「がんとどう向き合って生きるのか、それは患者さんが教えてくれた」佐々木常雄 『月刊ラジオ深夜便』2019年8月号 ① /「60歳からは勉強するのをやめなさい」和田秀樹 SBCreative 2024年 ①【再掲載 2025.8】
今日は1月25日、日曜日です。
今回は月刊『ラジオ深夜便』2019年8月号より、佐々木常雄さんの
「がんとどう向き合って生きるのか、それは患者さんが教えてくれた」
1回目の紹介です。
ラジオで聴いたことを思い出しました。
もう一つ再掲載になりますが、和田秀樹さんの
「60歳からは勉強するのをやめなさい」①を載せます。
時間がありましたら、
メインブログ「はぐくみ昇榮」
サブブログ「新コラ脳トレ」
にもお立ち寄り願います。
☆「がんとどう向き合って生きるのか、それは患者さんが教えてくれた」佐々木常雄 『月刊ラジオ深夜便』2019年8月号 ①

東京都立駒込病院名誉院長の佐々木常雄さん(73歳)弘前大学医学部
卒業後、国立がん研究センターを経て、日本屈指の腫瘍内科医とし
て多くの患者さんの最期をみとってきました。がんと診断された患
者さんの心に優しく向き合い、「もっと生きてください」と支える術
は、患者さんから教えられたそうです。人はがんと向き合ったとき、
どう生きていくべきかうかがいました。
◇個人情報保護でがん告知が一般的に
- いろいろと最新の治療法が発見されていますが、今でもがんで
亡くなる方は増え続けているのでしょうか。
佐々木
がんは1981(昭和56)年から40年近く日本人の死亡原因第一位で、
死因の約30パ-セントを占めています。年間百万人くらいの方が、
新たにがんと診断される時代ですが、がん対策基本法、あるいは
がん対策推進基本計画によって、実はこの十年で、75歳未満の方
は約16パーセントくらい死亡者が減っています。
一方で、超高齢社会によって75歳以上の人口が増えているので、
がんによる死亡者が全体では増えているといぅ状況なんです。
- わたしの母親も以前、大腸がんで亡くなっているんですが、
30年くらい前だと、告知せずに手術を受けた記憶があります。
佐々木
がんの告知に関しては、大きく3つの時代に分けられると思いま
す。1985年くらいまでは、ほとんどがんの告知はしませんでした。
当時は、「がんイコール死」という考えが強い時代で、告知をしな
いことが、本人にとって大切なことなんだと。
ところが、例えば乳がんの手術だと、患者自身が分かるようにな
ってきて、だんだん隠しきれなくなってきました。そこで、1985年
ごろから、がんを告知するようになったんです。ただし、余命まで
は伝えませんでした。
そして、2005(平成17)年に施行された個人情報保護法により、患
者さん本人にがんを告知することになりました。家族に伝えるにも、
本人の了解が必要になりました。
さらに、さまざまな情報を患者さんでも調べられる時代になって
きたことで、医者も「あなたには治療法がなくなったので、あと6
か月の命ですよ」ということを、正直に告げる時代になってきたと
いう経過があります。
◇進化するがん治療
-がんの治療法も、この20年でいろいろと進化してきたようですね。
佐々木
早期で見つかれば、開腹なしの内視鏡手術でがんを切除できますし、
手術そのものも、昔と違って今は機能を温存するので、手術後もきち
んと生活できるようになってきました。抗がん剤治療の領域では、副
作用を改善する薬も出てきました。
- 最近、分子標的治療薬というのを新聞などで見かけますが。
佐々木
分子標的治療薬は抗がん剤と違って、周囲の正常な細胞にダメージ
を与えず、がん細胞の分子だけを標的にする薬です。
このような治療法が出てきたことで、投薬する前にがんの遺伝子異
常を診断して、そのがんに合った薬を選ぶ時代になってきました。
- 放射線治療でも、新たに粒子線治療ページという言葉を耳にしま
す。
佐々木
粒子線治療や、強度変調放射線治療など、がんだけを攻擎する方
法が開発されています。例えば前立腺がんなどは、前立腺に放射線
を当てると直腸もやられて、そこが出血することもよくあったので
すが、患部だけに放射線を当てられるようになりました。
- もう1つ、近い将来期待されるものとして、免疫チェックポイ
ント阻害薬がありますね。
佐々木
昨年、本庶佑先生がノ-ベル賞を受賞された免疫チエックポイ
ント阻害薬は、今までの治療薬では考えられないくらいの効果が
得られていますね。人によってはいろんな副作用もありますが、
全く副作用がない人もたくさんいます。ただ、みんなに効いてく
れればいいんだけど、それがなかなかそうもいきません。これか
ら、徐々にどんな人に効くのかが分かってくると思います。
☆「60歳からは勉強するのをやめなさい」和田秀樹 SBCreative 2024年 ①【再掲載 2025.8】

◇序「60歳からは勉強するのをやめなさい」
老年期を豊かにする力はすでにあなたの中にある
自分の強みや取り柄を手がかりに人生の可能性を広げる
① 人生リセット型 もったいない?
