「世界一トホホな算数事典」細水保宏 西東社 2021年 ① /「物語と夢」井上ひさし 岩波書店 1999年 ①【再掲載 2018.11】

今日は12月6日、土曜日です。



今回は、細水保宏さんの
「世界一トホホな算数事典」1回目の紹介です。


「トホホ」のタイトルに惹かれて楽しく読みました。


「トホホ」どころか、「エッヘン」の本のように感じました。


いや、なるほどと思うことばかりで自分が「トホホ」。



出版社の案内には、

「“ピザのLサイズ1枚よりMサイズ2枚のほうが小さい”“四角や三
 角はマンホールになれない!?”“うんちを流す水の量は1年間で
 牛乳パック2920本分”…算数はザンネンな面白さがいっぱい!」

とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「ピザのŁサイズ1枚よりМサイズ2枚の方が小さい」


・「マンホールの形が丸いわけは、丸い形だと穴の下に落ちないことと
  転がして運べるし角が欠けないから」


・「無量大数より大きな『不可説不可説転』」




もう一つ再掲載になりますが細水保宏さんの
「世界一トホホな算数事典」①を載せます。




☆「世界一トホホな算数事典」細水保宏 西東社 2021年 ①

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◇ムネンな算数(1)

◎ピザのŁサイズ1枚よりМサイズ2枚の方が小さい

    Ł1枚      1017.36平方cm 
    Мサイズ2枚    981.25平方cm



 ◎破れたお札の切れ端の価値はなんと0円

    2/3以上は全額 
    2/5~2/3は半額  
    2/5未満は0円
※ 日本のお札は洗濯機で洗ったぐらいじゃ破れませんぞ
                     (ものしりはかせ)



◎日本って数字の言い方がバラバラ

   和語 
    - ひ  ふ  み  よ  いつ  む  な(な)  や  
      こ  とお
漢語 
    - いち に  さん し  ご   ろく しち   はち
      きゅう  じゅう



◎四角や三角はマンホールになれない?

マンホールの形が丸いわけは
    = 丸い形は穴の下に落ちない + 転がして運べる・角が
     欠けない(ものしりはかせ)



◎ 図形の中ではどうやら三角形が最強らしい

三角形はそれぞれの辺が互いに支え合って力の均衡が保たれて
  いる構造で頑丈
   → 橋、東京タワー、壁の補強 



◎ミツバチが一生で集める蜂蜜の量はたった小さじ1杯
   1回の飛行で約0.04グラム 
   ミツバチの体重は約0.09グラム → 体重の半分
   1日10回 蜜集めは10日間ぐらい   
1回に300の花 → 1日30000の花



◎いくら走っても亀には追いつけない

「アキレスと亀」
実際にはすぐに追いつき追い越せるのに、理屈に反論する
     のは難しい(ものしりはかせ)



いちばん大きい単位は無量大数ではなかった

   無量大数は1の後ろに0が68個
   最後の単位は不可説不可説転(華厳経に登場する自然数の数詞)  










☆「物語と夢」井上ひさし 岩波書店 1999年 ①【再掲載 2018.11】


[出版社の案内]


「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く」
が信条の“現代の戯作者”が、時代をユニークに切り抜いてきた各
界の11名と縦横無尽に交わしたやりとりの数々。登場するのは、
俵万智、ミヒャエル・エンデ、ロジャー・パルバース、黒澤明、
菅原文太、安野光雅、山口昌男、佐高信、鶴見俊輔、川本三郎、
山田詠美の各氏。

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◇俵万智  

若者の言葉の乱れは健全である
女の子の言葉が乱暴になった
日本語は形容詞が少ない


文法無視の話し言葉
言葉は既得権
 → 保守的になる


ワープロよ質実剛健であれ


日本語は規則的かつ論理的
カタカナを先に(漢字の略)


言葉を取り締まってはいけない
  公共的なものは多少かったるくなっても日本語で表すべき


国際化
  日本にはこんなに美しいやまと言葉があるんですよ、ということを
 知ってもらうことが本当の意味での国際化





◇ミヒャエル・エンデ

「物語とは」


二人の作家の共通点
  ① 人気の物語作家
② 新しい社会を目指している
③ 演劇への関心


外側の現実と内面の現実


精神力に対する信頼


作者は物語を尽くさない 
  文学作品は沈黙の芸術


厳しいルールの発見


今こそ人間の意味発見を


人間の意識より高度なもの





◇ロジャー・パルバース 

 「21世紀の賢治」

  京都造形芸術大学教授

  賢治の翻訳家


  言葉で書く音楽

  ひとりぼっちの賢治
   国柱会(日蓮宗)に入るも離れる





◇黒澤明 

「ユーモアの力」「生きる力」
  音楽の使い方 
  早坂文雄
  ユーモアの力・生きる力  自然であること
 





◇菅原文太 

 文太神話  
   仙台一高新聞部 井上は一級後輩 


 今より遙かに自由だった「青葉繁れる」


 物書きと俳優 
   井上
   「山形県は動物と人間とが一緒に住む入会地」


 「吉里吉里人」の映画化


 井上
 「僕の小説の取り柄はアイデアと言葉のおもしろさ」
吉里吉里以後20以内の独立国