「宮本常一を旅する」木村哲也 河出書房新社 2018年 前 /「宮本常一さん 教育について」 ⑯ -宮本常一著作集41 『郷土の歴史(2)』【再掲載 2017.9】

今日は2月3日、火曜日です。


今回は、木村哲也さんの
「宮本常一を旅する」1回目の紹介です。




出版社の案内には、


「日本中を歩いた民俗学者宮本常一が訪れた場所を追体験し、当
 時の取材対象者、関係者に会い、宮本の偉業を今日的に再認識
 しつつ場所の『いま』を考える民俗紀行エッセイ」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「宮本が調査した頃には、明治維新の体験者がまだ残っていた」


・「柳田は山猿と同じ目で見ている。宮本は山猿がいると思って
  いたけれど、実際はそうではないことが分かり、人びとの交
流の深さをきちんと見ていた」




もう一つ再掲載になりますが、
「宮本常一さん 教育について」⑯を載せます。





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☆「宮本常一を旅する」木村哲也 河出書房新社 2018年 前

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◇岐阜県石徹白 日本の非稲作地帯をゆく 1996.3.21~22

 非農業民へまなざし
宮本常一 
    1937.3(アチックでは1939.10.25~) 
    1942.1 福井県(越前)→1958 岐阜県

中世的なものが残る
奈良県十津川(1936) 
    福井県石徹白(1937) 
    鹿児島県大隅半島東岸(1940)
    宮崎県米良、椎葉(1940) 
    高知県寺川(1941) 
    徳島県祖谷山(1941)
福井県石徹白(1942再訪)

 → 稲作には不向きでコメが取れなかった  
     稲作中心史観 →
  『中世社会の残存』1972    



明治維新の体験者
まだ残っていた



宮本常一来訪の頃
石徹白忠さん(1933生 63歳)
前年 宮本ファンの女性
1996.6~7毛利甚八氏

白山の山岳思考 御師の村(それまでは世間を知っていた)
明治の神仏分離、廃仏毀釈で山伏禁止 
      → 閉鎖的に缶詰
→ 山仕事

忠さん
    「柳田は山猿と同じ目で見ている。宮本は山猿がいると
     思っていたけれど、実際はそうではないことが分かり、
     人びとの交流の深さをきちんと見ていた」



 山の暮らしの豊かさ
藤屋旅館
    - 石徹白藤左右衛門(1921生)
狩猟
    - 久保田友芳(1915生)アメドジョウ

豊かさ
    ~ 米以外の豊かな山の恵み



 峠を越えるバス









☆「宮本常一さん 教育について」 ⑯ -宮本常一著作集41 『郷土の歴史(2)』【再掲載 2017.9】

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◇宮本常一著作集41 『郷土の歴史(2)』

□土地の所有権

  所有権と占有権


  律令国家 
    皆に土地を貸して年貢 
    水田は政府のもの60万町歩
6年立つと取り替える
- 口分田
  税 租(国府)・庸・調(中央政府)
  検非違使(国司 取り締まり)
  勘解由氏


  私墾田
    三世一身の法


  祇園様  
    牛頭天王 
      疫病払いの神 村境


  薬師様  
    村境


  日本人 
    位階・肩書きが大好き
戦国末
      天皇が貧乏に
      → 変わったものを持っていく
          - お返し「御撫物」
        キュウリ・大根-御撫物
 → 金をつけると
          - 役職
   ○○衛門
  ○○兵衛



□海賊 

 海賊は一つの商売
海賊は至る所にいて人々と接触
   → お金を渡せば警護船に(海賊同士が敵味方に)
   港の中に入っている限りは奪わない(不文律)
  情報 噂を立てあう
  安下庄 地家室 沖家室に強力な海賊
村上水軍
     多方面外交
しかし大物はでない   
     自主性が大切



□国 

 国 - 郡(クニ)-サト-保

 新しく開いた土地は人の名で呼ばれた
  = 名田
→ 名田をたくさん持っている者が「大名」
  名田を少し持っているの者が「小名」
      「大名小名きら ほしのごとく居並ぶ」



□漁師町 

 浦 
  … 古くから漁師が住み着いているところ

 津 
  … 多くの帆船の出入りする港

 浜 
  … 塩浜などがあるところ