② リソース活用型 その人ならではの強み、取り柄
自分の強みを最大限にいかす生き方の好例 伊能忠敬
アウトプットこそ中高年に本当に必要な生き方
知識のインプットよりリソースの活用
アウトプットを!積極的に人と議論を楽しむべき!
AI時代は柔軟な思考力のある人が生きやすい
今日より明日、賢く頭を使えるようになる
◇1章 60歳からは無理なインプットよりラクして楽しいアウトプット
「ものを知る」だけでは頭はよくならない
知識量の多さだけでは優位性を保てなくなる
~ クイズ番組
正しいとされる知識・学説は常に書き換えられるもの
あくまで肯定的
時代と共にコロコロ変わっていく
「ああそうだったのか!」で納得していませんか?
自らの頭で思考を!
他の見方は?
その説が絶対だとは限らない
それはこの理由で違うと思う
知識を使い、知識を疑うことで頭はよくなる
← リテラシー
「読み書き能力プラス情報を引き出し活用する能力」
世界的に評価される、かつての基礎学力重視型教育
日本型が米英の教育モデルに
基礎学力軽視の危ない教育改革
諸外国のトレンドは基礎学力重視
←→ 他方、日本は応用学力重視に梶
世界中で相手にされない日本の大学教育
20年前
「一般入試」は60%、
「年内入試(総合型・学校推薦)」は33%
→最近
「一般入試」が50%以下、
「年内入試」が50%超に!
知識偏重の大学がつくり出す「考え不精人間」
欧米
「自分の頭で考える」「問題を発見する」「仮説を立てる」
「実証のため試してみる」
↑↓
日本 知識伝授型の講義スタイル
→ 想定されたレール上を歩いて卒業できればよい
◎「従来の教育は受け身的学習なのでよろしくない」と文科
省がいう一方、他方大学の授業は手つかずのまま変わらず…
知識は「使用」するためにある
◎60歳以降も基礎的な知識や学力はそれなりに必要である
「勉強するとバカになる」の真意
記憶
- 「記銘」「保持」「想起」の3段階
中高年になると「想起力」が低下する
← アウトプットを繰り返し記憶を定着させることが
必要になる
覚えられないのだから、ラクしてアウトプットに
注力し、前頭葉を刺激し記憶を定着させる!
自分で考える習慣を奪う属人思考のワナ
なぞるだけでは思考にならない
「人を馬鹿にするバカな人たち」に欠けるもの
「時節を疑う勇気をもつこと」
標高の低い頂に立っただけで、満足してしまう人の多さ
「知的謙虚」榊原英資
「ドラえもん」に学ぶ知識にとらわれすぎない自由な発想
くだらない? おもしろい?
