1 個人名で指示せよ
2 数字で指示せよ
3 図や絵で指示せよ
1 一時に一事を指示せよ
2 10秒以内で指示せよ
3 16秒以内で指示せよ
1 ゴールを先に指示せよ
2 ゴールまでのステップを指示せよ
3ゴールに着いてからの指示をせよ
◇指示
①一時に一事
②全員ができるまで先に進まない
③明確な指示をする
1 指示は限定して述べる
2 指示の意味を説明する
3 語尾は「~なさい」とはっきり言う
4 指示は短く述べる
5 「終わったら何をするか」まで指示する
◇話し言葉指導の条件 野口芳宏
1 教師の話し言葉の基本
① 子供に向ける言葉を自らの耳で聞け
② 聴衆の反応に応じて話し方を変えよ
③ 受語
2 子供の話し方の基本
① 自然さと親しみ
「です ます」
② 礼を失してはならない センスの形成
③「問い」と「反論」を歓迎する
3 子供同士
① どの子にも聞こえる声で
② 一文一文を区切って完結させる
言い直しをさせる
③「反対」を歓迎する
④発言の独占をさせない
◇話し言葉の訓練 野口芳宏
① 間を取らせる
10秒待つ
発表します・問題ですという
これを見てほしい
新しい息で返事をする
② 結論をまず最初にズバリと
③ 大きな口を開けさせる
頬骨が動くように話してごらん
④ 3分間音読
※ 1ページを1分間で読めるかな
この記事へのコメント
nice!です。
出てきた背景が良く判りました。「・・教師」。古典である
ことが、まとめでも滲み出ていて良いです!
NHKと言えば2026からNHK第2放送がなくなります 😂
とても興味が湧いたので、維摩経の本を購入しました。
なるほどと頷ける項目も多くあります。
だらだらと長く言われても嫌になりそうです。
受け手が内容を理解し、あるべきゴールに到達するのが指示の目的ですよね。
ですか。
なるほど、的確ですね。
nice!です!!!
niceをありがとうございます。
100分de名著、時々番組を観ていました。
NHK第2放送がなくなると聞くと、あまり利用していないわたしでもなんだか寂しくなります。
釈さんの解説のおかげでよくわかりました。
興味をおもちいただけたとのこと、うれしいです。
現場を離れて1年半、新鮮に読むことができました。
忘れることは早いですね。
一時に一事、時間はかかりますが確認が楽になります。
NHKらじるらじるで探して、時々聴いています。