「カメラが撮らえた 古写真で見る 日本の名城」中井均 加藤理文 木戸雅樹 KADOKAWA 2015年 /「駄菓子屋学校」松田道雄 新評論 2002年 ②【再掲載 2016.10】
今日は12月28日、日曜日です。
今回は、中井均さん、加藤理文さん、木戸雅樹さんの
「カメラが撮らえた古写真で見る日本の名城」を紹介します。
この頃、テレビではお城の番組が多いような気がします。
わたしも好きです。
出版社の案内には、
「日本各地に残る貴重な古写真から全国の名城の在りし日の雄姿
をたどる
日本全国60城の古写真(幕末~昭和初期)を一挙掲載。失われ
た名城の天守の姿や、復元前の雄姿を堪能。城郭古写真の見方・
楽しみ方がイチから分かる解説も充実。最新の現況写真と見比べ
られ実際の城巡りにも最適!」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「明治維新の際150あった城(陣屋を入れると260のほとんどが、6年
後の廃城令で解体されてしまった」
・「城の古写真の魅力は、空き家とはいえ往時の姿が残ること。それを
見ると、現役時代の城に樹木はほとんど植えられておらず、道にも
雑草が見られないことがわかる」
・「維新後取り壊されたのは、維持経費が莫大にかかったから。維新か
らわずか6~7年でも荒れ方がひどい」
もう一つ再掲載になりますが、松田道雄さんの
「駄菓子屋学校」②を載せます。
ところで、加藤理文さんと加藤理さんは、名前が似ているだけでなく、
お二人とも埋蔵文化財の発掘にかかわっていたことが共通点に挙げら
れます。
逆さ音読ブログ「新コラ脳トレ」を始めています。
お時間がありましたら、お立ち寄りください。
☆「カメラが撮らえた 古写真で見る 日本の名城」中井均 加藤理文 木戸正樹 KADOKAWA 2015年

◇著者
中井均
1955生 滋賀県立大学人間文化学部教授
加藤理文
1958生 織豊期城郭研究会
木戸雅樹
1958生
◇はじめに
明治維新
150の城 陣屋を入れると260
→ 6年後の廃城令でほとんど解体
◇古写真の見方・楽しみ方 加藤理文
城郭古写真とは
「旧江戸城写真帖」1871
古写真の魅力
空き家とはいえ往時の姿が残る
◎ 現役時代の城に樹木はほとんど植えられていなかった
◎ 道にも注目
雑草は見られない
維持管理に努力
→ 清掃は欠かせない
雑草取り
莫大な費用を付けての怠らない管理が必要
土塁も領民が草刈り等
荒れ果てた城の姿
維新後取り壊し
→ 維持経費が莫大
維新から6~7年でも荒れ方がひどい
1枚の古写真から情報を読み取る
データの宝庫
<以下略>
☆「駄菓子屋学校」松田道雄 新評論 2002年 ②【再掲載 2016.10】
[出版社の案内]
学校で教わらないことをたくさん学び、遊んだあの店がよみがえる!
駄菓子屋。子ども相手におばあちゃんが開いていたあの懐かしい店
が、放課後の子ども達にとってもう一つの学びと育みの場であった
かつては路地裏の社交場だった“駄菓子屋”の価値を見直し、地域
の子どもたちの学びの場にしようというボランティア活動を続ける
山形の中学教員のユニークなマンダラ本!

◇駄菓子屋良品
□駄菓子と駄菓子?
信仰駄菓子・お茶請け駄菓子・玩具駄菓子・薬駄菓子・道中駄菓子・
育児駄菓子
① 子ども菓子
子ども店
② 年寄り菓子
ばあちゃん店
□駄菓子屋以前のこと
駄菓子屋の本質
① 生活環境の中の菓子
腹ごたえが何より
② かみしめる菓子
③ 干柿の甘さ
縄文クッキー
□菓子の身分制度
上菓子 - 並菓子 - 駄菓子(下等菓子)
『漢字の楽しみ方』高度成長
- 「駄」をなくす徹底した効率主義
↑↓
低俗で非教育的な駄菓子屋に溢れていた文化から、それが故に子
どもたちの中に豊かな文化を育むきっかけや要素になり、高級な文
化に接する契機を為していた
飯田浩之(筑波大)
「今の学校は上菓子を売る場になっている。学校が上菓子しか売れ
ない場になっているとしたら、別の場で子どもたちに駄菓子を与
えたら … 駄菓子屋学校」
駄 ←→ 上 高
□持遊細物屋(もちあそびこまものや)
手に持って遊ぶもの
食玩の元祖
=「ガラガラ煎餅」
□駄本の系譜
メディア
巻物文化と草子文化
→ 赤本,豆本,おもちゃ本
□二つの文化
「上品」 VS 「下品」
(赤い鳥) (少年倶楽部)
↓
大人の思惑
「学校の長年の教育努力によって,めでたく悪ガキはいなくなった
が、皮肉にも今日では『よい子』が犯罪を起こすことが目立つよ
うになってしまった」
高←→安 上←→下 聖←→俗
※ 本物は偽物があるから存在する
<駄のパラダイム>
大人文化 子供文化 大人文化 子供文化
上 下 高い 安い・低い
聖 俗 富 貧
A級 B級 本物 偽物
一流 二流 秩序(コスモス) 混沌(カオス)
善良 悪 表 裏
強 弱 安全 危険
まじめ 笑い 学校 駄菓子屋
□てんびん社会学(民俗教育学から相関教育学へ)
駄菓子屋の歴史
= 大人の規制と取り締まりの歴史
民俗教育学を!