新時代は思考重視・アウトプット重視に切り替える
楽しみながら思考を重ね、アウトプットを重視する新しい生
き方を試してほしい
今回は月刊『ラジオ深夜便』2019年8月号より、佐々木常雄さんの
「がんとどう向き合って生きるのか、それは患者さんが教えてくれた」
1回目の紹介です。
ラジオで聴いたことを思い出しました。
もう一つ再掲載になりますが、和田秀樹さんの
「60歳からは勉強するのをやめなさい」①を載せます。
時間がありましたら、
メインブログ「はぐくみ昇榮」
サブブログ「新コラ脳トレ」
にもお立ち寄り願います。
☆「がんとどう向き合って生きるのか、それは患者さんが教えてくれた」佐々木常雄 『月刊ラジオ深夜便』2019年8月号 ①
東京都立駒込病院名誉院長の佐々木常雄さん(73歳)弘前大学医学部
卒業後、国立がん研究センターを経て、日本屈指の腫瘍内科医とし
て多くの患者さんの最期をみとってきました。がんと診断された患
者さんの心に優しく向き合い、「もっと生きてください」と支える術
は、患者さんから教えられたそうです。人はがんと向き合ったとき、
どう生きていくべきかうかがいました。
◇個人情報保護でがん告知が一般的に
- いろいろと最新の治療法が発見されていますが、今でもがんで
亡くなる方は増え続けているのでしょうか。
佐々木
がんは1981(昭和56)年から40年近く日本人の死亡原因第一位で、
死因の約30パ-セントを占めています。年間百万人くらいの方が、
新たにがんと診断される時代ですが、がん対策基本法、あるいは
がん対策推進基本計画によって、実はこの十年で、75歳未満の方
は約16パーセントくらい死亡者が減っています。
一方で、超高齢社会によって75歳以上の人口が増えているので、
がんによる死亡者が全体では増えているといぅ状況なんです。
- わたしの母親も以前、大腸がんで亡くなっているんですが、
30年くらい前だと、告知せずに手術を受けた記憶があります。
佐々木
がんの告知に関しては、大きく3つの時代に分けられると思いま
す。1985年くらいまでは、ほとんどがんの告知はしませんでした。
当時は、「がんイコール死」という考えが強い時代で、告知をしな
いことが、本人にとって大切なことなんだと。
ところが、例えば乳がんの手術だと、患者自身が分かるようにな
ってきて、だんだん隠しきれなくなってきました。そこで、1985年
ごろから、がんを告知するようになったんです。ただし、余命まで
は伝えませんでした。
そして、2005(平成17)年に施行された個人情報保護法により、患
者さん本人にがんを告知することになりました。家族に伝えるにも、
本人の了解が必要になりました。
さらに、さまざまな情報を患者さんでも調べられる時代になって
きたことで、医者も「あなたには治療法がなくなったので、あと6
か月の命ですよ」ということを、正直に告げる時代になってきたと
いう経過があります。
◇進化するがん治療
-がんの治療法も、この20年でいろいろと進化してきたようですね。
佐々木
早期で見つかれば、開腹なしの内視鏡手術でがんを切除できますし、
手術そのものも、昔と違って今は機能を温存するので、手術後もきち
んと生活できるようになってきました。抗がん剤治療の領域では、副
作用を改善する薬も出てきました。
- 最近、分子標的治療薬というのを新聞などで見かけますが。
佐々木
分子標的治療薬は抗がん剤と違って、周囲の正常な細胞にダメージ
を与えず、がん細胞の分子だけを標的にする薬です。
このような治療法が出てきたことで、投薬する前にがんの遺伝子異
常を診断して、そのがんに合った薬を選ぶ時代になってきました。
- 放射線治療でも、新たに粒子線治療ページという言葉を耳にしま
す。
佐々木
粒子線治療や、強度変調放射線治療など、がんだけを攻擎する方
法が開発されています。例えば前立腺がんなどは、前立腺に放射線
を当てると直腸もやられて、そこが出血することもよくあったので
すが、患部だけに放射線を当てられるようになりました。
- もう1つ、近い将来期待されるものとして、免疫チェックポイ
ント阻害薬がありますね。
佐々木
昨年、本庶佑先生がノ-ベル賞を受賞された免疫チエックポイ
ント阻害薬は、今までの治療薬では考えられないくらいの効果が
得られていますね。人によってはいろんな副作用もありますが、
全く副作用がない人もたくさんいます。ただ、みんなに効いてく
れればいいんだけど、それがなかなかそうもいきません。これか
ら、徐々にどんな人に効くのかが分かってくると思います。
☆「60歳からは勉強するのをやめなさい」和田秀樹 SBCreative 2024年 ①【再掲載 2025.8】
◇序「60歳からは勉強するのをやめなさい」
老年期を豊かにする力はすでにあなたの中にある
自分の強みや取り柄を手がかりに人生の可能性を広げる
① 人生リセット型 もったいない?
② リソース活用型 その人ならではの強み、取り柄
自分の強みを最大限にいかす生き方の好例 伊能忠敬
アウトプットこそ中高年に本当に必要な生き方
知識のインプットよりリソースの活用
アウトプットを!積極的に人と議論を楽しむべき!
