「同い年ものがたり」佐高信 作品社 2017年 ⑤ /「日本がわかる思想入門」長尾剛 新潮社 OH文庫 2000年 ⑫【再掲載 2018.6】

今日は3月5日、木曜日です。



今回は3月2日に続いて佐高信さんの
「“同い年”ものがたり」の紹介 5回目です。




出版社の案内には、


「人物が世代をつくり世代が歴史をつくる。生まれ年を見てみる
 と意外な人物が“同い年”だったりする。7つの世代、102
 人の著名人を取り上げ、著者の幅広い交流と味わい深い人間的
 考察から、激動の昭和という時代をつくった人物と世代が織り
 なす物語を描く。」


とあります。




今回は
「高度成長とサブカルチャー世代」
昭和27年《1952》年生まれの方々です。


現在73、74歳の方でしょうか。


本には、それぞれの方について詳しく書かれています。




もう一つ再掲載になりますが、長尾剛さんの
「日本がわかる思想入門」⑫を載せます。
読んでいるときは、日本の思想の大まかな流れをわかったよう
に感じましたが、今はこの要約で確かめて、さらに調べないと
はっきりしないようになっています。読書中、頭の働き方は大
きいと感じます。



時間がありましたら、

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にもお立ち寄り願います。




☆「同い年ものがたり」佐高信 作品社 2017年 ⑤

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◇高度成長とサブカルチャー世代 昭和27年《1952》年生まれ

 田中優子 (昭和27年《1952》年 1 月30日生まれ) 

   江戸ブームの一翼 法政大学総長



 松元ヒロ(昭和27年《1952》年10 月19日生まれ)  

おもしろいけれど絶対にテレビには出せない 毒



 田丸美寿々(昭和27年《1952》年 7 月 1日生まれ) 



四隅佳子(昭和27年《1952》年 13月 4日生まれ) 

吉田拓郎「結婚しようよ」 六文銭のボーカル



 中島みゆき(昭和27年《1952》年 12月23日生まれ) 

父親は医師 道内を転々 父が脳溢血→「時代」



 井筒和幸(昭和27年《1952》年12月13日生まれ) 



寺脇研(昭和27年《1952》年 7月13日生まれ)

三越で研修 脱偏差値の教育観



 小池小百合(昭和27年《1952》年 7月15日生まれ)

渡り鳥



 村上誠一郎(昭和27年《1952》年5月11日生まれ)

リベラル 自民党



 渡辺喜美(昭和27年《1952》年 3月17日生まれ)



村上龍(昭和27年《1952》年 2月19日生まれ)

武蔵野美術大学



 坂本龍一(昭和27年《1952》年 1月17日生まれ)

父は河出書房の名物編集者・坂本一亀











☆「日本がわかる思想入門」長尾剛 新潮社 OH文庫 2000年 ⑫【再掲載 2018.6】

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◇江戸時代における神道の見直し

<神道見直し気運>
 
□山崎暗斎(1618~1682)
   羅山以上の朱子学者

生真面目一本厳格主義 
     羅山の世渡り気に入らず

「敬」 
     自己抑制と君臣関係の徹底
  究極には唯一最上の存在を崇める

朱子学と神道の融合
    ~ 天皇に対する絶対崇拝

垂加神道 
     保科正之(会津藩)が暗斎のファン



□平田篤胤(1776~1843)
下級武士の子 
     貧しい日々に耐えながら学び続けた

夢の中で宣長に会い弟子入り
    - 神秘がかった性向

日本の神秘性を追求し主張するという
     「国学の宗教的側面」

古代日本の純粋な神道「復古神道」

「古事記」こじつけた読み方
    地球上のすべての文化圏にあって日本こそが唯一
      最上の神の国

「日本最優越論」神懸かり的国粋主義

    自国を絶対視する国粋主義は、日本においては天皇絶対
   服従に直結せざるを得ない
    = 国学が最も観念的に凝り固まった一つの例

   死後の世界「幽冥会」
     大国主命が主宰するところ
  死ぬことを不安に感じる必要はない

  「日本人は日本人の主体性である『大倭心』をしっかり固め
   なければならない。そのためには、死後の世界について知
   ることが第一である。」『霊能真柱』
   徹底した日本優越論
    → 尊皇攘夷運動の背景に




◇江戸期日本の常識-尊皇思想

□尊皇思想 
  = 日本は神が創った国であり、その神の子孫たる天皇は、
   すべての日本人を統べる存在である。天皇はすべての日
   本人に敬われなければならない。



□武家政権  
   天皇の権威を後ろ盾にして成り立っている

  いつの時代でも日本の支配層は、少なくとも建前ポーズと
   して朝廷(天皇)を敬うことが自らの政権の正当性を内外
   に示すことと直結する。

 「天皇が絶対的頂点」
     - 国学、江戸時代型神道(垂加神道、復古神道)



□水戸学派 
   藤田幽谷(1774~1826) 藤田東湖(1806~1855)

水戸学
     水戸藩公式の歴史学 水戸光圀「大日本史」

「支配者層の地位の肯定」を論証する内容

 尊皇思想
    - 徹底した排他思想

   → 日本人は徳川幕府のもとで一致団結する必要がある
     徳川家を守ることを目的とした政略的発想



□吉田松陰 
   長州藩 
     兵学師範の吉田家を継ぐ藩お抱えの軍学者

① 密航計画  
       失敗し長州で終生俘囚の身

② 朝廷幕府に何度も内政・外交・国防の意見書

<幕府と朝廷はパートナーシップ>
    → 幕府の現実逃避・問題先のばし

    → 一君万民の国家体制
    天皇を敬うことにおいて日本人すべてを平等とする
     = 身分制度の否定