「駄」は「上」や「高」や「良」との相対によって初めて見え
てくる
てんびん社会学(相関社会学) → 相関教育学
物事を成り立たせているのは「相関=相手との関係」
学校教師 ←→ 塾教師
□駄菓子屋は存在しない?
加藤理
「子供が認知した店が駄菓子屋なのだ」
駄菓子屋は八百屋・小鳥屋
~ タウンページに載っていない
駄菓子屋は子供世界に入る
ポータルショップ(玄関になる店)
今回は、中井均さん、加藤理文さん、木戸雅樹さんの
「カメラが撮らえた古写真で見る日本の名城」を紹介します。
この頃、テレビではお城の番組が多いような気がします。
わたしも好きです。
出版社の案内には、
「日本各地に残る貴重な古写真から全国の名城の在りし日の雄姿
をたどる
日本全国60城の古写真(幕末~昭和初期)を一挙掲載。失われ
た名城の天守の姿や、復元前の雄姿を堪能。城郭古写真の見方・
楽しみ方がイチから分かる解説も充実。最新の現況写真と見比べ
られ実際の城巡りにも最適!」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「明治維新の際150あった城(陣屋を入れると260のほとんどが、6年
後の廃城令で解体されてしまった」
・「城の古写真の魅力は、空き家とはいえ往時の姿が残ること。それを
見ると、現役時代の城に樹木はほとんど植えられておらず、道にも
雑草が見られないことがわかる」
・「維新後取り壊されたのは、維持経費が莫大にかかったから。維新か
らわずか6~7年でも荒れ方がひどい」
もう一つ再掲載になりますが、松田道雄さんの
「駄菓子屋学校」②を載せます。
ところで、加藤理文さんと加藤理さんは、名前が似ているだけでなく、
お二人とも埋蔵文化財の発掘にかかわっていたことが共通点に挙げら
れます。
逆さ音読ブログ「新コラ脳トレ」を始めています。
お時間がありましたら、お立ち寄りください。
☆「カメラが撮らえた 古写真で見る 日本の名城」中井均 加藤理文 木戸正樹 KADOKAWA 2015年
◇著者
中井均
1955生 滋賀県立大学人間文化学部教授
加藤理文
1958生 織豊期城郭研究会
木戸雅樹
1958生
◇はじめに
明治維新
150の城 陣屋を入れると260
→ 6年後の廃城令でほとんど解体
◇古写真の見方・楽しみ方 加藤理文
城郭古写真とは
「旧江戸城写真帖」1871
古写真の魅力
空き家とはいえ往時の姿が残る
◎ 現役時代の城に樹木はほとんど植えられていなかった
◎ 道にも注目
雑草は見られない
維持管理に努力
→ 清掃は欠かせない
雑草取り
莫大な費用を付けての怠らない管理が必要
土塁も領民が草刈り等
荒れ果てた城の姿
維新後取り壊し
→ 維持経費が莫大
維新から6~7年でも荒れ方がひどい
1枚の古写真から情報を読み取る
データの宝庫
<以下略>
☆「駄菓子屋学校」松田道雄 新評論 2002年 ②【再掲載 2016.10】
[出版社の案内]
学校で教わらないことをたくさん学び、遊んだあの店がよみがえる!
駄菓子屋。子ども相手におばあちゃんが開いていたあの懐かしい店
が、放課後の子ども達にとってもう一つの学びと育みの場であった
かつては路地裏の社交場だった“駄菓子屋”の価値を見直し、地域
の子どもたちの学びの場にしようというボランティア活動を続ける
山形の中学教員のユニークなマンダラ本!
◇駄菓子屋良品
□駄菓子と駄菓子?