AI時代は柔軟な思考力のある人が生きやすい
今日より明日、賢く頭を使えるようになる
◇1章 60歳からは無理なインプットよりラクして楽しいアウトプット
「ものを知る」だけでは頭はよくならない
知識量の多さだけでは優位性を保てなくなる
~ クイズ番組
正しいとされる知識・学説は常に書き換えられるもの
あくまで肯定的
時代と共にコロコロ変わっていく
「ああそうだったのか!」で納得していませんか?
自らの頭で思考を!
他の見方は?
その説が絶対だとは限らない
それはこの理由で違うと思う
知識を使い、知識を疑うことで頭はよくなる
← リテラシー
「読み書き能力プラス情報を引き出し活用する能力」
世界的に評価される、かつての基礎学力重視型教育
日本型が米英の教育モデルに
基礎学力軽視の危ない教育改革
諸外国のトレンドは基礎学力重視
←→ 他方、日本は応用学力重視に梶
世界中で相手にされない日本の大学教育
20年前
「一般入試」は60%、
「年内入試(総合型・学校推薦)」は33%
→最近
「一般入試」が50%以下、
「年内入試」が50%超に!
知識偏重の大学がつくり出す「考え不精人間」
欧米
「自分の頭で考える」「問題を発見する」「仮説を立てる」
「実証のため試してみる」
↑↓
日本 知識伝授型の講義スタイル
→ 想定されたレール上を歩いて卒業できればよい
◎「従来の教育は受け身的学習なのでよろしくない」と文科
省がいう一方、他方大学の授業は手つかずのまま変わらず…
知識は「使用」するためにある
◎60歳以降も基礎的な知識や学力はそれなりに必要である
「勉強するとバカになる」の真意
記憶
- 「記銘」「保持」「想起」の3段階
中高年になると「想起力」が低下する
← アウトプットを繰り返し記憶を定着させることが
必要になる
覚えられないのだから、ラクしてアウトプットに
注力し、前頭葉を刺激し記憶を定着させる!
自分で考える習慣を奪う属人思考のワナ
なぞるだけでは思考にならない
「人を馬鹿にするバカな人たち」に欠けるもの
「時節を疑う勇気をもつこと」
標高の低い頂に立っただけで、満足してしまう人の多さ
「知的謙虚」榊原英資
「ドラえもん」に学ぶ知識にとらわれすぎない自由な発想
くだらない? おもしろい?
新時代は思考重視・アウトプット重視に切り替える
楽しみながら思考を重ね、アウトプットを重視する新しい生
き方を試してほしい
この記事へのコメント
nice!です。
正当さがよくまとめで判る。 良いです!
「がん・・患者さんが教えてくれて」。詳しい紹介自体が、
大変でしたかと想像しますが良いですね。
niceをありがとうございます。
月刊「ラジオ深夜便」には、放送されたインタビューや講演、対談の内容がコンパクトにわかりやすくまとめられているので定期購読しています。
niceをありがとうございます。
大腸ポリープの切除手術を受けました。
現役のころ、大腸がん検診は申込制で面倒なのでサボっていたんですよね。
検査の結果先生から「2cmと大きく、がんかもしれない」と言われました。
手術は一泊二日で検査のときとほぼ同様なものでした。
病理検査の結果だ出るまでは、ちょっと不安でしたが幸い良性でした。
検査結果が出るまでは、やっぱりいろいろ考えるもんです。
一理あります。
いろんな考え方がありますね。
暦の上では 来週には春ですが まだまだ寒さ本番。
体調崩されませんように!^^☆彡
亡くなるまで話さなかったけど、薄々気が付いてた気がします
わたしも胆嚢ポーリープをとったことがありますが、いろいろ考えました。知っているようで知らないことがたくさんありました。
「向き合う」気持ちをもつことが大切だと教わりました。
これまでインプットの方が多い状況でしたが、このごろアウトプットを強く意識するようになりました。
この一週間、北西の風が強く吹いて、畑にあまり出られませんでした。
告知が当たり前になった時代になり、昔と比べて変わったことが増えましたね。準備をすることができるともいわれますが、患者さんがかえって気を遣うことも増えたのではないかと感じます。
NICEです
『アウトプット』
『知識は使用する』
⇒はずかしながら、目からウロコでした。
限られた時間をいかに有効に過ごすか、とても大事ですね。
限られた時間、そうですね。
インプットするより合うとふっとしていくことが大切だといろいろな人が言います。人に伝えることで、自分の理解も深まるように感じます。