「宮本常一を旅する」木村哲也 河出書房新社 2018年 後 /「教育本44」佐藤学 平凡社 2001年 ⑧【再掲載 2016.4】

今日は2月7日、土曜日です。


今回は、2月3日に続いて、木村哲也さんの
「宮本常一を旅する」の紹介 2回目(後)です。




出版社の案内には、


「日本中を歩いた民俗学者宮本常一が訪れた場所を追体験し、当
 時の取材対象者、関係者に会い、宮本の偉業を今日的に再認識
 しつつ場所の『いま』を考える民俗紀行エッセイ」


とあります。




もう一つ再掲載になりますが、佐藤学さんの
「教育本44」佐藤学⑧を載せます。




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☆「宮本常一を旅する」木村哲也 河出書房新社 2018年 後

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◇高知県四万十川 最後の鵜飼

戦火の彼方
  - 焼失した調査ノートの空白を埋める

  宮本常一の旅
    1939.10.25 
      32歳で小学校教師を辞めアチックミュージアムに
     入所
1940年 200日  
    1941年 200日  
    1942年 胃潰瘍  
    1943,1944年 戦争激化  
    1945年 155日  
    1946年 200日近く
1947年 200日近く 
    1948年 200日近く


 桜田勝徳の高知県四万十川鵜飼調査
1941年10月 1941年12月調査  
   鵜飼調査
    - 最上孝敬(1899-1983)


 聞き書き四万十川最後の鵜飼 
   1995年8月調査
山本義兼 1909年生


 ナイロン糸出現以前の浜
ナイロン糸の出現まで鵜飼こそが最も効率的かつ安定的な
   川浜の姿だった
正徳4(1714)年
     半透明の天然テグス 
      → 日本の漁業を一変
   鵜飼は水稲栽培とともに中国方面から日本に伝わった



◇高知県月灘(つきなぎ)サンゴ漁で土地が結び合う

宮本常糸の戦前調査のもう一つの意向


 高知県月灘のサンゴ漁
松谷みよ子『お月さんももいろ』1973 
   坂東眞砂子『桃色浄土』1994


 土佐と五島富江とを結ぶ線


 五島富江と周防大島とを結ぶ縁 
   出稼ぎ先


 鹿児島県下甑島にて
サンゴ大産地 
     高知県月灘、長崎県富江、鹿児島県下甑島
   陸の孤島 
     辺境・周縁


 沖縄県都島のサンゴ漁       



◇木村哲也
 1971年生 都立大人文卒 神戸大学



<以下略>








☆「教育本44」佐藤学 平凡社 2001年 ⑧【再掲載 2016.4】


[出版社の案内]

新しい教育改革の実現が叫ばれている今こそ、問題を考える
ヒントがいっぱい詰まった名著の数々を読み直す必要がある。
教育学者、佐藤学が44冊を厳選!必読のブックガイド

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◇ルソー 「エミール」

 近代教育学のパラダイムを提示

 子供観察の確かさ
  「消極教育」の方法

 教育小説と教育論の文体の差異
小説的部分(現在形・未来形) 教育論部分(現在形)

「因習的」「積極的」教育に対する辛辣な批判

 社会教育の主体をどう形成するか
1762年 「エミール」「社会契約論」
  子供を悪しき社会状態から守るための消極教育
  思春期は第二の誕生

 成層をなす「大人」の記述の意味するもの
自分の子5人を次々と孤児院に棄てさせた父親・ルソーの
   懺悔
 → 自立した大人としてのエミール



◇デュルケーム 「教育と社会学」

 教育とは特定の社会が自らの存在条件を更新する手段

 社会学上の巨人

 教育理想教育内容は社会の創作である

 社会的分業の進行と国民共通の知識
   共通教育と専門教育

 教育
  ~ 特定の社会が自らの存在を誇示



◇ケイ「児童の世紀」

 矛盾と混乱を内包した児童中心主義の先駆者 

 新教育運動に格好のスローガンを提示  

 児童中心主義と共存する優生学の論理

 子どもの権利を主張するパトスが含む混乱と現代
  - 来るべき100年をよく予言していた



◇ベンヤミン「1900年頃のベルリンの幼年時代」

「私と世界」の経験が孕む豊かな可能性を示唆 

 現代への眼差しを一新したベンヤミン 

 反ノスタルジーのみの世界