信仰駄菓子・お茶請け駄菓子・玩具駄菓子・薬駄菓子・道中駄菓子・
育児駄菓子
① 子ども菓子
子ども店
② 年寄り菓子
ばあちゃん店
□駄菓子屋以前のこと
駄菓子屋の本質
① 生活環境の中の菓子
腹ごたえが何より
② かみしめる菓子
③ 干柿の甘さ
縄文クッキー
□菓子の身分制度
上菓子 - 並菓子 - 駄菓子(下等菓子)
『漢字の楽しみ方』高度成長
- 「駄」をなくす徹底した効率主義
↑↓
低俗で非教育的な駄菓子屋に溢れていた文化から、それが故に子
どもたちの中に豊かな文化を育むきっかけや要素になり、高級な文
化に接する契機を為していた
飯田浩之(筑波大)
「今の学校は上菓子を売る場になっている。学校が上菓子しか売れ
ない場になっているとしたら、別の場で子どもたちに駄菓子を与
えたら … 駄菓子屋学校」
駄 ←→ 上 高
□持遊細物屋(もちあそびこまものや)
手に持って遊ぶもの
食玩の元祖
=「ガラガラ煎餅」
□駄本の系譜
メディア
巻物文化と草子文化
→ 赤本,豆本,おもちゃ本
□二つの文化
「上品」 VS 「下品」
(赤い鳥) (少年倶楽部)
↓
大人の思惑
「学校の長年の教育努力によって,めでたく悪ガキはいなくなった
が、皮肉にも今日では『よい子』が犯罪を起こすことが目立つよ
うになってしまった」
高←→安 上←→下 聖←→俗
※ 本物は偽物があるから存在する
<駄のパラダイム>
大人文化 子供文化 大人文化 子供文化
上 下 高い 安い・低い
聖 俗 富 貧
A級 B級 本物 偽物
一流 二流 秩序(コスモス) 混沌(カオス)
善良 悪 表 裏
強 弱 安全 危険
まじめ 笑い 学校 駄菓子屋
□てんびん社会学(民俗教育学から相関教育学へ)
駄菓子屋の歴史
= 大人の規制と取り締まりの歴史
民俗教育学を!
「駄」は「上」や「高」や「良」との相対によって初めて見え
てくる
てんびん社会学(相関社会学) → 相関教育学
物事を成り立たせているのは「相関=相手との関係」
学校教師 ←→ 塾教師
□駄菓子屋は存在しない?
加藤理
「子供が認知した店が駄菓子屋なのだ」
駄菓子屋は八百屋・小鳥屋
~ タウンページに載っていない
駄菓子屋は子供世界に入る
ポータルショップ(玄関になる店)
この記事へのコメント
nice!です。
それと残念なのは江戸城がないこと、天皇陛下が暮らしているので仕方ないですが
江戸城は見てみたかったです!
「駄菓子屋学校」。まとめが詳しく、参考になる!良いです。
あったのですか!
明治だから仕方ないとはいえ、
なんて事を・・・と思いますね。
古いものを大事にしようという
概念がなかったのでしょうね。
店主はもちろんおばあさん。
本はけっこう対象年齢が高いものが並んでいたので興味なし。
私のお気に入りは箱にマスが並んでいて、その一つを選んで、
たしかミシン目になっていて、中にお菓子が入っているものでした。
当りが出ると、もう一回できたんじゃなかったかなぁ。
社交場と呼べるほど繁盛はしてなかったですけど、
学年に関係なく会話ができるので、楽しい空間ではありました。
「カメラが撮らえた古写真で見る日本の名城」、読んでみたいです^^
niceをありがとうございます。
お城は根強い人気ですね。
江戸城は大きかったのだろうと感じます。
加藤理文さんも静岡県の中学校に勤めておられました。
お気に入りの写真集が気になります。
わたしは、宮本常一さんの民俗記録写真集が好きです。
廃城令のためなくなってしまった城が多いのが残念です。
しかし、個人で維持するのは経済的に難しいですね。
失ってからその大切さに気づくことはありますね。
松田さんの本が出された頃、わたしは遺跡発掘の仕事にかかわっており、「駄菓子屋学校」を親近感を持ちながら興味深く読みました。
そのころの上司が加藤理文さんでした。大変魅力的な方でした。
「当たり」のある駄菓子が多かったですね。消費税が昔の駄菓子屋文化をすっかり失わせてしまったように思います。
niceをありがとうございます。
わたしが子どもの頃、小学校区には、各町には2つ3つ駄菓子屋さんがありました。いろいろなおばさん、おばあさんを覚えています。駄菓子のようなお好み焼きの味が懐かしい‥。
現在のように整備されていない写真もあり、文化財としては捉えられていなかった状況を知ることができました。
でも、昔と字が違う気がするんですよね
駄菓子のヨーグルト、懐かしいですね。
仙台は駄菓子のふるさとだそうですね。
仙台の老舗・石橋屋の2代目が『駄菓子のふるさと』という本を、わたしが生まれた頃書かれています。楽しく読みました。
「石橋屋」さんは2023年に閉店となったそうですね。寂しく感じます。